山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

山登り

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第二章

鎌ヶ岳、長石尾根ルート 鎌ヶ岳、長石尾根ルート。はじめてのコースなので、気をつけながら入る。出だし迷うと致命的だ。最初は川を越える。相方がジャンプした時、少々足をひねる。大丈夫そうだ。そして、早速出だしから迷う。左に行くところを右に巻いてし…

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第一章

大阪からバスで出発 四日市に向かうバスは大阪の梅田の端、スカイビルから出発する。ピンク色のWILLERという会社が運行している。初めて使う。 夜の10時過ぎの出発、そして着くのが4時半、なかなかスローペースの運行だ。距離が長いからではなく、大阪の終…

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳 序章

鈴鹿の鎌ヶ岳、御在所岳に決定するまでの迷走 相変わらず寒さの無い1月末、私は今度の2月の連休は長野県などの遠くの山に行く予定を立てていた。 どこへ行こうか。八ヶ岳を目指すのも良いし、唐松岳方面も魅力的だ。今ならまだバスの席も空いている。 八ヶ岳…

権現山から蓬莱山 雪の縦走 その2

快晴の雪山 ここからは、右手に琵琶湖を見ながらの素晴らしいお散歩トレッキングだ。 前回の雪山蓬莱山も青空だった。今回も。その記憶と経験が、このトレッキングをそう思わさせてるのだろう。もし、去年の雪山登山と今回が吹雪の登山ならば、さぞ厳しい登…

権現山から蓬莱山 雪の縦走 その1

二回目の雪の権現岳から蓬莱山 今回の登山は、琵琶湖を見下ろしながら楽しく縦走できる権現山から入り、蓬莱山へトレッキングするコース。昨年も行ったのだが、今年も楽しく歩きたいと思う。 ここへのアクセス方法は2つあり、一つは山の西部の「平」(だい…

伊吹山 冬の装い 後編

昼食を終えて再出発 昼食をのんびりとったので、結構いい時間になった。 外に出ると、風はそうでもないタイミング。山頂に向けて出発。と思ったが、風は吹いたり止まったりで、吹雪いた時は結構寒い。 ここからは斜面が急になってくるので、夏道はつづら折り…

伊吹山 冬の装い 前編

伊吹山 伊吹山 1377m 日本百名山のひとつ その頂にはヤマトタケルノミコトが祀られている、神々の山。 定期的に訪れるようになって、何回目だろうか。 今回も、天候は良くないが登ることにした。前回登ったときにはほとんど雪はなかったが、今回はどうだろう…

霧氷バスで行く三峰山

三峰山、といえば霧氷バス 「霧氷バス」、関西では有名な(のかどうかはわからないが)奈良交通がこの時期だけ運行させる登山バスがある。 https://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/index-muhyou.html 今年もその時期が来たので早速霧氷バスにのって霧氷を…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その7

赤岳鉱泉からの下り道、これまでの赤岳の登山道とは明らかに違い、なだらかな道となるので「エンディング感」がある。この道をスタスタと短時間で行き来することがそこからの本当の登山までの時間を有意義に使えるのだろう。がしかし、木の根と石が見え隠れ…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その6

目の前には阿弥陀岳がそびえている。当初の予定ではこの阿弥陀岳の手前の中岳までならば行けるかもしれないと思っていたのだが、どうしても時間的に間に合わなさそうなので、諦めた。初めての山でも、事前に地図を見ながら予定時間を計算しておくと、当日の…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その5

真っ暗な山道を歩く。昨日、明るいうちに入り口付近だけは確認していたので、数ある登山口から迷わず赤岳方面に向かう道を確認できた。ホテルでの非常口を確認するようなものだが、それはあまりした事がない。夜明け前1時間という事もあり、次第に周囲の状況…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その4

お腹いっぱいご満悦。食堂中がご満悦。でも、次の組の時間もあるので、あまり長くはいられない。そそくさと2階の寝室に戻る。いったい何人泊まってるんだろう。 寝室であらためて明日の行程を確認する。明日は、日の出前に出ないと私達のペースでは帰りの最…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その3

アイスクライミングを初めて見たのは去年の今頃、登山を始めて間もない時期だった。私は六甲山の裏にある有名な氷瀑を見に山に登った。そこには本当に凍った大きな滝があった。私達登山者は下からそれを眺めていた。すると上からロープが降りてきて、次に人…

2019年 新年 山は吹雪の木曽駒ヶ岳 その10

温かい宝剣山荘 極寒の登山から宝剣山荘に帰ってきて待っていたのは、やっぱりあたたかいご飯だ。 元旦の夕食、その食卓は昨日とは違い閑散としている。私たちを含め、3組くらいしかいない。ほとんどの人が一泊のみで下山したのだ。まあ、そりゃそうだ。私達…

12月、綿向山に向かう その1

ようやく冬らしくなってきた。とはいえまだまだ積雪というほどでもない。Facebookには「去年の今頃」といった感じで一年前に上げた記事が載ってたりするが、去年はこの時期は、とっくに「冬らしく」なっている。去年はすでに雪が積もり寒そうだ。このままだ…

二週連続六甲山、しかし驚愕の出来事!!!!

この連休もまるごとテント泊には行けなかったので、今回も六甲山に登ることに。 スタート地点は前回と同じく芦屋川から入って茶屋から登るコース。土曜日ということもあって、なかなかの混雑ぶり。茶屋の朝から呑助のおじさんたちは今日は居なかった。 予定…

六甲山! ハイキング! その後は神戸で 中華!!!

連休ということで、はじめは北アルプスに行く予定だったが、天気もよくなさそうだし、仕事上がりの出発になるので、今回は近場のハイキングに。 六甲山、久しぶりの六甲山、もう虫はいないだろう六甲山。 コースは定番の地獄谷から東おたふく山、そして黒岩…

霊仙山でテント泊 その3 下山なのにハード編

昨晩の雨でテントがびっしり濡れている。タイベックは若干浸透性があるのか、裏側も少し湿っていた。内部からの水分かもしれないが、大雨には少し頼りないかもしれない。少し考えないといけない。ということがわかるちょうどいい程度の雨の体験で良かった。…

霊仙山でテント泊 その2 あらしのよるに編

霊仙山の頂上のこの一帯は、なだらかで大らか。白い石と、所々に湿地帯、そしてぽつんと木が立ってたりしている。空は青く、雲は高く、風は心地よい。数時間登っただけで、この異世界、これはは霊仙山と名がつくだけの事はある。標高は六甲山とさほど変わら…

霊仙山でテント泊 その1 まいちゃん号編

そろそろ関西の低山も涼しくなってきた。というわけで、初めての霊仙山に行くことに。 霊仙山は関西を代表する山の一つ。滋賀県の東部にあり、鈴鹿山脈の北端に位置する。伊吹山の向かいにあり、なだらかな山容の頂上部はカレンフェルトのカルスト地形。 標…

北穂高岳敗走記 その8  笑顔の敗退編

博多にラーメンを食べに行く、北海道にジンギスカンを食べに行く。そんな感じで、上高地にカレーを食べに行く、のような変な満足感であった。 穂高は雲に包まれていたが、私達は笑顔に包まれていた。ぺろりと平らげ、しばしボケっとする。相方もチキンカレー…

北穂高岳敗走記 その7  岳沢小屋に向けて編

上高地というのはどこからどこまでを言うのかはよくわからないが、北アルプス南部の穂高の麓を流れる梓川周辺地域の勾配のない平地部分を指す、と私は思う。ここには登山以外にもハイキングや、森林浴、宿泊といったカジュアルな観光でも充分楽しめる場所で…

北穂高岳敗走記 その6  カレーなる敗退編

徳沢といえば、徳沢園のカレー。大盛りカレー。 時刻的に、少し心配。15時を回っている。荷を担いだまま食堂に入って確認する。 無念 。 14時半で終了だった。いやいや、しょうがないしょうがない。 毎回毎回カレーばっかりも食べてられない。今夜は麻婆春雨…

北穂高岳敗走記 その5  パノラマコース編

夜中、目を覚ますと雨は止んでいて、星が出ていた。穂高がシルエットで見えていた。このままずっと晴れてくれていたらいいが。 まだ、起きるには早かったので再度、眠りについた。 日の出前にもう一度起きた。のんびりした朝だ。夜明け前アタックが無しなの…

北穂高岳敗走記 その4  涸沢到着編

ここまでくれば、後はただ、進むだけだ。 雨は一向に止む気配はなく、しだいにその雨は強くなってきた気がする。 しばらく休憩する。周りには同じく休憩している人がちらほらいる。それにしてもこの雨は、ほんとに止まないのだろうか。明日から晴れるのだろ…

北穂高岳敗走記 その3  止まない雨編

午後からは晴れると、予報では出ている。 雨量の多い時間に、わざわざ急いで涸沢に行く事もない。雨が少し止むタイミングを見ながら、明神館を出ることにした。 30分後、やや小雨になった気がしたので、明神館から出発することにした。まだまだ先は長い、せ…

北穂高岳敗走記 その2  雨の上高地編

バスに乗り込んで、おにぎりを食べながら、スマホで天気予報を確認する。 明日は午後から回復ということなので、最初のほう我慢していればなんとか安全に涸沢に着きそうだ。 今は雨は降っていないので、もしかしたら天気予報が外れてくれるかもしれない。 ま…

岳沢からジャンダルムへ その9 華麗なる重太郎新道下山編

人はなぜ山に登るのだろうか。 という永遠のテーマがある。 よく「そこに山があるから」というが、実際はどうだろう。 前に14サミットの登山家の竹内洋岳さんの講演を聞きに行って、その中で同じようなテーマで喋っておられた。彼の答えがすんなり入ってきた…

岳沢からジャンダルムへ その8 ジャンダルム復路編

ここ、ジャンダルムから奥穂高に戻る道は、行きと同じだが、行きは下りがメインだったのだが、帰りは登りが多い。それはとても嬉しいことだ。崖は登りよりも下りが難しい。木登りと同じだ。下りは足場が見つけにくい。そいうわけで、幾分安心感があった。慢…

岳沢からジャンダルムへ その7  ジャンダルム編

山荘に戻った。すっかり夜だ。 乾燥室にたちより、服を回収する。寝室の前の廊下で荷造りをする。明日は午前3時起き、4時出発。日の出が5時位なので、4時半くらいから明るくなってくるはずだ。ということは最初の30分が暗闇だということである。ヘッドラ…