山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

剱岳の夏登山 その1 出発編(大阪〜室堂)

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今年のお盆は長期休暇なので、いざ立山剱岳に登ることに。

 

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登山計画

8月の盆休暇、どこに行くか、2018年、昨年は表銀座槍ヶ岳の縦走を行った。

 

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今回は立山室堂から剱岳に登る計画を立てた。

出発前、計画は二転三転する。剱岳の登頂だけは必須として、残る日数を費やすか。

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薬師岳まで足を伸ばし、折立で下山。当初はその予定だった。しかし、せっかくの一番気候のいい時期、剱岳を背にしてただ縦走しながら高度を下げるのももったいない。せっかくなら赤木沢まで降りて沢登りも追加してはどうだろう。いや、これでは日数が足りない。さすればK氏がたしか裏剱に向かうのもこの時期だった。

ということで裏剱を調べた。なかなかとてもいいルート。下山が水平歩道を通って欅平に向かう。ここで台風10号の日程にぶつかりそうだった。通行不可の場合はピストンで室堂に引き返す。

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ほぼ日程がK氏と同じなのは、偶然にしては出来すぎている。

しばらく練り、計画を整える。結局室堂から剱岳、そして雪渓をまわって池ノ平、そして欅平に抜けるルートを基本とした。剱岳は昨年、日程とスタミナが足りず、見るだけで終わった山だ。今回は万全の体制で予備日まで設定し、登ることにした。とはいえルートは一番かんたんな別山尾根ルート。きっと登山者で賑わっているだろう。

剱岳

 「剱岳北アルプス立山連峰にそびえる2999メートルの山。カニのタテバイ、カニのヨコバイなどをとおって登頂する別山尾根ルートが一般的である。他にも何本も登山ルートがあり、初心者からクライマーまでが登る人気の山である。日本では珍しく氷河が残っている。例によって交通手段はバスと公共交通機関。今回は欅平からトロッコ列車に乗る予定なのでそれも楽しみだ。

 機材

そして今回は真面目に写真を撮ってみようということで、山ではいつもはSONYの小さなカメラα7iiiという機材を使っているが、この度はFUJIFILMのGFX50Sという大きくて重いがきれいに映るカメラとちゃんとした三脚をもっていくことにした。問題はバッテリーがこれまた大きくそして燃費が悪いのでたくさん持っていかないといけない。バッテリー切れにはできないのでこればかりは使わずに余るほど予備バッテリーを持っていかないといけない。今回は9個持っていく。

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7日という行程なのでそれなりに食料を持っていく。テント泊なのでたっぷりと必要である。

そのかわり食器は少なめでコッヘル2個と紙皿。ジェットボイル、とスノーピークのバーナーとフライパン。主食はフルグラ、粉から作るナン、カップラーメン、パスタなど。

ザック

ザックは当初HyperLiteMountainGearの3400だったが、入りきらない、そこでMountainHardWearの75Lに入れ替えてみたがこれでも入り切らない、そして結局The 3rd Eyeの60Lに収まった。メーカーの容量表示は当てにならない。本当の容量はきっと80Lを軽く越えている。行くとき、重さは計測していないが帰ってきたときに30キロあったので、実際は最低35キロくらいあったようだ。おそロシア

雪渓が一部あるので、チェーンスパイクを持っていく。

21時50分 出発

というわけで準備完了、出発。

21時半、大阪阪急梅田バスターミナル。盆の帰省客と登山客が入り交じる待合室。いかに都会に出てきている人が多いのか、そして、ご先祖様の日、お盆というのに山に遊びに出る私達のような不誠実な人が多いのか、わかる。 

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バスは満員の乗客を乗せ、順調に走り続けた。途中休憩があったが、一度しかなかったので、二度目の休憩で朝ごはんとお昼ご飯を買おうと思っていた思惑は失敗した。

午前5時

富山駅前に近づいていた。外は薄曇り。

午前5時30分

早朝、富山駅前から少し離れたバス停に到着。予定より早く到着。

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ちょうど目の前にコンビニがあった。ここで買いそこねた朝食と昼食を買う。

おにぎりとサンドイッチ、やや多めに。

5時45分

目の前に吉野家発見。せっかくなので朝食はさっき買ったことは忘れてここで温かいものを食べることに。鮭定食。席に座ると、隣の人が困った顔でパンパンに膨らんだブランド品の財布を落とし物だと店員に渡した。食後にトイレに入っていると、明らかに落とし主の声で「ありがとうございます」と盛り上がっているのが聞こえた。お盆前に財布の紛失はだいぶ落ち込むだろう、よかったよかった。

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6時10分

ここから普段なら、鉄道、ケーブルカー、バスと乗り換えて室堂に行くのだが、なんと富山駅から室堂直通のバスが出ている。すぐに予約で売り切れるのだが、諦めぬまま、予約の空き確認の電話をしたかいがあって、当初一席しか取れなかったバス席が数日前にもう一席取れた。そのチケットを受取りに二階のサービスセンターに向かう。

チケットを受け取り、下のバス停に並ぶ。早速ザックから液体を漏らしている人がいた。その人がザックから取り出した潰れた缶で、それがお酒だとわかった。かわいそうに。そして、花見で食べるようなお弁当を持っている人もいる、平衡感覚に長けているに違いない人だ。そういえば吉野家は登山客だらけだったが、その中にいた人も同バスに乗るのだろう、見覚えのある人たちがちらりほらり。

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6時30分

バスは室堂に向けて出発。

気がつけば空は青空、快晴だった。マイカーで立山に向かっているK氏から入電、美女平に到着したらしい、晴れとのこと。良かった。

7時15分

アルペン村というドライブインでトイレ休憩、暑い、夏を感じた。

7時50分

有料道路に入るとアナウンスで「51820円の有料道路に入ります」とアナウンス。いや、その料金は私達が払ってますから、そんなに上から目線で言わなくていいです。

8時00分

美女平通過。K氏たちに遅れること1時間半。テント場で会えることを祈る、祈らずとも確実に会えるが。

8時17分

例によってかすかに見える称名滝で一時停止。少しだけ見えた。

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8時40分

ソーメン滝と言われている細長い滝が見えた。六甲山に小便滝というのがあるがその何百倍の規模だ。立山の山々も見えてきた。素晴らしい光景だ。雪の大谷だったところを通過。

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9時 室堂到着

室堂で着替え、水確保、トイレ、ストレッチ、ご当地キャラとの撮影、などを済ませ、出発に備える。

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10時 室堂出発

さていよいよ室堂を出発し、いざ剣沢キャンプ場へ、本日の行程はそれだけだ。雷鳥沢で心臓が持つかどうか、試すだけだ。

 

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 次回からはカメラを携えての登山になるので、写真が急にきれいになる。と同時にメモの量が減るので、時刻掲載は少なくなる。

 

 つづく。

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