山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

初めての雪彦山周回 その2

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ガンバレの文字に励まされながら、斜面を登っていく。

そういえば、「殺してやる」と「殺す」というのは、にているようでニュアンスが違う気がする。「殺す」は蚊を殺すとかに使う。「殺してやる」はドラマとかで逆上した人が使う。そんな感じ。蚊を殺すときに「殺してやる」とは言わない。自身のリスクを省みないときに「殺してやる」を使うのだろうか。

 

 前回

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ガンバレから続く斜面をしばらく登ると少し平らな場所があった。少し休憩。

目指す山頂がにの隙間から見えている。やや近づいた。

登山道は踏み固められてとても登りやすいし、脇道もないので迷いなく登れる。

木の根が浮き出ているので、踏ん張りに使える半面、滑らないようにしないといけない。ここからは、ややマイルドな斜面となり、心拍もおさまってきた。暑いので水分補給のペースが早い。

各チェックポイントにアルファベットと番号を組み合わせたプレートが設置されていて、それが地図に反映されている。万が一怪我なので遭難したときにいち早く場所を伝達するのに役立つ。

今日はほんとに良い登山日和だ。風もなく晴れていて且つ暑すぎない。初めての山なので、靴をしっかりめの登山靴で来た。ソールが硬く、滑りやすいけど、この先何があるかは不明なのでいたしかたない。ここまでのベストは底の柔らかいトレッキングシューズで充分だろう。それは今、車の中で眠っている。

 

大きな岩についた。大きな一枚岩がそびえ立っている。今後このような大きな岩がどんどん出てくるのだろう。岩を左に大きく巻きながら登っていく。道が道ではなくなってきた部分もあり、そのかわりロープがある。信用していいものか確かめながら進んでいく。

暫く行くと、「出雲岩」と書かれた大きな岩場にきた。相当大きい。

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マイナスにえぐって立っている。アンカーがところどころに打たれている。ここで練習するのだろう。そして色んな場所に年号と名前がペンキで書かれている。これは何を意味するのか?

地面は崩落した岩で埋め尽くされていて、その上を歩いていく。矢印もそう書いてある。

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こういった大きな段差をクリアするとき、股関節の可動域が生きてくる。そういうわけで、私の股関節は生きていない。

ここからはおそらく岩場の連続だろう。こういった場所は、ぎりぎりうまいことできているのか、誰かがギリギリ通りやすくしたか、絶妙なギリギリの安心感の登山道が続く。でも、滑ったら何メートルかは落ちるので、気をつけないといけない。それは街中の階段でも同じ。

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鎖やロープで作られた登山道、最初に作った方々に感謝しながら登っていく。だが、決して鎖だよりにならずに、岩のホールドを掴みながら登ったほうが安全度は高い。

こういう場所にある木の根がたまにツルツルに磨かれた状態にあることがあるが、これはみんなが握った証だ。「さあ、掴まりなさい」と聞こえてくる。

 

鎖場を越えると、少し寄り道したら「見晴らし岩」と名付けられた場所がある。そこは南側の山々がよく見える。

霞んでいるが、遠くまでよく見渡せて、今日はいい天気だ。

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その場所の近くになにか字が刻まれた石があった。なんて書いているのだろうか。

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そこから戻ると、次は岩と岩のすごい狭い隙間を通る場所になる。

たまーに、色んな場所で目にする例のやつだ。

今回、ぎりぎり通れた。次来て通れなかったら、そういうことだ。日頃の食生活。

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今のところ一番面白い場所だ。

このコースはほんとに丁寧に矢印がふってあるので、岩場のコース取りも迷うことはない。岩場→尾根→岩場、といった感じで楽しめる。どっぷり雪が積もったらどうなるんだろう。

岩登り、胸元にぶら下げたカメラが非常に邪魔だ。一年ったってないが、もう傷だらけだ。角にパーマセルテープで養生しているが、多分何箇所か凹んでると思う。

その後私達は延々と岩場を登っていく。その道中、相方の女友達の恋愛事情を延々と聞きながら山頂を目指した。

「気をつけて登ってね」と相方に言ったそばから私が一歩足を滑らせてしまった。気をつけて登ろう。

チェックポイントの表札には通信各社の電波状況が記されている。ほんとに親切だ。

「親切」と打ち込みたかったのに最初に「新雪」と変換された。ああ、雪が恋しい。

やがて馬の背と言われる場所を過ぎて、おそらく山頂までの最後の尾根に出た。

と思ったら、またまた鎖場の岩を越えることになった。これは楽しい。

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そこを登ると、大天井の山頂に着いた。8時50分。まだまだ先は長い。

山頂には石像が二体あった。

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しばらく休憩した後、地蔵岳に立ち寄るコースへと向かった。

今回の核心部だ。わくわく。

相方が急に何かブツブツ山について喋り始めたが、それは看板の文章だった。びっくりした。

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ここからひとまずは下りが続く。

歩いていると、なにか声が聞こえる。停まると静まる。こういう事がよくあるが、ほとんどが荷物やザックの擦れる音だ。

細い尾根を下っていく。いったい地蔵岳とはどんな「岳」なんだろう。いろいろネットでは軽く見たがあまり全貌はつかめなかった。こういう楽しみは、初めての山の醍醐味でもある。

この地蔵岳への道には特に細かく矢印がない。ほとんど真っ直ぐなので良いのだが。

アイゼンの爪痕を見つけたらそこが登る場所だ。

「A-9」と書かれたチェックポイントが分岐になっていて、周回コースと、地蔵岳&ショートカットコースに分かれている。なので、地蔵岳からここに戻り、周回コースを通って帰る。

すぐに岩場の下りへ着いた。キケンと書いてある。

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覗き込むと鎖場が見えた。なかなか垂直の壁だ。ここはほんとに気をつけておりよう。

一旦平らな隙間に出て、そこからまた長い鎖場を降りる。

一体誰がこんな楽しいコースを見つけたんだろう。先人に感謝しかない。面白い場所更新。

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巻道もあるので、帰りの登りは巻道を使おう。

4本のロープと鎖を降り終えて、やっとこさ普通の道に出た。

でも足を置く場所はたくさんあったので、絶対に無理、という感じはなかった。

なかなかの登山道だ。前穂高に行く岳沢の雰囲気に似ている。

向こうから人が来た。きっとショートコースの逆周りだ。いろんな楽しみ方ができるとても良い山域だ。

遠くに地蔵岳が見えた。

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ポコンと細く天に伸びた岩山だ。まるで中国の山の中のようだ。

そこからまだまだ下りの岩場は続いた。100mかそれくらいは降りただろうか。

このまま沢に降りて登山口まで戻ってしまうのではと思うほどだ。

そして私達は地蔵岳に向かった。