山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

立山縦走 その10 のどかなトレッキング編

この空間は特別だ。目の前に悠然とした山を見つつ、ここで食べようと決めたとっておきお菓子と、沸かしたてのコーヒー。インスタントだが。

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そして、この朝の太陽が景色を彩るために光を注ぐ。これほど大胆で優雅な一瞬はなかなかないだろう。違いをわかろうとする男、ジャンイチ。

よく考えたら、毎日いや毎分毎秒、太陽は地球のどこかを朝日で照らし人々に勇気を与える。その反対側で夕陽として光を照らし、安らぎを与えているのだ。

その地球と太陽がもたらす光と陰の境目にたまたま私たちはいるのだ。

朝日、夕陽が綺麗と感じるのは、朝日を見ると、「よし、今日も生き延びるぞ!!」と元気がでて、夕陽を見ると、「一日、生き延びた、ホッとした」と安心する、人間という哺乳類、当時最弱だった太古のサバイバルの思い出がDNAによって受け継がれているという説もあるらしい。知らんけど。

そんな喜びを舞に込めて、写真に撮る。何枚かチャレンジしたが、なかなか難しかった。

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さて、本日はのんびりとトレッキングだ。

予定では、この稜線をずっとずーっと歩いて、雄山まで行き、室堂へ降りる。

荒ぶってみる。

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右には室堂平がずっと見えている。ブラタモリでおなじみだが、ここは氷河と火山の噴火が作り出した奇跡の湿地帯だ。今はないが、ここには大きな火山があってそれが大爆発し、溶岩が流れて、そして、今歩いているこの山地から氷河によって岩石が、室堂平に流れ出す。そうして室堂平はできたようだ。メカニズムはもっと複雑だけど、なんとなく、そんな感じらしい。

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そのため、ここ立山には温泉がある。2500メートルに温泉があるのだ。そんな場所はここ以外ない。というわけで最終目的地は、その温泉だ。室堂のバスターミナルの、すぐ隣にある。その名も「みくりが池温泉」。

 

この「温泉」という最高のモチベーションによって私達は歩く、テクテクと歩く。きっとそこにはビールもある。

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左側、東側は切れ落ちた斜面でそこに雪庇が残っている。この暑い7月にもかかわらずまだまだたっぷりと積もっている。この雪は溶けるのだろうか?

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反対側からも、こちら向きに登山者が多くやってくる。この先の小屋泊まりの人達だろうか。剱岳の方に向かうのだろう。登山道は細いので道を譲り合いながら進んでいく。

真砂岳を越える。

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そして、平蔵のコルを歩く。この辺までは、なだらかな登山道だ。絶対に迷わない一本道だ。

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そして昨日の雷鳥坂よりも、全然楽チン。登りもあれば下りもある。景色も良い。これが稜線歩きの醍醐味だ。ゴリゴリのクライミングにも憧れるが、こういったのどかな雰囲気もこれもまた幸せを感じるひとときだ。相方も今日はルンルンと歩いている。よかった。

と、ここから先、もう一踏ん張りしないといけない斜面が待っていた。

 

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斜面というのは、遠くから見ると断崖絶壁に見えるが、近づいて見ると、そうでもない事が多い。遠くからだと、遠近感よりも、圧縮効果の方が高く、そしてその斜度は山全体のシルエットの角度と勘違いしてしまう。時には垂直に見えてしまうこともある。圧縮効果はカメラのレンズと同じだ。なので「こんなところ登れるのかな?」と思う場所も着いてみると意外となだらかだったりする。その逆もあるが。

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今日の中で一番の斜面を登る。そうして立山の1つ、「富士の折立」にとりついた。ここの山頂に行くには、少しだけゴリゴリ登る。登山道はそこをトラバースして通過するのだが、山頂に行くには、そこからチョロっと登らないといけない。尖っているのだ。

ここに来たからには、登らないといけない。荷物を置いて、いざ。

この時間はほぼ誰もいない。「ほぼ」くらいがベストだ。誰もいないと、写真を撮ってくれる人がいない。いてくれてよかった。

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富士の折立を過ぎると、岩場がそのまま続き、大汝山に行ける。ここも先ほどの富士の折立と同じような場所だ。先ほどより人が多い。ここにくる前に、泊まったテント場に併設されている県警の駐屯地の人達だと思われる登山者が勢いよく歩いて追い抜いて行った。すごい速い。

今日は休暇なのだろうか。それともパトロール中だろうか、しきりに無線で交信しているが、雰囲気はピクニックだ。

 

そんな事より、大汝山だ。よく考えたら荷物を置いて行くまでもないのでそのまま上がる。

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気持ちいいー。

サイコーー。

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ここにずっと居られる、そんな気になるのが山頂だ。

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カッコつけたり。

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遠くに目的地が見えた。遠い。。。あそこまで行くのか。。。

 

次は雄山である。これで「立山」だ。本当はさらに向かいの「浄土山」も入れて立山らしいが時間的に体力的に、いや気力的に無理な気がするので、今回は浄土山は登らない。

最後の崖っぷちを通り、雄山に着く。ここは霊山であり、ご立派な神社がある。

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荷物を置いて、その山頂の社に登る。登るというか、階段を上がる。そのには神主さんみたいな人がいて、祝詞を唱えていただける。なんともありがたい。おまけにお酒までいただける。これが美味かった。サイコーだ。

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ここ雄山には売店やベンチがある。室堂からピストン登山で、ここにくる人も多い。ここだけ大賑わいだ。

少し早めの昼食。

お湯を沸かし、カップラーメンを食べる。

本日は担々麺だ。見た目はカップラーメンノーマルだが、中身は担々麺だ。リサイクル。

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担々麺、、そういえばKさんたちは無事降りれただろうか。

登山で「食べる」というのは、「この後ザックが軽くなる」という嬉しい事でもあるが、よく考えたら、重さは全く減ってないはずだ。ただ背中から胃袋に移動しただけだ。身体のバランスとは大切だ。

とにかく、最後の食事をやり終え、売店でバッジを買い、あとは降りるだけだった。