今回は撮影登山。いつもとは違う装備で、ということで重い。
今回は三脚を持ってきた。軽いながらもしっかりとした三脚。マンフロットのbefreeというカテゴリの4段の三脚。小さいながら割としっかりしていて重量1.6キロ。イヤ三脚ならズバ抜けて軽い方。しかも150センチ高まで上がるので腰痛くない。ほんでもって40センチに折りたためる。もう山用以外なにものでもない。
三脚のメリットはふと思っただけで3つある。
まず、朝夕の光が乏しい時に無理やり感度を上げて撮影した後で、あーあ、とならないよう低感度で撮れるように。そして晴れれば星の写真が撮れますように。なによりもしっかりと構図を決めて、雲などの抜けを待てるように、である。
- 今回は撮影登山。いつもとは違う装備で、ということで重い。
- 撮影機材のGFX50sは画質モンスターカメラだが、それなりに重いのでレンズ選びに一工夫。
- 夜の撮影は三脚と後で合成する為にインターバル撮影
- 二日目、剱岳に登頂するために3時30起床。
- 4時40分、テント場を出発
- 5時30分剣山荘に到着、まだ山ではない。
前回
撮影機材のGFX50sは画質モンスターカメラだが、それなりに重いのでレンズ選びに一工夫。
カメラはいつもは小型軽量なSONYのA7iiiというモデルを持って山に行く。今回はきれいな景色をよりきれいに残すためにFUJIFILMの中判カメラGFX50Sというマニアックなカメラを選択した。メリットは仕上がりが綺麗ということだがデメリットは重い、大きい、バッテリーの持ちが短い。ということで、おおかた登山には向いていない。今回荷物が大きく重くなった主な要因はこいつにある。レンズは標準ズームの32-64mm、35mmに換算すると、25-50mmというこれも難儀は幅域であるが、致し方ない。
広角が弱いので、フォクトレンダーの12mmを持っていく。換算10mmになる。それと21mm、これは換算17mmだが明るさが1.8。このスペックにも関わらず、この2本は驚くほど小型だ。これには感謝だ。特に21mmは夜空用に持ってきた。天気次第では選択されなかっただろう。
テーピングで保護したGFX50Sにアダプターを付けて12mmのフォクトレンダーを装着。こんな写真が容易に撮れる。
GFX50S+32-64 920gと875gで1795g
バッテリー 85gを9個
フォクトレンダー12mm 230g
フォクトレンダー21mm 412g
合計3202g
なかなかの重量だ。これに加えてmavicAirも持ってきた。こいつもバッテリーがすぐ切れるので10本持ってきた。これで2000g追加だ。
合計7キログラムほど撮影機材の重量であった。それは重いのも間違いない。
とはいえ、それに叶う撮影ができると踏んできた。
夜の撮影は三脚と後で合成する為にインターバル撮影
剱沢キャンプ場からは剱岳がよく見える。そして北面に面している。
三脚を据えて500枚ほどインターバル撮影、後日その一枚一枚を重ねてできた写真。
夜9時位だったであろうか、剱岳の前剱あたりに2時間ぐらいたってもなかなか下りてこない登山者の明かりが気になってしかたがなかった。大抵の人は日没後1時間ぐらいで下山したようだったので、でも無事下りたようなので良かった。
月夜だったのであまりくっきり撮れなかった。月の入は26時くらいだったので、さすがに明日の登りに響きそうだったので、早々に撮影を終えた。
就寝。
二日目、剱岳に登頂するために3時30起床。
本日は剱岳頂上までピストンの予定。
天気は良さそうだ。
朝食のフルグラをかき込んで準備に取り掛かる。
テント内は二人がギリギリなので、まるで宇宙船内のようにギュウギュウだ。もうちょっと前室が広く、かつ軽量なテントがあれば嬉しい、そんなものはない。
なので、小さなシートを前室の上に張り、なんとなく前室を作っていた。これはこれでよかった。
出だしは寒そうだ。でも昨日のように暑くなるかもしれない。服装のバリエーションをよく考えないと。
4時40分、テント場を出発
ヘッドライトを付け、いざ出発。
私達4人は意気揚々と剱岳に向かった。特に私は羽を得たかのように軽快に歩いた。昨日の重量とはまるで違う。
剣山荘に着く途中、日の出を迎えた。見事な朝の光景にやられた。この日の出以降、急にあつくなった。ここは火星か。
5時30分剣山荘に到着、まだ山ではない。
剣山荘到着。ここでトイレを済ませ、服装をやり直し改めて出発。いつの間にやら人が増えていた。
というわけで、猛暑の剱岳に向かうのであった。
つづく。