山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

久々単独伊吹山 その2

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伊吹山が見えた

小高い丘付近がかつてスキージャンプ場だったらしい。にわかには信じがたいが、プレートに表記されているので間違いないのだろう。

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そこを巻くように進んでいく。長い直線が、いがいとつらい。斜度ではなく、石だ、石。ここもなるべく端っこを進んでいく。

伊吹山は南側斜面が登山道だから、雪解けが多い。これが仮に西側や北側が登山道ならば、なかなかのワイルドな山になってただろう。

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 巻き道を終えると伊吹山が見えた。

若干な雪をまとっている。9合目からが、しっかりとした積雪のようだ。

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伊吹山は遠くからみると、かなりの急な斜面に見えるが、実はそうでもなく、ただ広い斜面が遠くに伸びているだけなのだ。両サイドの尾根を見たらわかるように、傾斜はそれぐらいだ。

伊吹山が見えてきたこの場所あたりから、本格的な積雪が始まった。

広い草原はきっとお花畑できれいなのであろう。その季節に来たことはない。伊吹山は冬が良い。

真っ白な草原を歩いていくのは気持ちいい。しかも誰もいないように見える。

ここまで、チェーンスパイクもアイゼンもなしだが、この先、どこまでこれで行けるだろう。つけないに越したことはないが、それは状況が決めることだ。

三合目

3合目に着いた。

この先には東屋がある。たいてい一組くらいが、ここで何かしらたたずんでいるのが休日の伊吹山だが、今回は猟師さんだろうかが、一人いた。登山者、いない。

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ここからはまっすぐな道が伊吹山に向かっている。

その白い雪道に、一筋の赤い液体がまっすぐ伸びている。

本日は鹿狩りをしているらしいので、おそらく駆除された鹿の血だろう。明らかに引きずった跡がある。そうじゃなかったら、怖すぎる。こういうのを正常性バイアスというのかもしれない。

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血筋に導かれながら先へと進む。そういえば、前回三峰山でも鹿やイノシシのお肉料理をごちそうになった。アシタカよ、サンよ。我ら人間ははどうすればいいのだ。

血筋は登山道ではないところに曲がって消えていった。ちょうど三合目から4合目にかけてである。前回ここでコンタクトレンズをおとしてえらいことになった。

この辺からまた段差のある道が続いていく。

息が上がってきた。こういうところを急いでいこうとする気持ちをこらえながら、淡々と登っていく努力。週に一度程度の登山で、たいして体が鍛えられているわけもないので、相変わらず体力に進歩がない。そのかわり週末の登山よりも重い機材をカメラザックに詰めて歩いているので、腰が痛いとか、そういうのは無くなった。

カメラバッグをコロコロタイプからリュックタイプに変えたかいがあった。

傾斜がきつくなるとともに、雪の深さが増してきた。とはいえ、まだまだ石が見えているので、アイゼンをつけるほどでもない。ほんとに今日の伊吹山は足元との話し合いだ。

足跡を見ても、アイゼンをつけた人はまだいなさそうだ。

両側の木々の量もだいぶ減ってきた。そろそそろ4合目の休憩場所につくはずだ。

この辺はもう、ぬかるんだ部分はないので、だんだんと、靴がきれいになってきた。

低山は、たとえ上のほうで雪にまみれてきれいになっても、下山でドロドロに戻てしまうので、はがゆい。

この辺から、4合目なのか、5合目なのか、6日合目なのか、だんだんわからなくなってきた。

話は変わるが、一日のうち、14時あたりが非常に危険だ。2時なのか4時なのか聞き間違い、覚え間違いがある可能性がある。

休憩エリアはやはり5合目だった。4合目はいつ過ぎたのだろうか?全く記憶にない。

五合目

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このへんから、本来直登ができるのだが、今年はやや難しい。逆に疲れる。急がば回れだ。ちなみに「逆に」という言葉は、最近は”逆”じゃない場合も使われている。そうなると、ただの言い換えなので、「むしろ」といったほうが、いい。「逆においしいー。」という人は、そもそも、どう思っていて、それを食べたのだろう。勇気ある人だ。

この先、見晴らしはよく伊吹山全景がよく見える。

人はいない。

トレッキングポールを出し、進んでいく。

開けた土地のせいか、積雪がまた少なくなっている。ああ、来年はこの辺だけドカッと降ってほしい。

ショートカットと、夏道にそれぞれ足跡がある、その時々で選んで登っていく。

目の前に滑り台のスロープがあり、そこを登るか、回り込んで階段を行くか、そんな感じだ。

直、直、夏、直、夏、夏、直、ぐらいがちょうどいい。

避難小屋が見える。あそこが次のチェックポイント。

 そこに向かって、ジグザグに道があるが、気持ちはまっすぐ、心拍は夏道を支持している。鍛えないといけない。

青空のなかに、半分以上雲がある。だが曇り、というほどではない。

雲間からかすかな直射が周りをてらしている。彩度50パーセントくらいの環境だ。だが、風があるわけでも、ひどく温度が低下しているわけでもないので、むしろ心地よい。逆に。

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まだレイヤリングは変えてない。すばらしい。

小屋がなかなか近づいた感じがしない。もどかしい。

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あきらめて淡々と登っていく。

すると、いつの間にか小屋に着いた。

避難小屋

ここでアイゼンをつける。標高も上がるので凍っている場合に備える。

滑ってけがをしてからアイゼンをつけても、捻挫や骨折は治らない。

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さて、ここからやっと、「山登り」感を味わえることになる。

なだらかな斜面なので、道の選択肢も多い。木立もないので見晴らしがよい。目指す頂上を見ながら楽しく登っていける。

うっすらとジグザグ道があるのがわかる。そこを基準に適当に登っていく。どう選んでも、必ず頂上に着く。右の尾根を無理に越しさえしなければ。あちらにはなだっれ防止の柵がある、きっとあっちに入ってはいけない。

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心地よい疲れとともに歩いていく。

六合目

6合目に着いた。ああもう楽しみもあと4割か。下山は足首に気を付けることで精いっぱいなのだ。

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斜度も増してきた。ああ、幸せ。こんなド平日に誰もいない(ほとんど)雪山を歩けるなんて、ぜいたく極まりない。

直登ルートは木立の中がまだ怪しげな落とし穴がありそうなので、行かず、素直に夏道を行く。きっと誰かが、あっちにいたら、同行するのだろうが、保守的な私は、そうはしない。

ジグザグとはいえ、トラバースを細かに繰り返すことは、じつは結構危険な道もある。何か所か細く切れ落ちた道があった。私のようなボケーっとしている人が、過去、何人か落っこちたかもしれない。そういった意味でも、冬は直登が安全な面もある。ラッセルと落とし穴のリスクはトレードオフにならないかもしれないが。

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そんなこんなで、黙々と上がっていく。たまに振り返り、高度感を感じながら次第に大きくなる稜線を見つめ、そして足元を見つめ、登っていく。

 八合目

8合目でミドルレイヤーを着た。さすがにこのままで山頂は寒い。

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ここまでくると、もうゴールは目の前だ。

伊吹山は、後半が前半よりも短く感じるとてもいい山だ。

さて、もうすこし、がんばろう。

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続く。

 

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