山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

2018年 年末年始は木曽駒ヶ岳 その5

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気温は低いが風がない。天気も快晴。最高だ。

眼の前にはネットで見たことある最高の千畳敷カールの写真と同じ光景が広がっている。

ここはすでに2600メートル、頂上まで300メートルほど登るだけで到着してしまう。ひどく疲れたり、空腹で動けなくなったりはなさそうなので、マイペースでゆっくり歩いていく。

 

前回

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まずはロープウェイターミナルから左手ある祠にお参りして安全祈願をする。何事もなく無事帰ってこれますように。

そして右手から斜面を降りて平原に出る。

涸沢カールと似ているが、大きさが千畳敷カールのほうがコンパクトだ。形が似ていると、山というのはスケールがわからないが、登っている人を見ると大体の距離感がわかる。

 

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なるほど1時間程度で登れるわけだ。もすこし時間かけて登ってもいい。なんてったって、今日は、上の山荘で宿泊なのだから。

平原からまっすぐカールの凹みのあたりに登り詰めていく。同じロープウェイでスタートしたのだが、すでに中腹あたりに人がいる。その先人の足跡を借りてサクサクと登っていく。

一合目現象の起きる場所に着いた。座れそうな岩場がある。ここでみんな、着すぎた服などを脱いだり、休憩したりしている。私たちも出だしの装備の確認と小休憩をした。

天気は晴れ続けている。やや暑い。風があるとないでは全く違う。この後、曇って風がかかるかもしれない。標高も上がるので、今ちょうどいいレイヤリングのまま。ゆっくり上がれば汗もかかない。

相方はバラクラバに苦心していた。息が苦しいらしい。私のはまったく大丈夫だ。ファイントラックの口の息が外に出るタイプのバラクラバ。とても良い。相方には申し訳ないが、まったく快適だ。このモデルは頭をズルっとまくってネックゲーター 状態にもなるので、脱ぎ着しなくてずっとつけていられる。

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そして、あらためてスタート。足元の雪はトレース部分以外はフカフカだ。最初の人ありがとうございます。きっと汗だくで耕してくれているはず。その血と汗の階段トレースをありがたく頂戴して楽チンにのぼっていく。

左右の岩が次第に狭くなっていく。いいねえ。いいよいいよ。振り返ると出発地点のターミナルが遠く見える。思えば遠くへ来たものだ。向かいには南アルプスが見える。まったくなんて素晴らしい場所なんだ。

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休憩を繰り返し、どんどん登って行く。中盤にさしかかり、やや寒くなってきた。心地よい。

ゲーターをアイゼンで引っ掛けないようにしないといけない。私はややO脚なので引っ掛けやすい。「気をつけよう」と思っている間は大丈夫だが、「わあ、綺麗な景色だ」とか「はあ、まだまだだなぁ」とか「早くビール飲みたいな」とか思ったとたんに先ほどまでの注意事項を完全に忘れてしまい、惨事を招くのはどうにかならないのだろうか。なりそうにはない。

おかげで、内側のくるぶしあたり、ゲーターの外布がほつれている。内側にはゴム板がついている部分なので問題はないが帰ったら修繕しないと。

中腹以降、どんどん傾斜がキツくなってきた。

アイゼンをしていても、やや滑る。

三歩進んで二歩下がるを、繰り返し上がっていく。

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ショルダーストラップにgoproをつけているのだが、後から見たら足元ばかりで見ていて肩が凝ってきた。なんとか改善しないと、斜面のぼりの時の仰角がまったく足りていない。

 

そして、もくもくと登ること、1時間強、やっと頂上稜線がすぐそこという場所まできた。

本当に私のアルアルなのだが、チラッと見るとジグザグのトレースがあるにもかかわらず、直登してしまった。特急でも同じ料金で早く着くのに、あえて各駅停車で行くようなものだ。

とはいえ、無事は無事、我々は乗越浄土までやってきた。ここはもうゴールと言っていい。

ここから山荘まではもう見えている、すぐそこだ。

本来ならば、この日は無理せずに木曽駒ヶ岳は明日にしようと予定していた。

しかし、今年より来年のほう、言い換えれば本日より明日のほうが天気が悪いので、今年のうちに木曽駒ヶ岳に登る事に変更した。

なので一旦山荘にチェックインし、荷物を減らし、木曽駒ヶ岳に向かう事となった。

山荘があるはやや広い平地で、宝剣岳、伊那前岳木曽駒ヶ岳へと、それぞれ別れるルートの起点になる。

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サクッと雪面に膝をついてしゃがんだ。

その時、膝に硬い感触ののち、痛みを感じた。

おかしいな、雪なのに、岩でもあるのだろうか?いや雪ではなく完全なるアイスバーンだった。氷だ。それはそれは、痛かろう。いい勉強になった。

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いてててて、と言いながら、私たちは待ちわびた宝剣山荘に到着した。

中には休憩している人が多くいた。

私たちも入る。早速、範囲外でアイゼンしたまま踏み入ったのでおじさんに注意をいただいた。すみません。アイゼンを脱ぎ、左手の板の上に置く、ピッケルもその上に置く。皆そういったしきたりのように置いていたからだ。

宝剣山荘は、入り口すぐが大きな食堂、その奥にチェックインカウンターがある。チェックインする。

持ってきたドーナツを食べる。サーモスに入れたお湯でコーヒーを飲む。

ここの山荘は自炊が禁止というのを出発前から確認していた。

自炊とはおそらく、バーナーで沸かしたり、鍋やラーメンを作って食べるのは禁止という事だろう。だから事前にホテルでお湯を沸かし、サーモスに入れて持ってきた。一応、外で何かあった時のために、ガスボンベと小さな鍋も、持ってきたが使わないでおきたい。

そして、しばらく休憩した後、いざ木曽駒ヶ岳へ出発。

 

続く

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