山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

じゃないですか

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新幹線、となりの席に座ってる2人組みの会話が失礼ながら聴こえてくる。

 

大学生の時、教育実習の時、という流れで数年前っぽい会話からそんな世代なんだろうけど、だから、だいぶ下の2人っぽいはずなんだけど、Aさんは高校時代の男子はボンタン、短ランだった、田舎だからかなって理由、Bさんはそれを聞いて驚いていたようだ。たしかに、俺たち世代の文化がまだ根付いてる事に驚きの茨城県民らしいAさん。

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Bさんは私が私が、と喋りたい症候群ですげーぞ話をしてて、Aさんはかなりわかりやすく、興味ないですよーって感じで「ふーん♫」を繰り返す。

「私、皮系、好きなんですよー、肉まんとか、アメリカンドックとか、唐揚げとか」

「唐揚げって皮じゃなくない?なんていうんだっけ?」

衣、という答えがでないあたり、この2人、先生として大丈夫か、若干の不安を抱いた。

 

ただ、びっくりしたのが

「ビデオデッキって、もうないですよねー、CDとかももう買わないですよね」

「シングルCD買ったわよねー」

お二人のお顔は拝見してないので、全く世代がわかんなくなりかけたところで

「シングルCDってA面B面ってあるじゃないですか?あれなんでなんですかね?

「あれじゃない?たしかシングルCDって長細いパッケージで、たしか2枚入ってて、どっちかがA面で片方がB面だったよ」

「えー、そうなんですねー」

と謎の事実がここで作られてしまった。

 

レコードを知らない世代という事はわかった。

 

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そして、そのBさん、「〇〇じゃないですかー?」がやたら多い。

「〇〇は、多数を占める常識だと私は思うんですけどー?」

と同じニュアンスで、ある意味、慎まやかな日本人の言葉っぽいけれど、裏を返せば、自分が判断した事ではないですよ、と逃げの口実で組まれている。

だが、これは、あふれんばかりの情報にまさに溺れるやうに生きてきて、実体験なのか、聞きかじりなのか、自分でも確信がない情報を選択して行動してる世代の自然発生な言葉遣いなのかもしれない。知らんけど。

辞書や新聞を読んで、人から直接聞くしかないならば、「〇〇なんですけどー」となるだろう。 

ただ、自分に使う時、あれは、なんとも押し付けがましい。

「私って、〇〇じゃないですかー?」

これが始まると、しばらく適当に聞きながして、最後に

「そうだよねー、わかるー」と言えばいい。

 

 

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