こんにちは
今回は、関西の人の登山のメッカ、伊吹山の紹介です。
伊吹山とは
伊吹山 1337m
3億年前の海底火山でできたとか。
積雪も多く、世界記録があるようです。1182cm。。すごい、、
アクセスも良く、土日は登山客で賑わってます。平日もちらほら。
麓には有料駐車場がいくつかあります。
滋賀県民は「いぶきやま」、岐阜県民は「いぶきさん」と呼ぶとか呼ばないとか。
概要(冬季)
夏道はお花をみながらつづら折れの道ですが、冬季は全体的に勾配をひたすら直登で登っていく道です。が、しかし、一合目までは雑木林のつづら折れ道、雨や雪の場合、ぬかるみの過酷な道です。滑りやすいので注意。
二合目からは抜けの良い登山道になります。ちらほらとトイレもあります。(冬季不可)。もともとスキー場だったため、広々とした登山道です。
五合目あたりから勾配が急になります。冬季は直登で登れます。
頂上は北からの風が強く、なかなかの極寒です。物陰でご飯を済ませるか、とっとと下山しましょう。
下りは、転倒に気をつけて下山しましょう。
装備は、アイゼンが必須です。スノーシューは意外と勾配がきつい為かしんどいです。
ピッケルは一応あればいいです。ストックの方が便利かも。
アクセス
今回は例によって電車とバスでのご紹介です。
私はなるべく早く到着してゆっくり上がると安心できるタイプですのでなるはやでスタートです。
おすすめ時刻(土日)
JR
バス
近江バス
近江長岡(0807or0845)〜登山口(0823or0901)
近江長岡駅では待合室に何組か登山客がバスを待つ間、装備の準備をしてます。
タクシーも何台か待ってますので、3人以上ならタクシーもお得です。早くスタートできますし。
私は帰りのバスのことは、焦るので良くないので、あまり考えないようにしてますが、バスの便が少ないので、一応記入しておきます。
伊吹登山口発近江長岡駅行き
土曜日
1430、1649、1730
日曜日
1430、1605、1730
では、以降、時系列にそってレポートします。
大阪駅
地下鉄がまだ動いていないので、タクシーでささっと、大阪駅にいきます。
大阪駅はすでにちらほら人はいます。都会ってすげえ。
朝まで飲んだ人が9割の車内、なんでしょう、この素敵な違和感、前日に体調バッチリ、早寝早起きの私とは裏腹に、とてつもない匂いと疲労感を抱えて、帰路につく彼ら。お疲れ様です、今度は我らが疲れてきます。新快速はまだ出てないので、普通列車に乗って米原にレッツゴーです。
トコトコ電車に揺られ、例によって京都駅でダッシュ乗り換えです。慣れたもんです、みなさん。車内で朝ごはんをいただきます。お腹壊しちゃ嫌なので、あまりトリッキーなものは食さず、イチローのようにいつもの朝食をいただきます。炊き込みご飯のおにぎりと、ポカリ。登山開始一時間前の食事が、なんとなく自分にはあってる気がします。
近江長岡駅
さらに走ること1時間で米原、そこから乗り換えて近江長岡駅到着です。
もうね、じわじわ見えてくるんですよ、車内から、勇姿が。
近江長岡駅からは伊吹山がしっかり見えます。もうドキドキが止まりません。
焦る気持ちをおさえつつ、ここでトイレと身支度を済ませます。
登山口のバス停から登山口まではすぐそこなので、もう、臨戦の態勢で大丈夫です。
タクシー一緒にのいりませんか?と言える勇気がない私は、素直にバスを待ちます。
バスの乗客はほとんどが伊吹山山頂を目指す人ばっかりです、そして皆が思うのす。「なぜそこに寄るのかジョイ伊吹」、と、思っても口に出さず礼節を重んじ、歩けば一時間かかる道を15分で運んでくれるこのバスに感謝し、下車しましょう。
登山口
登山口には神社があり、無事の登山を祈ってレッツゴーです。入山料を募るお箱もありますので、お忘れなく。
今は左のパイロンのところに建物ができていて、そこが登山届けを出すところになってます。地方行政によって、積極的なところ、消極的なところ、否定的なところ、というのがよくわかります。なので、入山料はしっかり払って楽しいよアピールです。
百名山にはいってるってのもあるんですかね。
で、いきなりもう雑木林の道に入っていきます。ここは、アイゼンではなく、ノーアイゼンか、チェーンスパイクがオススメです。雪道とはいえ、下の岩やくぼみに接触することもありますのでフルアイゼンでは足首をひねる可能性があります。私だけかもしれませんが。。。
雪山は、少し重くなりますが、チェーンスパイクと、アイゼン両方持っていくようにしてます。
当日まで積雪状況はわかんないし、体力云々以前に、怪我したら元も子もありませんので。
で、登山道ですが、気持ちでいうと、ここが一番しんどいです。足場は悪いし、景色もないし、何回折り返すのだ。一合目までは忍耐で頑張りましょう。そして、冬だからと行って厚着はいけません。ミドルレイヤーでまだまだ十分です。暑くなって汗かいてしまっては後半厄介です。寒いくらいがちょうどいい。冬にマラソンでコート着る人はいません。で、一工夫、一番にアミアミファイントラックがオススメです。汗が帰ってこないので、べったりもしないし、汗冷えもしないし、乾きやすいし、言うことなしです。一枚多めに着るデメリットは皆無です。もうこれなしではいきてゆけません。
上だけでなく、下もあります。でもこの上にコンプレッション系を履くの、難しいんですよねー。私はつま先でつまみながら履きます。
テント泊の山行でもこれを着ると、匂いが気にならないです。鼻づまりの影響かもしれませんが。ミレーのも良いみたいですね、
登山者あるある「服の着こなしより、レイヤリングが気になる。」
一合目到着、いざ伊吹山へ
雑木林を抜けますと、建物があって、ここにベンチがありみなさん休憩や準備をしてます。さあ、ここからがほんとの登山です。
未だ伊吹山山頂は見えませんが、見晴らしはよく、軽快な登山道で広がっています。
抜けが良いし、真後ろから太陽が照りつけてきます。半袖でもいいくらいです。
ステップをいただきながらテクテクと上がっていきます。
道に迷うことは無く安心して登れますが、いちおう気をつけましょう。
夏道はすっかり消えてトレースやステップが山頂へ導いてくれます。
伊吹山はチョイチョイ振り返ると良いです。頑張った事実が、麓の小ささにでます。
途中ロープウェイの廃墟があります。
昔ここでマウンテンバイクのレースに出たことを思い出しました。
謎の外国人レーサーが自分のバイクに値札をつけて「FOR SALE」してたのが衝撃的でした。
ですが、今は、目指すは、とりあえず目指すは小さな避難小屋です。可愛くて好き。
避難小屋
避難小屋からさらに勾配が急になります。
ここで、更にレイヤリングを整えたりします。アイゼンが緩んでないかとか、確認です。たまに前の人とか、アイゼンをプランプランで見ることがありますが、おそロシアです。
さあ、あとは思い残すことがなくなったら、コルを目指してガンガン登っていきます。
振り向けばガンシス、ではなくて琵琶湖ですが、気合い入れて登っていきましょう。
続く。