山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

立山縦走その2 夜行バス編

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大阪から立山にバスで行く方法は調べた限りでは2通りあった。

ひとつは大阪から富山駅にバスで行き、そこから黒部アルペンルートを使って、富山地方鉄道の電車、そしてケーブルカー、最後にバスを乗り継いで行く方法と、もう一つは、大阪から富山駅にバスで行き、これは先程と同じだが、富山駅から直接専用バスで行く方法がある。後者の専用バスは、要予約で、今回は満席で乗れなかった。前者の乗り継ぎシステムで行くこととなった。

今回の最初の乗り物が、この大阪発富山駅行きの夜行バスである。

 

 (前回)

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22時20分に大阪駅を出発して6時30分頃に富山駅に着く。なんとものんびりしたドライブである。どうやらワンマン運転のため、ドライバーは2時間ほど仮眠をしなければならないらしい。そのため8時間ほどのの行程になるようだ。こっちはずっと寝ているのだから、文句は言えない。ゆっくり安全にお願いしたい。

それにしてもこのバス「百万石ドリーム大阪1号」とは、もう何がなんやらである。目的地である加賀百万石から命名し、大阪から出発する夜行バスの数台あるうちの1台目、なんだろうが、まあ、それはよしとしよう。

バスは3列シートで空間にゆとりがある。快適である。ただし、通路が細いので、ある一定以上の体格の人は辛いだろう。カニ歩きである、そう、カニの横ばいなのである!

 

出発前に、明日の朝食とバスのおやつを買い、乗り込む。荷物からして登山客の割合は低い。連休は今日からなので出発するなら昨日の夜がベストだ。多分そういう理由だろう。登山、トレッキングでは、後ろ側に予備日を設けたほうが何かと安全である。無理はいけません。無理は。今回は現地一泊のややお急ぎプランなので、これも無理はしない行程に変更した。2泊ならば剱岳に登って、ゆっくり立山縦走できるのだが、一泊なので、剱岳は諦めて、剣沢キャンプ場に泊まり、引き返し立山縦走というプランにした。これで、まあゆっくり歩けるので安心である。

 

高速バスでは、必ずと言っていいほど大阪のあと、京都に止まる。これが実に遅い、え?まだ京都?と毎回なる。もう京都駅まで行ったほうがいいんじゃないかぐらいの気持ちになる。バスに乗ったら、いかにしてすぐ寝れるかが、満足してバスに乗るコツである。

バスの中では新幹線以上にリクライニングシートを倒していいかが非常にセンシティブだ。後ろの人が倒していないと、自分の後頭部を延々とお見せしながらの旅になってしまう。それは申し訳ない。バスの予約席は、すぐ寝れる人ほど後ろに座る配置システムを開発していただきたい。今回は後ろの人がのび太級の人だったので、リクライニングシートは十分倒せたので良かった。ありがとうのび子。

今日の今日まで天気が気になっていた。10日天気予報や、てんきとくらす、のサイトでは、初期はCの雨予報だったのだ。それが日が近づくにつれてBになり、Aに変わった。室堂のライブカメラも曇りだった日々から昨日はとうとう晴天の映像となった。このままもってほしい。でも、暑すぎるのも嫌だ。上りはやや薄曇りが出たり入ったりで、頂上につくとパッと晴れる。そんな天気がいい。と、都合のいいことを考えてしまう。そして気温である。前の週に同じ立山に行った人に聞くと、「やや寒かったかもしれない」らしい。そうかと思ったら、その人は「私、寒さを感じません」と。なんとも聞く相手を完全に間違えた。えげつないツワモノに聞いてしまった自分を恥じた。すみません私も早くそうなりたいであります。。。。

とはいえ、山の天気は変わりやすいので、猛暑のTシャツからマイナスに耐えうるジャケットまで一応用意した。低体温症は極寒でなくとも起きうるのだ。Tシャツは綿ではなく、化学繊維がよい。速乾性に優れていれば、汗が液体の状態で低下してしまうのを防ぐことができる。ボトムは最後まで悩んだのだが、平均的に暑い、そして藪こぎもないので、短パンとスパッツの組み合わせにした。防寒用にはゴアテックスのパンツを準備した。これで後悔はないはずだ。

登山、トレッキングにおいて、私の中で、あるあるなのだが準備段階で一旦軽量化に成功したものの、最終的なパッキングで重くなってしまう。衣類のバリエーションを減らすことは避けたい。でも、雨予報はない。雨具いるのだろうか?と思ってしまうが、街なか以上に環境が悪い中、傘もタクシーも地下街もない状況で身を守ってくれるのは雨具だけである。これは外せない。となると、簡易的な雨具か、しっかりした防寒もとれるジャケットかになると、後者を選んでしまう。そうやってどんどん荷物が大きくなる。最近はそういったジャケットもかなり軽量になってるらしいが、まだそこまで困ってないのでそのときは、ホグロフスを見たあと、現実に戻って、モンベルさんにお世話になるだろう。

ところで、バスで眠っている私は金沢で一旦目がさめた。書いといてなんだが「一旦目」とはとうてい漢字には見えない。

そう、金沢で目がさめた。結構降りる人がいる。このバスは新幹線や特急の始発が到着するよりも早い時刻に到着するので、そういった人に有効な交通手段なのだろう。それにしてもお風呂に入りたい。私は明日の午後まで入れないことは決定している。ザ、ガマンである。そんな名前のTV番組があったようななかったような。

 

今回の短パン↓

今回の結局着なかったジャケット↓

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 次へ続く

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