カメラマンのジャンイチです。
登山といえば、景色、見応えある風景をいつまでも残したいですよね。
そんな時に便利なのが、絵の具やカメラです。
で、今回は私から見た登山に最適なカメラを考えていきたいと思います。
「最適」とはある一定の条件下で、必要十分を満たしているという事です。皆さんにとって最適とはなんでしょう?
軽さ、描写性能、感度、画角、防水機能
全てを最高値でまかなえるものはありません。
難しいのです。
全てが重さに反映されます。
なので、どれを優先し、どれをあきらめ、どれを他で補うか、これが大切です。
以上。
ではなくて、実際はどうでしょう?
鍛えたり、他のものを減らせる人は好きなだけカメラ機材を持って行くことができます。
広い画角で見渡すように撮れる広角レンズ
遠くのものを切り取って大きく見せる望遠レンズ
その中間のオールマイティ風な標準ズームレンズ
ボディの防水機能は、優れていれば、それだけシーリングが増えるので重くなります。APSではなく、フルサイズセンサーであれば描写性能が上がるけれど、部品やバッテリーが大きくなりこれまた重くなります。
現在は一眼レフでも、ミラーレスでもとても良いカメラがたくさん出てますので、重量の平均値は数年前に比べると、だいぶんと軽い値が出てると思います。SONYが頑張ってミラーレスの商品を出してます。
そして、やはり大切なのが、もどりますが、レンズ選びです。そもそも、レンズ数本と、ボディをもってして一つのカメラシステムとなります。
山では広角レンズは、14mmくらいがの超広角レンズが丁度いいでしょう。なぜ?それは皆さん知らぬ間に、景色を見る時に首を左右に振って、「あー見事な景色だ」と思うわけですから、180度に近いレンズを備えなければ、あれ?こんなんだっけ?となるでしょう。予算がなければ、思い切って魚眼レンズでもいいと思います。photoshopなどで、あとで湾曲補正できますので。
で、次にですが、花とか撮りたい人もいると思います。それに最適なのが、マクロレンズです。離れすぎることが難しい場所もありますので、50マクロくらいが山行にはいいと思います。
そして、24-70などの標準ズームレンズ、意外と標準域はなかなか使う事はないんですよね、広角ほど。、70-200などの望遠ズームレンズとなると、もう何をとればいいかは、よっぽどの景色ではない限り難しいです。
どちらにせよ、これはF4くらいのコンパクトの方が良いかもしれません。
今はスマホでも綺麗に撮れるので、標準域はそれに任せるのも良いと思います。
ボディをフルサイズの機材にこだわる必要はどうでしょう、あまりありませんかね。人それぞれですが、絞りを絞るのであれば、特にAPSでじゅうぶん、さらにもう一つ下のフォーサーズ系でもいいでしょう。
ボディ性能に大切なのは、耐感度性能でしょう。これはレンズでは補完できません。低感度から超高感度まで幅広く綺麗な描写をするカメラが良いです。となると、これはまたフルサイズに移行してしまうのですが、極端に重くなるので、もしそれでもフルサイズ!という選択ならば、一本レンズを減らしてもいいかもしれません。
現実的な構成
フルサイズボディの場合その1
14mm /F2.8
24-105/F4
フルサイズボディの場合その2
16-35/F4
APSの場合は広角10-22あたりでどうでしょう。
オリンパス等のマイクロフォーサーズで感度が充分ならば、それはそれでもちろん良いでしょう。
で、その中で更に何を使うことが多いのか、考えて、機材を絞っていきましょう。
レンズを一本減らせば、三脚を持って行けるので夜の撮影が可能です。テント泊の時は特に。
次に、防水機能はある程度必要だと思います。
フィルムならまだしも、デジタルは水に浸かったら、今までのデータもアウトですから。
ボディの耐水機能を過信せず、防水バッグ等、しっかりしたものに入れましょう。そして必要な時だけカバンからサッと取り出し、撮りましょう。
ストラップはしっかりしたものを。暇が緩んで手を離して水没、なんて事もなきにしもあらずです。私はプールの撮影で、やりかけました。
そもそも、カメラ選びは山に関わらず、日頃の撮影でも似たような感じで選ぶのが良いです。
何をどう、撮りたいのか、目的をしっかりイメージし、ソリッドな気持ちで挑むと自然に対象に集中できるのです。
全てのレンズを持ち運ぶと車でないと行けないところになりますし、全てのものを広角で、望遠で、寄って、と大忙しです。
とはいえ、私はcanon系なので、SONYを羨ましく思いながらも、5Dシリーズ、もしくは80D、遠出で荷物が多いなら、SONYのA6500、思い切った山行ならば、重さ覚悟で、メインをFUJIのGFX50sです。ボディは軽いけど、レンズがめちゃくちゃ重いです。だがしかし、描写は最高です。もっぱら普段はスマホで充分でございます。
で、どーなん結局、という感じですが、やはり全てはまかなえませんので、取捨選択、まあこれが楽しかったりしますよね。
大切なのは、皆それぞれのカメラで、登山の負荷にならないように、安全に楽しみながら山登りできること、それが良いかなと思います。