山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

相方の富士登山日記 その2 登山開始編

チコです。

富士山は10年くらい前にも登りました。
でも当時は登山に興味がなかったので、今ではその記憶は薄いです。覚えていることといえば、普通のスニーカーと、フリースに謎のシャカシャカウェアで登ったこと。9月初旬なのに頂上では雪が降り始めたこと。そして山じまい直前だったので、下山のトイレは5合目までなく、転がるようにダッシュで駆け下りたことぐらい。好きじゃないことの思い出は曖昧なものです。

 

前回

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富士スバルラインの終着点、5合目にバスが到着しました。現地で登山ガイドの人らしき人に案内され、五合園レストハウスへ。ここで私達ツアー客のお弁当が用意されていました。大きな部屋にお弁当が並べられていて、その横に『ほうとう』の小鍋も温まっていました。いつもよりずいぶん早い17時の夕食です。

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ほうとうは山梨の郷土料理らしく、昔、まさに富士山のおみやげで貰いました。団体ツアーの中でも遅い到着だったからか、ほうとうはちょっと伸びていたけど、それが大阪人好みの柔らかいおうどんみたいになっていて、するすると喉に通っていきました。ちゅるん。8月と言えども肌寒い富士山5合目、バスもクーラーで冷え冷えだったので、温かい食事はありがたし!
お弁当の富士山の形に、「よし、登るんだな」とあらためて思い、そして、揚げ物の多さに、「よし、カロリーを使うんだな」と思いました。ちょっと残してしまいました。いや、多いでしょこれ、多い。

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今回びっくりしたのは、バスに着替えを置いたりできることから、普段着で来ている人が何人かいたこと。中にはワンピースにサンダル姿の女性も。ザックの他に大きなサブバックを持っている人がほとんどでした。ジャンイチさんと私の山行はいつも公共交通機関利用なので、荷物はザックにまとめ持ち歩くスタイル。そうか、貸切バスやマイカーならそういうこともできるんだなと、なかなか新鮮な驚きでした。車に荷物を置けるって超便利。
ご飯を食べ終わって、外に出てガスバーナーでお湯を沸かして、コーヒーを作ってポットに入れました。これは山頂で飲むコーヒー。
富士山に水はないので、途中のSAで買いました。現地で買うと例によって高いのです。

ガイドさん曰く「水は山小屋で買うと高いんですけど、最初から持って上がろうとすると重くて体力が無くなってしまうので、ペットボトル2〜3本ぐらいを持って登って、山小屋で買い足してくださいね。」ということでしたが、私はいつもどおり水2リットルとポカリ500ml。雨の槍ヶ岳縦走の後だからか、小屋泊の荷物だからか、いつもより軽く感じました。

まだ少し明るい18時、いよいよ出発です。
出発は私達のツアーが最後ぐらいのタイミングでした。すこし、時間が押し迫ってる感はあるみたいでした。
登山ガイドさん登場、さっきの登山ガイドさんと、なにか背格好が違う。どうやら最初の人は荷物の積み下ろしのオジサンだったよう。
私達40人のパーティを前に、ガイドさんが注意事項を話します。
「前の人と離れず詰めて歩くこと」
「はーい」
「体力に自信がない人は先頭のガイドのすぐ後ろについてくださいね」
「はーい」
「落石を起こさないためにも、谷側の道は歩かないよう」
「はーい」
「今ここにいる場所が富士スバルライン五合目です、ゴール地点もここなので、この名前を覚えておいてください、さあ、そこのお兄さん、ここの場所は?」
「えーーーー、えーっと何でしたっけ?」
おいおい、大丈夫かなこの人よ。

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私達の出発地点、富士スバルライン5合目、ということで吉田ルートです。
富士山には、須走ルート、富士宮ルート、吉田ルート、御殿場ルート、と主だった4角ルートがあります。
ネットで調べると、大体がこの吉田ルートで登って、吉田ルートで下りるコース。
コースの看板はコースで色分けされていて、わかりやすいです。ちなみに吉田は黄色。
ほかも、赤、緑、青、とあります。今回はそっちに行っちゃいけない。

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出発時は、ウィンドブレーカーを着て出発です。5合目は標高2300メートル。2日前は暴風雨で下山命令が出たそうですが、今日は風もなく少し肌寒いぐらいの快晴。
富士山の協力金1000円と交換にキーホルダーをもらって、スタートしました。

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関西出発の1泊ツアーはどうしても時間が足りず、すべて急ぎ気味なのですが、ゆっくりと一定のペースで登ります。友人は登山経験が少ないので、なるべくガイドさんの後ろをキープしながら、夕日を背にして歩いていきます。最初は人の顔が見える感じでしたが、段々と夕日に包まれて、いつの間にか暗くなっていました。ヘッドライトが頼りです。

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歩き始めて10分……家族4人で来ていたグループのお母さんが高山病で脱落!ガイドさんに「限界まで我慢するより、これぐらいで無理しないほうがいい!また次も登れるんだから!」と励まされ、お母さんは一人、五合園レストハウスに戻って行かれました。高山病は、半分がその日の体調、そして半分は遺伝だそうです。高山病にかからないように、バスの中でしっかり眠りました。これからできることは、ゆっくりと深い呼吸と、こまめな水分補給。一歩一歩登っていきます。

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1時間ぐらい歩いたでしょうか。6合目に到着です。トイレと警察の詰め所みたいなのがあります。もう真っ暗。
そこでトイレに行って10分ぐらい休憩して出発です。まだまだ先は長いです。お友達は、すこししんどそうで心配でしたが、まあまあ、大丈夫そう。
私は、まだ大丈夫、さあ、出発です。
6合目までは綺麗な歩きやすい道、6合目を過ぎてからは、だんだんと、登山の山道に変わってきました。例えて言うな伊吹山。立木はないので、見晴らしは良く、ヘッドライトの列が見えていました。暗いので、ただひたすらに歩く感じ。景色を楽しむことはできません。でも、振り返ると東京の街明かり、星空、流れ星が見えてました。ここでしか見れない景色です。
登りでは、まだトレッキングポールは使いませんでした。私は前かがみがしんどいので、できるだけ姿勢良く登ることに気をつけました。
次第に岩場が始まります。ヘッドライトは首から下げて足元を見やすくして慎重に小股で歩きます。とはいえ、アルプスのようなゴリゴリの岩場ということはないので、気をつけて歩けば体力も大丈夫です。
無事7合目に着きました。7合目でトイレに行きました。
15分休憩して出発です。後1合で第一の目的地、山小屋です。お水も十分足りてます。
いざ、山小屋へ向けて出発。

 

つづく

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