前回
ジャンイチの謎
もうお気づきかもしれませんが、ジャンイチとは、山小屋でジャンダルムと私の写真を皆様が見たときに、命名してくださった由緒ある名前だ。
徳沢の朝、上高地へ
さて、朝だ。
どんよりモーニング。ああ、本当にお天道さまに恵まれた山行でござった。
カモンジにも感謝。山と食欲と私たちは、朝ごはんをとっとと済ませ、ゆっくりテントを片付けるのであった。
そういえば、昨晩、夜中にトイレに行こうとしたとき、無数のカエルがびっしりと道を埋め尽くしていた。おそロシア。
で、そんなことはさておき、明神へ、そして上高地へと降りて行く。
その前に、きっとまたどこかでと、例の二人組と別れの挨拶とLINEの交換。
カモンジ
明神ではイワナの塩焼きをいただく。
これは最初から決めてましたご馳走。ご褒美。
カモンジ小屋につくと、テーブル席と、少し入りにくい空気の囲炉裡座敷があった。問答無用、道場破りの勢いで囲炉裡に向かうと、さらっと入れてくださった。
そこでは一匹一匹丁寧に鮎が焼かれていた。
職人気質のおじさんが、テクニカルに淡々と列をなした鮎をいいかんじでひっくり返して行くさまは、これはまだロボットには無理かなと、ちょうどそんな時、斜向かいのお兄さんに炭の火の粉が飛んであたふたされていた。だめだよ、風上に座っちゃあ。
そうこうしたり、ああだこうだしたりしていると、出て来た。鮎の塩焼き。
鮎といってもあの有名なオレンジロードの鮎川ではなく、魚の鮎です。あしからず。
結局階段は100段だったのか、99段だったのか、どうだったっけ。
実食。
うめえ、っす。
遠赤外線で骨まで熱線が通っているので、残さずたべれるこの柔らかさ。
何匹でも食べれる。
ビールもうまい。
山から降りて、鮎の塩焼きとは、これはもう。まんが日本昔話ですね。
ん?まさか狸に。。。
で、ご馳走様をしたあとは、穂高神社奥宮を参拝、奥穂高の山頂にも奥穂高神社嶺宮がある。穂高神社は、安曇野らへんにある。
奥穂高山頂の祠↑
海外ツーリストへ送るナイスジャパントリッププラン
そこから、対岸のルートで上高地に向かう。
もうここは上高地のエリア、上高地周辺は登山をしない観光客も多く、たくさんのひとでにぎわっている。
特に海外からの観光客が多く、ほとんどが、外国人ではないかなと思うほど海外のお客様でいっぱいだった。
麓は海外の人、そしてそれに追われて私たちは山の奥に、、、
でも、日本よりアドベンチャーでネイチャーな国であろうアメリカや中国からここに来るとは、なぜだろう。
と、少し前に思ったことがあり、なんとなくネットか本で見た記事に
『日本は、街、海、山の距離感が非常に近く、手軽に様々な景色が楽しめます』的なことをみたような。確かにニューヨーカーが登山するのにどれだけ労力がかかるのでしょう。意外とあったりして。。
という見地から、考えてみた。
おすすめジャパントリップ!!
まず、東京築地でグルメ観光、わお、うめえ!
→黒部立山、わお、でけえ、おお、きれい!
テント泊、いいねえ、大自然は。
→サンダーバード、これはね、さっきみた雷鳥という意味なんだよ。
→京都、わお、ジャパン!おいでやす!
→大阪、おお、やす!!うま!!
上高地バスターミナル
どうでしょう。
と、いうまに、上高地バスターミナル。
お迎えのバスが来るまで、しばし、残りのご飯を食べながらぼーーとする。
おお、朴葉味噌!!買いました。
というわけで、無事帰宅するのだった。
今回の反省点は、
その1、アイゼン。軽量化を狙いすぎてペツルのレオパードにしたのだが、
雪壁では、重くてもしっかりしたアイゼンにすればよかったです。ほんとに、反省。でもレオパードはめちゃめちゃ軽い。
その2、日焼け対策。スキーもしないので、知らなかったが、雪の日焼け、単純に舐めてた。朝昼と塗り直した方が良かった。
その3、、、無いかな。いや、私はまだ気がついてません。きっとすべてがまだ未熟。
では、素晴らしい山行を!
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