山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

立山縦走 その8 「山よりだんご」編

 何は無くとも、ビールである。がしがし、持ってきたビールは冷えてないので、隣の雪渓でまず、冷やす。

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テントも張り慣れて来た。とはいえ、テント泊を始めてまだ半年も経っていない私たちが「慣れた」と言ってもまだまだ不慣れだということはわかっている。まず、出入り口をどっちに向けると良いのだろう、と悩んだりする。景色が良い方がいいのか、通路側がいいのか、風の通り口がいいのか悪いのか、と毎回悩んだあげく、隣近所に習うのが通例となる。今回は地面が硬い。皆さん大きめの石に紐をくくっている。それ用に細引きを追加している人もいたので、次回まねしたい。

 

前回↓

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目の前の剱岳は雲を抱えたり、時折り風で雲が晴れ、その姿を見せたりとを繰り返している。それにしてもなんという勇姿であろうか。今いる場所よりもずっと下の方から尾根と谷が始まり、その荒々しい山肌は雪で覆われた谷の部分により、さらにコントラストを増し、大岩壁をまとっているのがはっきりわかる。そして山頂は、周りのどの山よりも高く天に突き刺さしている。尖った槍ヶ岳の「槍」とは対照に、図太い太古の剣のようだ。ここからでも、山容はとても大きく見えるのだが、あの剣先に行くには、ここからまだ3時間歩くのだ、距離はかなり離れているはずだ。それでこの大きさなのだから、ここから先、近づくにつれてその迫力はさらに増していくのであろう。

とか、思いながら、テントを張り終えた。シュラフを広げて一休み。この時、ようやっと靴が脱げる。

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「ダッハーーー!ひー!あっかーん!」

「はぅー、もー、もーええ、もーええわー」

実際はさらに日本語になっていない会話で成立していたはずだが、これでも表現としてわかりやすく書き直している。

 

しばし記憶がない。

日本を代表する山の麓、山を眺める、そんな事より睡眠欲が勝る。人間とはそんなもんだ。しばらく、スコスコと寝入った。

 

記憶が戻った。

 

お水を汲みに行く。

水場は少し離れた管理棟付近にある。

そこまでテクテク。蛇口からは湧水がダブダブと流れている。雪解け水なので死ぬほど冷たい。

手足を、冷やす。

気持ち良い。サイコーだ。

水を汲み終え、剱岳の方を見ると、もう少し下った所に、小屋が見えた。剱沢小屋だ。あちらのほうが景色が良さそうだ。

「手ぬぐいと、バッジ、売ってるかな」

「売ってるよね」

「行こか」

「行こう」

というわけで、下の小屋までさら降りた。近くに見えたが、意外と遠かった。

10分くらい雪の上をズブズブと歩き、着いた。

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そこから見る剱岳は先程より大きく見えた。

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「すごーい」

「でかいねー」

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小屋の周りは剱岳山頂から帰ってきた人で溢れている。皆、満足げだ。中には定番のルートではないであろう、明らかに装備がマックスの人たちもいる。どこから攻め入ったのであろうか、聞きたい。。。

剱岳に続く雪渓には登山者が小さく見える。

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カジュアルトラベラーの私たちに必要なのは、手ぬぐいとバッジだ。

カッコいい手ぬぐいゲット、カッコいいバッジは売り切れていたので、可愛いバッジをゲットした。

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しばし、外で記念写真を撮る。

イマイチまだ、山をバックにしてのポーズがわかりかねる。修行もしくはセンスが足りない。

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とふとみると、剱岳デイダラボッチかもしくは巨神兵が覆いかぶさっていた。

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来た道を戻る。微妙に坂になってるので、しんどい。剱岳を登った人には申し訳ないが、しんどい。

水場に戻り、テントに戻った。

 

腹が減った。

というわけで、クッキングタイム。

もう今日の剱岳はじゅうぶん見たのでクッキングタイム。

日本を代表する山の麓で、その山を眺める、そんな事より食欲が勝る。人間とはそんなもんだ。

今回は超簡単なカレーと牛丼。

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米はアルファ米で、カレーも牛丼のタネもフリーズドライ。お湯を沸かして注ぐだけ、たしかウインナーも一緒に茹でる。

だんだん調理が素早くなってきた。胃袋さん、も少しだよ。

と、そういえばと、冷やしていたビールのことを思い出した。

相方が取りに行った。

持って帰る時、ガシャンと落とした。

その衝撃で、缶に穴が空き、対処として指で塞いでいるようだ。でもその圧力に負け、ビールが飛び散っている。相方は、それを避けるように謎のステップでダンスをしている。

周りの皆も笑って応援している。

とりあえず撮った。

 

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ありがたくそのビールをいただく。

「カンパーイ」

「イェーイ」

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できたてのカレーと牛丼を食べる。牛丼、見た目は悪いが、味は良い。混ぜたカレーというのがあるだろう、あれの牛丼バージョンだと思っていただきたい。

「うめーー」

「おいすぃーーい」

昼ごはんからそんなに時間が経っていないが、明日も早いので、とっとと食べて、とっとと寝る計画だ。

それにしても美味しい。何故だろうか。ヤマメシは本当に美味い。

 

食べ終えると、なんだか頭が痛くなってきた。

どんどん痛くなる。

まさかの高山病か、もしくは、風邪か。

というわけで、本日の私はここで終わった。。。

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 続く

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