山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

岳沢からジャンダルムへ その8 ジャンダルム復路編

ここ、ジャンダルムから奥穂高に戻る道は、行きと同じだが、行きは下りがメインだったのだが、帰りは登りが多い。それはとても嬉しいことだ。崖は登りよりも下りが難しい。木登りと同じだ。下りは足場が見つけにくい。そいうわけで、幾分安心感があった。慢心してはいけない。

まずは、正しい下りぐちからジャンダルムを下りる。天使から遠ざかるように頂上を歩いていくと、なだらかな斜面があった。なるほど、ジグザグに道ができている。。。

これか。。

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下まで降りると、やはり予想通り、思っていた登り口よりも更に奥に着いた。

右手に巻いていき、きた道を戻る。帰りは、若干の余裕があるので、その分、写真を撮った。

途中、おそらくここだろうなと、登った斜面を見上げた。ただの切り立った崖だった。

いや、終わったことは忘れよう。今は、足元だけを見て歩こう。

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ジャンダルムを背にして、どんどん降りていく。こんな道通ったかなと思うぐらい、行きと帰りは雰囲気が違うし、おそらく視界も狭くなっていたのだろう。

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崖を降り、鎖場を横切ると、ロバの耳の鞍部に着いた。

そのあたりでは、後続の人たちも結構いて、行き来を譲り合いながら交わしていく。

「そのザックいいですね」

と声をかけられた。

「いいですよ、軽くて」

私のザックはHYPERLITEMOUNTAINGEARという、読んだまんま、軽いザックだ。

アメリカのメーカで、色は白い。こんな、ゴリゴリの場所には似合わないけど、軽いことはとても良い。

「背負ってみます?」

「いいんですか?」

「はっきり言ってクッション性もあまりないですから背負心地はあまりいいとは言えませんが、はっきりいってめちゃくちゃ軽いです。」

「おお、たしかに、かるー」

「でしょ、おすすめですよ、今ならセールで15%引きです」

「まじすか!!!ありがとうございます!」

と、回し者のように営業してしまった。でも嘘じゃなく、ほんとにいい。

そんなこんなで、彼から律儀にも帰宅後に「なんていうメーカーでしたっけ?」とメールが来るのであった。

そんなこんなで、ロバの耳を目前に、こんなとこ降りてきたのかと、ビビる。

小さく取り付いている人が見える。

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まあ、直登ではなく、巻きながら登るので大丈夫なのだが、実際こうやって目にすると、すさまじい。

西穂高から来た人は、これを後半の後半にみて、何を思うのだろう。いやこの先にもう一個「馬の背」というラスボスが控えている。

いや、大丈夫、下りるより楽なはずだ。一歩一歩。

文句も言い尽くしたので、とりあえず取り付いた。

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なかなか厳しい。笑ってしまった。しっかりボルダリングだ。緊張感も増して、ホールドを掴む手に力が入る。

 

途中、花が咲いていた。

すごい、お前は孤独で自由で、清らかだ。

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ロバの耳を巻き終わると、馬の背についた。ご丁寧に「ウマノセ」と書かれている。

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これを越えれば奥穂高岳だ。西穂高から来る人達は、登るという感じではなく、乗り越えるという感じで奥穂高岳にやってくるのだな。なかなかおもしろい。

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ウマノセを登りつめていく。思ったほどではなさそうだ。そして例の細い足場を通っていく、これは少し思ったほどだった。二回目でもなかなかだ。

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稜線に乗上げると、少し落ち着く。奥穂高の祠も見える。

ここからは、ただただ、真っすぐ進んでいく。

急に力が抜けていく。肩が凝ってしまったようだ。お疲れ様。

穂高に帰ってきた。振り返ると、霧の中にジャンダルムがあった。

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あそこまで行ったんだ。よかった。

また違う季節に来よう。いつ行っても素晴らしい場所だ。

ひと休憩する。天気は曇り、見通しはまあ、昨日ほどではないが、雲も良い。

そういえば久しぶりに空を見た気がする。さっきまでずっと足元しか見てなかった。

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吊尾根の遠くに登山者が見える。その先には前穂高がる。ああ、あそこまで行くのか、遠いなあ。

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よし、と心を決めて吊尾根に向かう。

時刻は7時半、十分ゆっくり降りれる時間だ。バス出発は15時半。

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つづく
 

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北海道で地震がありました。緊急時に備えを