山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

雪山

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その2

美濃戸行きのバス待ちの間、商店が立ち並んでいたので散策をする、こういった場所にはなかなか面白いものがある。 前回 www.yamakamera.com お笑い芸人に似ている。 そういえば、旅立ちの前に仕事で知り合った人が、たまたま茅野市の人だった。ここぞとばか…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その1

大阪から八ヶ岳に公共交通機関で 週末は近場でどこか行こうかなと、企んでいた。 しかし、連休、そして天気も良い、そしてまだ関西には雪がないということで、急遽目的地を変更することにした。 年始に木曽駒ヶ岳にいったところではあるが、この良い時期をの…

2019年 新年 山は吹雪の木曽駒ヶ岳 その10

温かい宝剣山荘 極寒の登山から宝剣山荘に帰ってきて待っていたのは、やっぱりあたたかいご飯だ。 元旦の夕食、その食卓は昨日とは違い閑散としている。私たちを含め、3組くらいしかいない。ほとんどの人が一泊のみで下山したのだ。まあ、そりゃそうだ。私達…

2019年 新年の登山は木曽駒ヶ岳 その9

元旦の朝食@宝剣山荘 有り難い朝ごはんを食べ終える。もう一泊するのだが、一旦チェックアウト。ここ宝剣山荘はそういうシステムらしい。今日は午前中伊那前岳にいって、午後からもう一度木曽駒ヶ岳に登る予定だ。 宝剣山荘は中での自炊は禁止されている。…

2018年から2019年へ 年末年始は木曽駒ヶ岳 その8

2018年 大晦日 19時 私達は布団で寝ていた。8時消灯。こんな大晦日があってもいいのかもしれない。 寝不足で明日、調子が悪くなっては元も子もない。睡眠は明日への貯金だ、と偉い人が言ったとか言わなかったとか。 でも、ひっそりとでも年越しの乾杯をしよ…

2018年 年末年始は木曽駒ヶ岳 その7

木曽駒ケ岳から山荘へ 木曽駒ヶ岳、そこはロープウェイを降り、千畳敷カールから出発して、約2時間で来れる山。千畳敷からならば日帰りでピストンも容易にできる。ショートコースにもかかわらず眺望も良く満足度は高い。おまけに宝剣岳や伊那前岳もあり、何…

2018年 年末年始は木曽駒ヶ岳 その6 山でのドローンの許可申請についても。

再度、出動 ダウンジャケット、サーモスにお湯、そして行動食、などをザックに入れて、出発。あと、カメラとドローンも。 ダウンは勢いで買ったマムートのブロードピーク。スリムだが、あったかい。オーバージャケットの下に着ても着ぶくれしない。 ドローン…

2018年 年末年始は木曽駒ヶ岳 その5

気温は低いが風がない。天気も快晴。最高だ。 眼の前にはネットで見たことある最高の千畳敷カールの写真と同じ光景が広がっている。 ここはすでに2600メートル、頂上まで300メートルほど登るだけで到着してしまう。ひどく疲れたり、空腹で動けなくなったりは…

2018年 年末年始は木曽駒ヶ岳  その4

12/31の朝、夜明けから青空に恵まれた。 天気予報も晴れ、今日は間違いなくいい天気だ。 ホテルで朝食を食べる。ビジネスホテルなので、よくあるバイキング方式だ。 食堂には他にも宿泊客が大勢いた。半数以上が登山装備の姿をしている。なるほど、よかった…

年末年始は木曽駒ヶ岳 その3

ラーメン屋「幸楽苑」、その名は有名なドラマの中で出てきそうな名前のラーメン屋だが、どうだろう? 実は「幸楽苑」の看板を発見した直後にCIA並みの調査能力で私たちは裏どりをしていた。全国に500店舗を持つ大型ラーメンチェーン店だが、私たちには初めて…

年末年始は木曽駒ヶ岳 その2

大阪を出発したバスは、私たち乗客を乗せて長野県に向かっていた。 この時間のバスはどうやら電灯を消さないようだ。終始まばゆい電灯の光が天井から注いでいたので、私はドスンと寝ることも出来ず、寝たり起きたりの仮眠をしながらバスに揺られていた。 前…

年末年始は木曽駒ヶ岳 その1

冬季年末年始営業の宝剣山荘へ 冬季に入り閉じてしまう山小屋でも、年末年始だけ特別にオープンする山小屋がいくつかある。 今回はそれを利用して年末から年始にかけて冬の木曽駒ヶ岳登山をする事と相成った。 候補は他にも、西穂山荘、燕山荘とあったが、大…

お手軽登山のススメ

「山って素敵ですよね、でも体力的に無理かも〜」っていうじゃないですか。たしかに山の景色を眺める高い場所まで行くには、リュックサックに荷物を持って歩いて登らないといけないという過酷な試練が待ってます。 精神的な問題ではなく、体力的に難しいとい…

立山縦走 その9 「一日目の夜、二日目の朝」編

目が覚めた。何時間寝ただろうか。横になってても、頭が痛くてしばらく眠れなく動けなかった。いつのまにかお薬が効いて、眠っていたのか。今は状態は良く、頭痛も治まっていた。あの痛みは、なんだったんだろう。 とにかく良くなったし、じゅうぶん横になっ…

立山縦走 その8 「山よりだんご」編

何は無くとも、ビールである。がしがし、持ってきたビールは冷えてないので、隣の雪渓でまず、冷やす。 テントも張り慣れて来た。とはいえ、テント泊を始めてまだ半年も経っていない私たちが「慣れた」と言ってもまだまだ不慣れだということはわかっている。…

立山縦走 その6 再会編

彼らと初めて出会ったのは、今年のゴールデンウィークの穂高だった。 その時、私達は上高地から涸沢へ行き、一泊し、次の日の早朝、雪山を登って穂高岳山荘に着いた。まだ午前中であるが急登を登り終え、お腹がペコリンコであった。 アイゼンを外し、山荘に…

六甲山、表から登るか裏から登るか(完結編)

脇にそれた細い道を行く。そして、谷の底に降りて行く。その間に、おんじといろんな話をした。 www.yamakamera.com おんじは働いていた頃は淀屋橋に会社があり、意外と私と近くにいたこと。 世の中、多くの見知らぬ他人に満ち溢れているが、その中には、今回…

六甲山、表から登るか裏から登るか(後編)

今日のご飯はカップ麺だ。 チャカチャカと慣れない手つきでガスバーナーを出してお湯を作る。おんじは、あ、おんじもカップ麺だ。彼は魔法瓶のお湯を直接注いでいる。賢い。この時間ならお湯もまだ冷めないだろう。(前回) www.yamakamera.com 「では、いた…

六甲山、表から登るか裏から登るか(中編その3)

慣れればなんて事はない。と今回には当てはまらない。一歩一歩、ゆっくりと足を置いていく。まさに置いていくのだ。そして、本当に大丈夫なのか、このフィックスロープは、信用してはならない。 www.yamakamera.com よく登山道の急斜面にこういった誰だか知…

六甲山、表から登るか裏から登るか(中編)

そう、というわけで平日、男二人で、六甲山を登る事になったのである。 www.yamakamera.com 初めてのルートで、道案内の人が一緒にいてくれるというのはとても助かる。普段、登山ではどんな場所でも単独の私である。分かれ道や、状況が変わったらそのつどポ…

「登山」もしくは「撮影登山」用のザック選び、一体大きさどうすんの。(2019年追記)

「登山」においてザック、バックパックはなくてはならないものです。 そして季節や目的に合わせて、各メーカーから、さまざまなザックが容易されてます。縦走用、雪山用、低山用、ウルトラライトなど、これさえあればどんな登山でもオッケー、というものはあ…

冬季 関西の名峰伊吹山に登った時のこと 後編

さあ、後半です。登ります。 (前編↓) www.yamakamera.com 実のところ、ここまでの積雪の山の登山は初めてでした。 スキーにも学生時代以来、行かない私なので、緊張半分ワクワク半分、それら2つを「大丈夫かな?」という不安が覆いかぶさっている感じです…

冬季 関西の名峰伊吹山に登った時のこと 前編

こんにちは 今回は、関西の人の登山のメッカ、伊吹山の紹介です。 伊吹山とは 伊吹山 1337m 滋賀県米原市と岐阜県にまたがる独立峰。 3億年前の海底火山でできたとか。 積雪も多く、世界記録があるようです。1182cm。。すごい、、 アクセスも良く、土日は登…

まだ雪が残る時期、電車で行く滋賀県の名山「綿向山」に登りました。霧氷。

梅雨ですね。 ジャンイチです。 関西で雪山低山といえば、、、はい。 綿向山 まだ雪が残る時期、それは2月末、滋賀県の名山「綿向山」に登りましたのでそのレポートです。 滋賀県はとってもいい山が多いです。伊吹山、比良山など。 その中でも綿向山は冬は綺…

GWの涸沢、穂高 その12 上高地へそしてまとめ

前回 www.yamakamera.com ジャンイチの謎 徳沢の朝、上高地へ カモンジ 海外ツーリストへ送るナイスジャパントリッププラン 上高地バスターミナル ジャンイチの謎 もうお気づきかもしれませんが、ジャンイチとは、山小屋でジャンダルムと私の写真を皆様が見…

GWの涸沢、穂高 その11 涸沢から徳沢

前回 www.yamakamera.com 涸沢カール、少しヒヤヒヤ さようならまた会う日まで涸沢 横尾に到着 徳沢到着 涸沢カール、少しヒヤヒヤ GWの涸沢カール、こんな果ての地によくもまあ、ほんとうにたくさんの人がいらっしゃる。 今回はほとんどの人が北穂や奥穂に…

GWの涸沢、穂高 その10 穂高岳山荘から下山

前回 www.yamakamera.com 穂高岳山荘で就寝 朝 涸沢に出発 穂高岳山荘で就寝 そう、あのちょいちょい出くわす、2人組み、と同じお部屋だ。 向かい合わせで、少し気恥ずかしいですが、なんだかアレ。高校1年生がオリエンテーリングで相部屋になった時のあの気…

GWの涸沢、穂高 その9 穂高岳山荘

前回↓ www.yamakamera.com 穂高岳山荘で一息 穂高岳山荘のご飯 穂高岳山荘で一息 奥穂高から降りてきて布団でぐっすり寝てしまい、気がつけば夕方だった。 穂高岳山荘には「太陽のロビー」なる素晴らしい場所があり、そこで皆団欒しているのだが、完全に遅れ…

GWの涸沢、穂高 その8 奥穂高下山

前回↓ www.yamakamera.com 奥穂高から下山開始 下りは下を見ないといけない。。。 奥穂高から下山開始 奥穂高を降りる。 ここでのんびりご飯とか良いなあと思うのだが、天候が落ち着いている間に降りたいというのも正直なところ。ヘタレだ。 降るほうが登る…

GWの涸沢、穂高 その7 奥穂高登頂

前回↓ www.yamakamera.com 奥穂高登頂 驚きのクレイジーメンたち 奥穂高登頂 雪壁をザックザックと上へ進んで行く。 緊張で足が震えるのがわかる。 無心で四つ足上りを繰り返す。 そして、やっと頂上の岩場に着いた。 トータルで見れば下りがあるので、まだ…