カメラには、バッテリーが必要です。
長期、電源が確保できない場合、どうしても充電が滞ってしまうことがありますよね。
ましてや登山においては途中の充電は全く期待できません。
しかし、予備のバッテリーはとても重いです。これほど無駄な重さはないでしょう。カメラ本体より重い経験を持ってらっしゃる方も多いと思います。
そして、カメラの種類が増えれば、それだけバッテリーも別のタイプを持って行かないといけません。バッテリー切れに陥ると、写真が撮れない事よりも、「何でこんな重いものを持ち歩いてるんだ」という、鉛、鉄、ガラスという重量に対する憎しみが増えていきます。いかに軽量にバッテリーを持って行くか、これが写真を撮るためでもある登山の課題でもあります。
仕事でですが、一眼カメラ、水中カメラ、ドローン、ジンバル、モニターと、バッテリーが全て違う機材をザックで運んだ時は、10キロくらいはバッテリーの重みじゃなかろうか、と思うほどでした。
というわけで、今回、表銀座槍ヶ岳縦走に向けて、軽量にバッテリーを運ぶシステムを思案中であります。
予定では、一眼カメラと、ドローンを持っていこうかなと思ってます。
まずは予備バッテリーを何個持って行くか。
予備バッテリーを多く持って行くか、モバイルバッテリーで再充電するか。
そして、その再充電をどのタイミングで行うか。
短期ならば、充電は考えず、バッテリーを何個かで事足ります。ですが、5日6日と長期になると、どこかでバッテリーを充電しないといけません。
充電に有効なモバイルバッテリーの容量はどうするか。
モバイルバッテリー、皆さん1人1台は持っているアレです。
スマホはもちろんのこと、カメラバッテリー充電器をUSB接続で、バッテリー充電できます。
その、モバイルバッテリーの容量が大きいほど、たくさん充電できますが、重くなります。そうです。エネルギーは重いのです。
30000mahと13400mahでこの差です。
中身の材料は同じなので、大きさと重さは比例しています。この、モバイルバッテリーの充電が下山終了後に、ちょうどなくなっている感じなのが、ベストでしょう。でもなかなか推測できませんよね。最近はスマホでGPSを拾いながらログを取ったりするので、スマホも充電しないといけませんし。
そして、どれだけ大きなモバイルバッテリー持って行っても、更にそれを充電させないといけない場合、有効というか、唯一の手段がソーラーパネルです。もちろん天気によって左右されますが、これしかありません。
小さなものから大きなものまでありますが、パタパタと開くパネルタイプが、登山中にザックの表に吊り下げておくだけで、充電できるので良いと思います。テントを張り、そこに置いておくのも良いです。しかし、これも重さはありますので、実際には、モバイルバッテリーを複数運んだ方が良い場合もあります。
というわけで、登山に行く期間によって
- カメラの予備のバッテリーと、小さなモバイルバッテリー。
- カメラの予備バッテリー複数個と、小さなモバイルバッテリー。
- カメラの予備バッテリー複数個と、大きなモバイルバッテリー1つと、カメラの充電アダプター
- カメラの予備バッテリー複数個と、大きなモバイルバッテリー複数個、カメラの充電アダプター
- カメラの予備バッテリー複数個と、大きなモバイルバッテリー1つと、カメラの充電アダプターと、ソーラーパネル
- カメラの予備バッテリー複数個と、大きなモバイルバッテリー複数個と、カメラの充電アダプターと、ソーラーパネル
という風に段階に分けられます。
もちろん下に行くほど重くなるので、登山全体に対してリスクは高まります。程よいシステムを思案するのも登山前の楽しみの1つでもありますよね。登山前はキッチンスケールが大活躍ですね。
では、楽しい登山ライフを。
北海道で地震がありました。緊急時に備えを