山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

12月、綿向山に向かう その3

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最後の尾根から、素晴らしい景色を見ながら頂上まで歩く。今までの苦労が報われる瞬間だ。わずかながら霧氷が育っている。充分きれいだ。そして、周りの景色を堪能しながら、綿向山山頂に着いた。

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抜けはよく、遠くまで見渡せる。白山も見える。雨乞岳の向こうに鎌ヶ岳、そして鈴鹿山脈の向こうに伊勢湾周辺の街も見える。

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ああ、来てよかった。風もさほどではないし、雪や雨も降ってない。ただただ寒い。

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早速ご飯に取り掛かる。

もちろんカップラーメンだ。こう毎週毎週、山だから0カロリー説を謳いながらカップラーメンを食べていると、胃腸に悪そうだが、山だから大丈夫。

今回はガスを持ってきたので、サーモスのポットから約90℃のお湯を再沸騰させる。料理は一手間で見違える様においしくなる。炒飯は家庭ではボウルにご飯と溶き卵を最初から混ぜる。ご飯はサトウのご飯を温めずにそのまま入れるとより、美味しい。油はラードが良い。

 

そんなことを考えつつ、3分を待つ。

冬山での3分は長い。

2分50秒

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その10秒後

できた。

頂きまーす!山の頂きで頂くから「頂きます」なのか。いや、ちがう。「頂戴する」が語源のはずだ。

とにかく山の神に感謝を捧げていただく。

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美味い。やたらと美味い。これで0カロリー(山だから)なのだから山は素晴らしい。

ささっと食べきる。おにぎりも頬張る。

美味い。もう何も要らない。

ビールと唐揚げ以外。あとヤゲンナンコツと、餃子と、味付け海苔、冷奴、卵かけ御飯以外。

食欲の鬼とかした私たちの胃袋はひとまず落ち着いた。

この日はクリスマスなので、ケーキを持ってきた。コンビニケーキ、形が壊れていないか心配だった。

 

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なんと、無事形を保ったまま、ケーキは山頂に立っていた。

素晴らしい。

というわけで、ツェルトを立てて、コーヒーとともに頂く。

メーリークリスメース。

うまい。

またまた美味い。

そして、眠気が襲ってきた。

しばし寝る。

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 ああ、気持ちいい。なんと幸せなんだろう。

と、寝続けることもできないので、充分寝た気になってそそくさとツェルトをしまい、下山の準備をする。

そうそう、あのテムレスブラックも大活躍だ。

黒と青では全然市場感が違う。

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帰りはチェーンスパイクをつける。登りより下りの方が滑りやすいし、あのズルズルは有ると無いとでは、全然違う筈だ。

素晴らしい景色を見納めながら尾根を下る。

また会う日までー。

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尾根から斜面に出て、ズルズルを下っていく。

チェーンスパイクおそるべし。全然滑らない。

持ってきてよかった。

そういえば、持ってくるだけ持ってきたピッケルも何気に役に立っている。体重を任されるのはやはりトレッキングポールとは違い、頼もしい。

ズルズルを無事終え、祠に着いた。

気温も上がり始めたので着替えを済ませる。

あとはのんびり降りるだけだ。

下りの距離感は上りの半分くらいだ。

というわけで、あっという間に、鐘の避難小屋、そして杉林へ入る。

ここまでくれば、もう着いたも同然だ。

あとは、足をひねらないように降りようねー、声をかけているその瞬間に、足首を捻ってしまった。

どうしてだろうなぜなんだろう。

ああ、またやってしまった。

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ぐっと、痛みが収まるのを待ちつつ、歩き続ける。

そんなこんなで、無事、登山口に帰ってきた。

あとは、バス停までのんきに歩いて帰るだけだ。

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「バスは16時23分が祝日は最終らしい」説が私達二人に舞い降りた。

そいえばそんな言葉がバス停に書いてあったような。。。。

只今の時刻15時50分を回っている。

マジすか、行きでもダラダラと歩いてきたわけではない。しっかり歩いて40分かかったのだ。

残すところあと30分。

 

 

私達は走った。

メロスよりもまじめに。

とにかく走って10分稼がなくてはいけない。

しかもバスが23分丁度に出るとは限らない。

少しでも早くバス停に着かないと、タクシーを呼ぶしかないが、絶対に呼んでも来そうにない。あとは、歩くか。

だめだ、プランBがない。

走ってバスに間に合うしかない、その一択と確定した。

登山の後に、ランニングが3キロ以上あるとは、考えもしなかった。しかも、本日は蓋入りとも負荷をかなりかけたザックだ。筋トレ以外何物でもない。

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ペースが上がらない。

半分まで来たところで、相方のザックも持つ。

もうこうなったら根性で走り続けるしかない。

相方はペースが上がり、先へ行った。少なくとも一人はバスに乗れる。これで良い。

気分は新兵、私は鬼軍曹に罵られながら走り続ける新兵。

少し萌えてきた。ドM気質はこういうときに役に立つ。

そして、あと10分のところで、歩くペースで間に合うとわかり、ランニングを終了。

良かった。ああよかった。

そして無事まだバスは来てないであろうバス停に着いた。

時刻表を見る。

7時までバスはある。

「4時で終了」なんて注意書きはどこにもない。

、、、、、、

まあ、いいじゃない。早く帰れるんだし。

火事場のクソ力とはよく言ったもんで、後にもバスが有るなら、私達はあのペースで走っただろうか。答えは明白だ。

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そこにバスが来た。

無駄半分の苦労を何も知らない運転手に運ばれ、私達は近江八幡に向かいながら眠りについた。

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ふと目を開けると、外はもう暗く、あのまま、1時間なにもないバス停で待つことになるパラレルワールドに没入し、改めてあの時、走ってよかったと思うのであった。

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そこからは、もう、記憶のない旅で気がつけば、いつものようにビールとからあげを楽しんでいた。

ちなみに、最近行っている居酒屋では、今回は頼まずともお互いのファーストドリンクが出てきた。おもてなしの境地である。

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