山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第二章

鎌ヶ岳、長石尾根ルート。はじめてのコースなので、気をつけながら入る。出だし迷うと致命的だ。最初は川を越える。相方がジャンプした時、少々足をひねる。大丈夫そうだ。そして、早速出だしから迷う。左に行くところを右に巻いてしまった。

f:id:fujikixblog:20190218094026j:plain

どこもそうだが、尾根の登山道に入るまではどこからでも登れそうな雰囲気なので、15分ほどロスしてしまった。引き返したときに見つけた赤テープ、かなり最初から間違ってたようだ。正しい登山道に入った時の「そうだよね、こうだよね」という整備された道の安心感。いきなり藪こぎで、このまま山頂まで行くのかと、少々びびったところであった。

無事正しい登山道を見つけ、進んでいく。

f:id:fujikixblog:20190218094530j:plain

出だしは、やや勾配はキツく、尾根筋に出るまでは我慢の登り。でも雪は着いていないので登りやすい。いきなり筋肉と会話しなければならないが。

f:id:fujikixblog:20190218094601j:plain

暫く行くと鉄塔がある場所についた。こういうのがあると、ああ、もう登りは一旦終わりかなと思う。

f:id:fujikixblog:20190218095107j:plain

が、違った。まだまだ登りは続いた。

急勾配は、ある意味標高を稼げるので、「後が楽」と前向きに考えることにしている。だが、尾根道あるあるだが、稼いだ標高は、見晴らしと引き換えに、もう一度下るということを繰り返す。無念だ。地図を見る限り、今回もありそうだ。その点、谷ルートというのは、安定して延々と登るので、精神的には良いのかもしれない。

ちなみにこの登山道はトレッキングポールなどいらない。

f:id:fujikixblog:20190218095855j:plain

きつい上りを登り終えると、やっとこさ楽ちんな尾根筋に出た。

きっと、この時期、本来なら霧氷がきれいなのだろう道を進んでいく。

ガッツリ雪がついているかもしれないということで、ワカンも持ってきたのだが、もう、いらないことが確定した。

f:id:fujikixblog:20190218100132j:plain

今年は、どこも積雪が少ない。今少ないのだから、もう期待できない。

短い冬だった。。。

 

ここからは見晴らし抜群の道が続いていく。右手に御在所岳が見えている。

鎌ヶ岳は鈴鹿山脈セブンマウンテンと呼ばれる山の一つだ。

藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳御在所岳、雨乞岳、入道ケ岳、そして鎌ヶ岳だ。

鎌ヶ岳にはいくつもの尾根と谷があり、故に登山道も多い。今回は一番容易そうな登山道を選んだ。

f:id:fujikixblog:20190218102940j:plain

チェックポイントに着いた。

こういう標識があるということは、やはり、下って登るということを意味する。小さいことは気にしない勇気。

 

遠くに鎌の先が見えた。こういうのが嬉しい。

f:id:fujikixblog:20190218103136j:plain

立派な山容だ。

この辺からざれざれの花崗岩の道になる。どことなく六甲山ににている。同じ花崗岩質の山なのだろう。

f:id:fujikixblog:20190218103853j:plain

ちなみにズワイガニ松葉ガニとか、越前ガニとか言うのと同じで御影石とは花崗岩のご当地ネームで、六甲山の御影で採掘された花崗岩の事を言う。まさ土も花崗岩が細かくなった砂のことを言う。名前って不思議だ。

f:id:fujikixblog:20190218104258j:plain

目指す鎌ヶ岳も大きく見えてきた。

ところどころ、別の登山道と交わる場所がある。

f:id:fujikixblog:20190218104551j:plain

歩いていると、なかなかおもしろいものを発見した。

おそらく熊さんの爪痕。冬眠から覚めないでおくれと願った。

f:id:fujikixblog:20190218105054j:plain

登山道もしばらくすると、雪が積もってきた。標高が上がった証拠だ。嬉しい。ここからは、雪山かなと思ったが、ザレ場とツボ足の繰り返しとなった。

f:id:fujikixblog:20190218105148j:plain

f:id:fujikixblog:20190218105306j:plain

f:id:fujikixblog:20190218105324j:plain

次第に雪の斜面の回数が多くなってきたので、アイゼンを付けた。

大きな雪の斜面にでた。今回一番楽しそうだ。

f:id:fujikixblog:20190218105542j:plain

斜面は長く続き、斜度もちょっとある。

相方が、立木と戦っていたので、ロープを用意したが、頑張って登ってきた。

f:id:fujikixblog:20190218105719j:plain

ここを越えると、もう山頂だ。

後は尾根を進んでいくだけだ。

f:id:fujikixblog:20190218105947j:plain

最後の斜面のヤブを抜けていくと、鎌ヶ岳の山頂に着いた。

f:id:fujikixblog:20190218110048j:plain

f:id:fujikixblog:20190218110109j:plain

山頂は狭く、尖っている山であることが体感できる。

 

続く。

 

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第一章

四日市に向かうバスは大阪の梅田の端、スカイビルから出発する。ピンク色のWILLERという会社が運行している。初めて使う。

夜の10時過ぎの出発、そして着くのが4時半、なかなかスローペースの運行だ。距離が長いからではなく、大阪の終電と名古屋の始発に合わせたのだろう。そう、バスは四日市によって名古屋に着く。殆どの客は名古屋に行くのだろう。

スカイビルに行くための地下道は、なんだか短くなっている。昔は無限に続くと思っていたのだが、大人になるとそうでもない感覚、ではなくて大阪駅北ヤードの開発で、トンネル部分が半分以下になってしまっただけのことである。おとなになって大阪を離れ、たまたま帰ってきた人が、ここを通り、その人は素直に「ああ、昔は雪も積もったし、このトンネルもすごい長く感じたんだけどな、そうでもなかったな、ははははは。」というのかもしれない。

 

さて、スカイビルに着いた。バスはすでに待機している。バス停の近くにコンビニがある。バスの食料を買っていざ乗り込む。

荷物を下に入れて客席に入る。即座に靴を脱ぎ、リラックス体制に入る。なんてったって、もう深夜だ。良い人は寝る時間だ。

続々と乗客が入ってきた。満員だ。

何割かが団体客のようだ。嫌な予感しかしない。

賑やかな車内はまるで修学旅行の観光バスのようだ。大学生だろう、ナガシマスパーランドにでも行くのだろうか。あそこのプールに一回行ったことがある。ウォータースライダーがあって、ものすごく高い。落ちるときに、本来あるべき体重による背中と滑り台の摩擦が0になった感覚で、ふわっと浮いた。そのまま、シューッと落ちていった。あれは「落下」という現象だ。りんごと一緒だ。あれは、怖かった。

とか、話しているのであろうか、いっこうに賑やかさが収まらない。

バスはすでに発車している。「電灯が消えたら会話はお控えください」とアナウンスがあった。良かった。

、、、

、、、、

、、、、

全く効果なし。今の彼らにそんな遠回りな言葉は軽くスルーされるのだ。

わかる、わかるよ、その気持ち、、だが

「えーっと、面白い話はいいんですが、もっと音量を下げてもらっていいですか?」

と、振り向いて後ろの乗客に提案した。小声で。

それを機に、バス全体が静かになった。なぜだろう。

とにかく、無事、乗客全員がバスで就寝できることとなった。

何箇所かバスは停車し、時間を潰していた。

ないだろうか?目を覚ましたら、バスがSAで停車して休憩していて、さらに目を覚ましたら、まだ同じ場所にいるときのなんとも言えない切なさ。

いや、到着しましたと深夜2時に放り出されるよりもマシだ。

そんな気遣いのおかげで、私達は無事、四日市に着くことができた。

ここで降りたのは私達だけであった。

 

f:id:fujikixblog:20190217110258j:plain

三重県四日市、名前はよく聞くし仕事でも何度か来たことがある。

近鉄とJRの駅がある大きな街である。とりあえずまだ4時半だ。ここから近鉄電車で山の方にトコトコ進む。それがまだまだ先の時刻なので、とりあえず、時間つぶしをしなければならない。こういう時、ぱっと入った店でベストなお店であってほしい、が、そういうことはめったにない。と思っているから、なかなか適当なお店が決まらない。5時で終わるという店が多かった。ようやく一軒のやる気のないラーメン屋を見つけた。朝からラーメンとは、これ如何なものか、とも思いつつも、意外と欲している胃袋が店のドアを開けさせた。

多国籍な店員さんたちが迎えてくれた。様々なラーメンがあるが、胃腸に気を使い、あっさりなラーメンを注文した。

意外とうまかった。

f:id:fujikixblog:20190217110652j:plain

ここで、しばらく時間を潰させてもよいのかな?と思って周りを見ると、ガッツリ客だけでなく、店員も寝てたので、気兼ねなくここにいることにした。

 

とはいえ、そんなに居ても申し訳ないので、いい感じのころに出た。

相方がイートインなるものができるファミリーマートを見つけてくれた。そこで気がついたのだが、四日市駅周辺はファミリーマートだらけだ。いたるところ、水色と黄緑だ。どういうことだろう。経営者が同じなのか、不思議な街、FOUR DAYS TOWN。

数ある中からイートインファミマを見つけ、コーヒーを頂きつつ、更に時間をつぶした。

ついでに外で湯を沸かし、サーモスに注いだ。

f:id:fujikixblog:20190217110617j:plain

湯の山温泉からバスが運行しているのだが、その始発が遅い。なので、タクシーで向かうこととした。タクシー会社は一社だけで、「尾高タクシー」だけだ。

電話番号は059-396-0108

ここにかけて予約をするのだが、7時からの営業、さらに配車数が少ないようで、7時半とかになるようだった。

いったん、落ち着いて考えた。バスの時間は8時半、、、

プランBは存在しなかったので、あらためて尾高様にお願いした。

一応、少し早く着いておこうということで、電車に乗り込んだ。

進行方向に鈴鹿の山々が見える。ワクワクタイムだ。

雪も多少ある。天気はスカッとはしないが、大荒れでもないので、良しとしよう。

電車に揺られ、無事湯の山温泉駅についた。

文字通り、温泉の街の起点であるが、ここからさらに山に入らないと温泉地、そして御在所岳にはたどり着かない。

ここでタクシーが来るのを待つ。

ところが、すでにタクシー乗り場に、一台タクシーが停まっていた。まだ30分も早い。

なんという幸運、早速運転手さんに事情を説明し、乗せてもらうことに。もちろん尾高タクシーということは確認済みだ。

運転手さんはよく知っているようで、私達が行く山と、登山口を伝えると、まかせなさい、みなまで言うなと言わんばかりに、ハンドルを握った。

 

今日は鎌ヶ岳を長石尾根を通って登り、ピストンで帰って来る予定だ。

 

タクシーはピタッと長石谷の登山口に止まった。すばらしい。

 

f:id:fujikixblog:20190217110327j:plain

準備を整え、いざ、私達は鎌ヶ岳に向かった。

f:id:fujikixblog:20190217110154j:plain

 

 

 

 

 

 

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳 序章

相変わらず寒さの無い1月末、私は今度の2月の連休は長野県などの遠くの山に行く予定を立てていた。

どこへ行こうか。八ヶ岳を目指すのも良いし、唐松岳方面も魅力的だ。今ならまだバスの席も空いている。

八ヶ岳は前回同様、茅野までの高速バスを使う。唐松岳方面はスキー用のバスが出ている。

http://snowmagic.alpico.co.jp

 

別プランで西穂高独標という案もある。しかし西穂高は、交通のアクセスが微妙に悪い。いい夜行バスがないのだ。

高山までの直行バスを使うと、ロープウェイの上に着くのは、夕方近くになってしまう。何年か前まで新穂高直行のバスがあったらしいのだが、もうない。

色々調べていくうちに、なんとか岐阜からのアクセスならば昼ぐらいに着ける事が分かった。まず夜行バスで岐阜まで行き、そこから高山までのバスに乗る。そして早めの時間に新穂高に着ける。なんだかサスペンスドラマのアリバイみたいなプランだが、とにかく無事、西穂山荘泊まりというプランも立てれた。

それから数日経った。天気の具合を見つつ、と、うだうだしていると、なんと各方面のバスがどんどん埋まってしまっている。結局のところ、西穂高のみが空いていた。

私としては1番良いプランだったので、採用していいか相方に提案した。

独標までは岩場の登り降りがあるので少し大変だが、確実に足を置いて行けば大丈夫なはずだ。相方も行けるところまでは、状況をみて判断しながら進みたいと言ってくれた。無理は禁物だ。

というわけで、早速予約手配、その後無事、複雑な手配を終えた。荷物等の出発の準備をして当日を待った。

最初天気はA判定だったが、その後、目まぐるしく変わる天気予報の値が高い確率でC判定となってきた。西穂高は、ロープウェイである程度登ったあと、1時間ほど登り、そこから稜線を歩いて進む登山道だ。稜線が吹雪だったならば、前回の木曽駒ヶ岳伊吹山の比ではない。3000メートルの高地、偏西風の吹き溜まりの影響をまともに受け、世界に誇る風の強さだ。

 

迷った。

 

迷うくらいだから諦めた。

 

ここは素直に次回に繰越しという事で、他のプランを考えた。

 

天気がさほど悪くなく、かつ楽しめる場所。できれば関西を抜け出したい。

 

鈴鹿山脈に「鎌ヶ岳」という山がある。鎌の形をしてるからなのか。綿向山から見えるぽこっと尖った山、隣に御在所岳がそびえる。

ここに日帰りで行く事にした。

前回の御在所岳は朝イチの近鉄特急で行ったのだが、登り始めが結構遅くなってしまった。

今回は四日市まで深夜バスで行き、そこから早めの電車で湯の山温泉を目指す事にした。

鎌ヶ岳は長い尾根か谷を登って最後は激坂を登って頂上にたつ。どのルートで行くかも楽しみながらプランを立てたい。

ふと思い出した。

連休なので、一泊して御在所岳も登ったらどうか?

名案だ。2019年一番の名案だ。ただ、この直前で宿があるかどうかだ。

 

神はいた。

 

宿が残り数部屋という段階で見事にヒット。即予約。晩御飯は付いていないが、それはまたどうにかしよう。

 

こうして私たちは鎌ヶ岳と御在所岳の準備を始めた。その翌日だっただろうか、西穂高岳で滑落死亡事故が発生した。ニュースで知った時、あっちに行くことにしなくて良かったと思った。知った上であっちに行っていたとしたら、冷静に足運びできただろうか?そして、その後も木曽駒ヶ岳の宝剣岳でも滑落死亡事故が相次いだ。今年は暖冬で氷が溶け、カチコチのアイスバーンになっている。固く凍ってしまった氷壁に対峙する充分な技量と、常に安定して歩行する集中力を持たなければならないと思った。厳冬期、厳しい環境の山に行くのはそれからでも遅くはないだろう。 

 

もしかしたら、ここ数日誰も入っていないかも知らないので、一応ワカンを準備、ご飯は鎌ヶ岳は山頂で、二日目の御在所岳は山頂のレストランで食べることにした。アイゼン、チェーンスパイク、ピッケル、ロープ、ツェルト、ライト、ヘルメット、ハーネス、地図、コンパスを準備した。

 

というわけで、鈴鹿山脈の鎌ヶ岳&御在所岳に私たちは出発するのであった。

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

権現山から蓬莱山 雪の縦走 その2

ここからは、右手に琵琶湖を見ながらの素晴らしいお散歩トレッキングだ。

前回の雪山蓬莱山も青空だった。今回も。その記憶と経験が、このトレッキングをそう思わさせてるのだろう。もし、去年の雪山登山と今回が吹雪の登山ならば、さぞ厳しい登山コースという記憶になっていただろう。ラッキーが続いている。次回も気を引き締めて挑みたい。そういえば、夏は霧だった。忘れてた。

f:id:fujikixblog:20190214094728j:plain

ここからはなだらかな尾根なので早速ワカンをつける。アイゼンを付けたままのワカンは付けにくい。ほんとはもう少し長いワカンが正解なのだろうが、私のは小ぶりで前爪ギリギリのサイズだ。

f:id:fujikixblog:20190214094754j:plain

眩しい光を浴びてトレッキング。ワカンは沈み込みも浅く歩きやすい。大正解だ。追い越す人、すれ違う人達は皆ワカンかスノーシューを履いている。確かに何も付けてない相方はしんどそうだ。

f:id:fujikixblog:20190214095237j:plain



ひと山越えたところで私のワカンを授けてみた。その後、相方は今までにない爆走ぶりを発揮し、どんどん進んでいった。

一方で私は、宇宙に放たれた地上用のザクのように雪に溺れるのであった。「あのザクIIは地上仕様のJ型なんです!溺れているんです」オリバーさん。

 

f:id:fujikixblog:20190214094538j:plain

と、ラッセルを楽しみながら、林の中を抜けていくと、峠に出た。

小女郎峠という場所で、登山道がクロスしている。西には池があり、冬は凍っているのか雪の広場になっている。この写真の右下に、1人、登山者がいる。彼はこれからこの激坂を登るのだろう。ファイト!

f:id:fujikixblog:20190214095443j:plain



その池の広場で少し早いが昼食を取ることにした。

まだほとんど誰も歩いていないので、モフモフと雪をかき分けて歩く。

池のある場所の辺りには他の登山客もいて賑やかだ。皆ご飯を食べている。

ザックを下ろし、足場を掘って腰掛けを作った。

お昼はやっぱりカップラーメン、そろそろ日清から表彰されてもいい。

 

f:id:fujikixblog:20190214095025j:plain

サーモスのお湯を沸かし直して熱々の熱湯を注ぐ。

サーモスは保温性が高く、これだけでも充分カップラーメンは作れるのだが、さらなる高みを目指し、バーナーで再沸騰させる。ガスバーナーは常に持っているので使わない手はない。

 

 

コンビニで買ったおにぎりが変形しているので握り直す。冷たいので3分の間、蓋の上で温める。3分後、カップラーメンをいただく。相変わらず美味い。毎度毎度の大絶賛。

コカ・コーラも飲む。うまい。思春期の食卓のようだが、なるほど納得の組み合わせだ。元気もりもり。

 

f:id:fujikixblog:20190214100116j:plain

池の向こうになだらかな丘がある。

相方のヒップソリを借りて、滑り降りることを試みた。

無駄にラッセルして丘に登った。

無駄だった。

雪はフカフカで滑るとすぐに雪が前にたまってソリが止まってしまう。

何度か試したが、一向に進まない。

諦めた。

 

子供達が沢山来た。リーダーのガイドさんが色々楽しそうに、説明してる。

後で調べると阪急のちびっ子用スノーハイクの集いだった。やるな、阪急。

 

さてここからは、もう蓬莱山に行ってロープウェイで降りるだけだ。

反則技のロープウェイを使う。いや、地元にお金を落とすという大義名分のもと、今回のスケジュールは組まれた。

ここからは、広い尾根を登ってすぐに到着するはずだ。

蓬莱山の山頂はスキー場なので、山頂がゴールとなる。

私達は賑やかなゴールに向かって歩いていった。

f:id:fujikixblog:20190214095549j:plain


風はほんとになく、青空、これ以上ない天気だ。今日は周辺のどの山でも心地よい登山をしていることだろう。貴重な日をしっかり味わおう。

 

f:id:fujikixblog:20190214100224j:plain

最後の登りに差し掛かる。ここはもう笑顔で全力で登るだけだ。

 

到着。

振り返ると琵琶湖の美しい姿が目に入る。

 

記念写真を撮って、下山?をする。

f:id:fujikixblog:20190214100014j:plain

スキー場の脇を歩いて降りていく。

スキーヤースノーボーダーが滑り降りている。うらやましい。そういえば、今回の登山中もスキーを持って登ってバックカントリーをして楽しんでいる登山者がいた。あれが一番羨ましい。スキーのできない私は、ただひたすらに歩く。

 

ネットのフェンスの向こうで楽しげに滑る彼らとは対象的に、雪庇におののきながら登山者は分け与えられた細い尾根を歩く。

雪庇が割れている。恐ろしい。

f:id:fujikixblog:20190214101722j:plain


 

リフトの横を登ってロープウェイ乗り場に着いた。

相方がヒップソリをしたいという、すみっこで軽く滑った。

スキーエリアでは禁止らしいので、堂々とできるキッズエリアに行った。

だが、有料ということで、今回はその金額をオープンしたレストランでビールに使った。

なんという贅沢空間。オサレアイスあります。

f:id:fujikixblog:20190214102106j:plain

9割スキーヤーの中、美味しくビールを頂く。

たまらん。

行動食の柿ピーは今回もビールのアテとなった。

 

f:id:fujikixblog:20190214102139j:plain

ひとしきり、観光気分を味わった後、ロープウェイに乗る。

通常下で往復切符を買うので上には特に売り場はない。

売店の人とかに聞くところ、ようやくわかった。

最前線に監視室があり、中の係の人に言っら、チケットを出してくれた。

 

ロープウェイは、すごい速かった。ものの5分で麓に着いた。恐るべし。

駅行きのバスが到着している。発車寸前の時刻なので、やや急いだ。

バスに向かって何度走ってきただろうか。「バスを見たら走れ」と死んだおじいちゃんが言ってたような気にさえなる。

無事、バスに乗り、登山を終えた。

下山が機械だとやや尻すぼみになる登山、今度、たっぷり雪が積もった年は歩いて降りよう。

 

後日、相方がワカンを買ったのはいうまでもない。

 

 

f:id:fujikixblog:20190214102229j:plain

 

おしまい。

 

次回は鈴鹿の登山。 

 

 

 

 

 

 

権現山から蓬莱山 雪の縦走 その1

今回の登山は、琵琶湖を見下ろしながら楽しく縦走できる権現山から入り、蓬莱山へトレッキングするコース。昨年も行ったのだが、今年も楽しく歩きたいと思う。

ここへのアクセス方法は2つあり、一つは山の西部の「平」(だいら)からアラキ峠を経由して権現山に入るコースと、反対の琵琶湖側から栗原地区の道を通って「ズコノバン」を経由して権現山に入るコースがある。今回は後者のコースで入ることにした。

ここまでのアクセスも容易で、JR和邇駅(わに)からタクシーで栗原の林道まで行ってもらえる。ただし、途中で路面が凍るので、そこまでとなる。

 

私達は、例によって早朝、大阪駅にいた。もう、週末の恒例行事だ。まだ暗い街を抜けて、大阪駅に着いた。

本日は晴天なり、天気予報は無風の快晴と出ている。前回の伊吹山とは打って変わっての登山日和である。あとは、雪があるかどうかだ。琵琶湖の北西に位置する比良山系は地理的に標高のわりには積雪が多くスキー場もある。インスタグラム等でも充分な積雪があるようだ。

今回は、アイゼンの他にワカンも持ってきた。このルート、もしかしたらだが、トレースがあまりないかもしれないので念のために持ってきた。

ワカンとは、日本独自の雪山装備で西洋のスノーシューとは用途が若干違うように思う。ワカンは軽く、コンパクトなので、斜面が登りやすく、複雑な木立の間も歩きやすい。そのかわり、面積が少ないのでスノーシューよりは浮かない。スノーシューは、幅広短めのスキー板に滑り止めの歯をつけたようなもので、重い割にかなり浮力がある。大平原や、ゆるい斜面ではうってつけだが、急斜面を登るのは先が埋まりやすいし、木立をかわすのも、難しくなる。長所短所あるので、毎回迷うのだが、今回はワカンにした。

相方はまだワカンを持ってないので、二人で一つだ。嫌な予感しかしない。

 

和邇駅にはコンビニ等がないのですべてのものを出発前に準備しておく必要がある。

GoogleMapsで駅上空の写真を見て意外と都会だなと思って泣きを見たことが何回あっただろうか。駅前によくある「○○スーパー」も信じてはいけない。たいていまだ開いていない。

京都駅で乗り換え湖西線和邇駅に向かう。琵琶湖の向こうに朝焼けが見える。この光景は毎回思うがほんとに美しい。これが山頂でいつか見れたらなと思う。車内には数人、登山客が乗っていた。他の駅でも降りて比良に向かえるので同じ登山口とは限らない。ちなみに「平」に冬季行くには、「堅田」という駅で降りてバスで向かうことができる。注意したいのは、出町柳からのバスは冬季は運行していないので、この堅田からのバスのみが登山口に行くバスだ。

 

和邇駅についた。ここですべての装備をチェックして、ゲーターまで付けておく。

その間にタクシーを呼んでおく。5分ぐらいで来てくれた。タクシーのドライバーさんも慣れていて「権現山に行くので栗原地区の奥、行けるところまで」といえば問題ない。

f:id:fujikixblog:20190212114132j:plain

私達をのせたタクシーは集落を抜け、山道に入っていった。斜面をのぼると次第に雪をまとった草木が現れた。タクシーは去年と同じ場所で止まった。ここから先はびっしり路面が凍っていた。料金は2000円しないぐらいだった。ありがとう。

f:id:fujikixblog:20190212114214j:plain

ここでチェーンスパイクを付ける。愛すべきチェーンスパイク。もうこれなしでは生きていけない。雪深くなると全く効果はないが、凍った登山道や雪の浅い道などでは抜群の走破性能だ。タミヤでいうと、グラスホッパーからホットショットに替えたくらい違う。知らんけど。

ガリガリと凍った路面に歯が刺さる感じが心地よい。暫く歩くと、登山口に着く。一応ポストがあり、登山届を入れれる。私は毎回「コンパス」というネットサービスで登山届を出しているので、スルーする。

f:id:fujikixblog:20190212114740j:plain

陽の光を浴びながら雪道を進んでいく。青空に反射して雪の影は青い。これを見るだけで落ち着く。幸せだ。雪に埋もれた道を登っていく。

f:id:fujikixblog:20190212114312j:plain

トレースのような轍がある。何人か通った跡だ。ありがたい。「あと」を意味する漢字は「跡」の他に「後」という字もある。が、語源は一緒のような気がする。人が通った後ろに「あと」が残るのだ。雪山では人以外のトレースもある。なんともかわいらしい。

 

暫く行くと、山の中に入る道となる。ここからはアイゼンに履き替えて登る。もう少しチェーンスパイクでも良いのだが、「もうここからはアイゼンでないと無理」という場所はたいてい雪深く、斜面が急だ。だからアイゼンに履き替えたくなるのだ。だが、そこで荷をおろしてアイゼンを出して履くとなると、少しばかり手間取ってしまう。そういう練習も必要だが、それは今日ではない。

傾斜は急になり、雪深くなってきた。とっとと取り替えて正解だ。

トレースはあるので登りやすい。天気も良い。心躍る、心でサンバカーニバルだ。たまに見える青空と山頂部がこのコースのいいところだ。目標が見えるのは健康に良い。

斜面は次第にどんどん急になる。踏ん張りどころは山頂まで続く。心地よい疲れだ。

気温はほどよいので暑い。どんどん薄着になっていく。

f:id:fujikixblog:20190212114421j:plain

開けた場所に出た。ここを登ると権現山、そしてあとは稜線歩きが待っていく。夏休みの宿題も早めに終わらせたらあとは楽だ、そういった経験はまったくないが。

f:id:fujikixblog:20190212114501j:plain

ところで話は変わるが、左右対称の名前は縁起が良い、と聞いたことがある。

漢字で左右対称の名前のことだろうが、カタカナに直しても左右対称の名前はあるのだろうか、少し考えてみた。

可能性としてはエキニハヘホ、キは許す範囲だ。

漢字になおして、名前っぽいのはあるだろうか。

「日来 木平画」と書いて「二キ キヘエ」でどうだろうか。

閑話休題、最後の上りをクリアし、無事権現山山頂に、とりあえず着いた。

f:id:fujikixblog:20190212114614j:plain

なんという見晴らしの良さ。素晴らしい。

琵琶湖が琵琶湖の形で見えている。

空は青く、雪は白い。

f:id:fujikixblog:20190212114642j:plain

 つづく

 

 

 

 

伊吹山 冬の装い 後編

昼食をのんびりとったので、結構いい時間になった。

外に出ると、風はそうでもないタイミング。山頂に向けて出発。と思ったが、風は吹いたり止まったりで、吹雪いた時は結構寒い。

ここからは斜面が急になってくるので、夏道はつづら折りの道だが、まっすぐ登ることも可能だ。

先行している組が通った道をトレースし登っていく。新雪がどんどん降り注いでいるので、トレースにふわっとした雪がつもり消えやすい。

そういえば、ここに来る途中、コンタクトレンズが途中でとれてしまい、予備のをつけようよしたところ、風で吹っ飛んだ。さらなる予備も吹っ飛んでしまい、しばらく裸眼で登っていた。先程の避難小屋に入ったとき、エマージェンシーキットの中にもう一組コンタクトレンズを入れているのを思い出し、事なきを得た。コンタクトレンズは、風に弱い。勉強になった。

 

しばらく登っていくと、どうやら相方がペースにおいつかなくなってきた。確かに急で、雪深いので歩きにくい。視界も悪いのでゆっくりと登っていく。ところどころ岩場がまだあるのでワカンを付けるという事もできない。がんばって歩いてもらおう。

随時休憩をしつつ、ゆっくり登っていく。

f:id:fujikixblog:20190211090230j:plain

本ルートではないので、何合目とかの看板はない。高度的にはもう少しのはずだ。

と思っていたら、うっすら山頂の稜線が見えてきた。それにしても結構な吹雪だ。

とりあえず、稜線まで上り詰める。相方も頑張っている。

 

f:id:fujikixblog:20190213161836j:plain



稜線に着いた。

ここから水平に東に進むとヤマトタケルノミコト像のある山頂部分に着く。

 

時計を見る。

ここから山頂部まで行き、帰ってくるまで、まだけっこう時間がかかる。

視界はゼロ。吹雪はますます強くなるだろう。

ここでタイムリミットとした。

まだ下山が残っている。視界不良の中でも、伊吹山は大丈夫だろうが、この「だろう」が良くない。

今回は、ここが私達の頂上とし、引き返すことにした。

当然先行者は皆、山頂まで行っているのだが、だからといって進む理由にはならない。

下山は時間もかからないだろうが、急激な寒波が来ている今日、早めの下山が美味しいビールへの王道であろう。

私達は握手を交わし、下山した。

 

f:id:fujikixblog:20190213161912j:plain



相方のゴーグルが曇って使い物にならなくなった。私のゴーグルは電熱ヒーターが付いているので決して曇らない。ABOMというメーカーのゴーグルだ。これを相方にわたし、更に降りていく。

 

f:id:fujikixblog:20190213162043j:plain

避難小屋まで降りてきた。まだ登って来る人達もいる。どうかご無事でと祈るばかりだが、きっと熟練者なのだろう、彼らにとってこれぐらいの吹雪など、そよ風だ。

往く人来る人、そして私達、結構な確率でテムレスの手袋をしている。さすが安くて良い品。ただし、アイゼンやピッケル等で穴が空きやすそうなので、絶対に予備のグローブは必要だ。あくまで魚市場の人たちのための道具だ。

このブルーバージョンの他に、なんと、登山者にもマッチするブラックバージョンが出た。ほとんど市場にないのだが、相方が、在庫が僅かにある店を発見して、わたしのもゲットしてくれた。感謝感激。

 

ここまで降りると、風も落ち着いてくるのがいつもなのだが、今回はそうはならないようだ。依然として大玉の雪が降り続いている。明らかに上りの時よりも積雪が増している。往復で2時間半ぐらいなのにこんなに積もるとは、おそるべし伊吹山

私達は、降り注ぐ雪の中、黙々と降りていった。

無事、4合目付近まで降りてきた。ここまで降りると後は樹林帯に入っていくことが増すので、風が吹いても雪が降ってもあまり関係ない。

行きで苦労した道も雪が積もってなんとなく歩きやすい。

相変わらずチェーンスパイクはダマになるが、蹴り飛ばす。

一合目の上に大きな広場の斜面がある。

相方が持ってきたヒップソリ、どうしても試したいらしく、すべってみたが、全く進まない。

しっかり圧雪された斜面でないと滑らないのであろう。次回に持ち越し。

 

ここから、杉林を降りていく道以外にも実は下山道がある。アスファルトの道があるのだ。車道なので、勾配は緩やかなぶん、距離は長い。今回はこちらを通って下山することにした。足の負担にも泥汚れにも効果的だ。

雪が相変わらずひどい。上はどうなっているのだろうか。さんざん追い越されたのでそんなに上に残ってないはずだが、それでもいるだろう、頑張れツワモノ。

 

初めて通るこのアスファルト道、意外と長かった。次使うか躊躇するほど。

途中に廃止されたロープウェイ乗り場があった。流行っていた頃があったんだろうな。全国どこもロープウェイやケーブルカーの跡地がある。海外旅行がまだ憧れだった時代なのか、こういった地方の国内観光の衰退、少し悲しい。最近は海外からの旅行客が、東京を避け、地方の観光地にくるのだが、ここも、もう少し踏ん張っていてくれてたら、伊吹山ロープウェイに海外観光客が押し寄せていたかもしれない。

 

さて、やっとこさ登山口に帰ってきた。

雪のために、すでに暗い。時間は夕方なのだが、暗い。

f:id:fujikixblog:20190213161952j:plain



片付けをして、少し待ってちょうどいい時間にバスが来た。

バスは吹雪の中、私達を駅へと運んでくれた。

 

駅に着く。すっかり暗くなっていた。

 

まるで北国の冬のような光景におののきながら、私達は大阪へと帰っていった。

 

f:id:fujikixblog:20190211085911j:plain

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

伊吹山 冬の装い 前編

伊吹山 1377m 日本百名山のひとつ

その頂にはヤマトタケルノミコトが祀られている、神々の山。

定期的に訪れるようになって、何回目だろうか。

今回も、天候は良くないが登ることにした。前回登ったときにはほとんど雪はなかったが、今回はどうだろう。多少は冬らしくなっただろうか。流石に去年ほどは積もらないのがもう確定してるのだが、今年も、雪には、伊吹山らしい真っ白な斜面を作って欲しい。

 

例によって5時に出発。電車に揺られて、近江長岡駅に向かう。

今回は、ワカンを持ってきたが、新雪でフカフカな感じはしないので、今回は使わずじまいかもしれない。昨年はスキー板を担いでる人がいたぐらいなのに。

f:id:fujikixblog:20190207224550j:plain
 

大阪から伊吹山に行く交通手段は

大阪駅から新快速、快速に乗って米原駅へ、そこからJR東海に乗り換えて近江長岡駅へ。注意したいのは、米原で鉄道会社が西日本から東海に変わるので切符のやりくりがめんどくさいことだ。ICOCAでチェックアウトはできない。ICOCAで入った場合は、ICOCAをとりあえず使わなかったことにして、そこまでの料金を現金で払う。そして帰りに、下車する駅、大阪駅であらためてICOCAを無効化してもらわないといけない。

一番簡単なのは、大阪で乗車するときに、米原までの切符を買って、近江長岡駅で追加精算をすることだ。

電車を降りると、目の前に伊吹山が見える。上の方は真っ白に雪化粧されている。

話は変わるが、大阪名物「月化粧」は薄い黄色のサラッとした表面のお饅頭らしいのだが、本来ならば、ボコボコの穴だらけの表面が正しい「月化粧」だと思うのだ。

 

f:id:fujikixblog:20190207225337j:plain

そこからバスで伊吹登山口へ向かう。ほぼ乗客全員が登山客なので、まるで登山バスだ。休日にしてはやや少ないだろうか。天気があまりよろしくないからだろうか。

 

f:id:fujikixblog:20190208134713j:plain




10分ほどで登山口に着き、下車する。装備を整える。どのへんから凍っているかわからないので、最初からチェーンスパイクを付ける。まだここはさらっとしか雪はなく、冬らしくないいつもの今季の冬という感じだ。だが、今日は後半から崩れてくるということで、あらゆる天候の対応を心がけたほうが良いだろう。

 

スタート地点から1合目までは植林された杉林を登る。ここが一番足場が悪い。急ではないのだが、浮いた石が多く、足を取られやすい。だいたい帰りで足をくじくのもここだ。足元は滑りやすいと思ったが、まだ雪は着いていないのか、乾いていたのが幸いだ。

何回か切り返しながら上がっていくと、やがて一合目に着いた。恒例、ここで一枚脱ぐ。思ったより暑い。ここからもまだ気温は下がりそうにないので、冬のマラソン大会のようにやや薄着になっても寒くない。

ここからは杉林ではなく、整備された山道を登っていく。影のところは少し雪がついている。だが、殆どは土なので、それが団子状になってチェーンスパイクに付いてしまう。まるで平安時代か何かの履物のようにかさ増しの上げ底の履物になってしまう。それを日向小次郎なみのタイガーショットで飛ばしていくのだ。ダッシュダッシュダッシュ、キックandダッシュだ。

f:id:fujikixblog:20190207225533j:plain

サッカーの練習を繰り返しながら登っていくと、やっと「冬」になってきた。足元が雪に覆われてきた。見晴らしの良い場所に出る、伊吹山の全容が見える場所だ。がしかし、吹雪で隠れている。

f:id:fujikixblog:20190208134743j:plain



トイレのある東屋に着いた。が、冬季はトイレは使えない。この伊吹山で使えるトイレはここからはない。

そういえば雪が結構積もってきている。ここでアイゼンに付け替える。まだいいかなというぐらいで、装着している方が、いざとなってへんてこな場所で荷物をおいて付けるのより、良い。と思う。

次第に風が増してきた。雪もけっこう降っている。ここで撤退している人達もいる。

私達も無理せず行こうということにして、とりあえず上の避難小屋まで行ってみようということになった。時間はあまりかけれない。天気は崩れる方向にある。まってても仕方がない。私達は進んだ。最近は多いのか、このへんでも外国からの登山客がいた。なかなかマニアックだ。あと、彼らはやたら元気だ。

 

f:id:fujikixblog:20190208134815j:plain



ここからはほぼ直登の気持ちで登っていける。一応つづら折りなのだが、夏は行っても仕方がないショートカットが冬は有効だ。

風は強く、雪は深くなっていく。いいぞいいぞ。

f:id:fujikixblog:20190208134846j:plain



避難小屋まで着いた。ここに入るのは実は初めてだ。

アイゼン、靴を脱いで入らないといけない。きれいなお部屋だ。山頂ではタッチ・アンド・ゴーで降りてくるだろうから、ここで早めの昼ごはんとする。

カップラーメンを作ってすすった。相変わらず涙がでるほどうまい。万平さんばんざい。

窓ごしの外の様子は、猛吹雪だ。実際外に出るとそうでもないのだが、窓ごしは、3倍強く見えるから不思議だ。

少し待って、天候が落ち着いてきたので、出発することになった。

 

つづく