山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 登山開始編

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木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 登山開始編

 

 前回

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 バスチケットとロープウェイチケット

昨年と同じタイムスケジュールだが、前回と違うのが今回はチケットをバラで買ったので、登山バスとロープウェイのチケットを菅の台で買わなければならなかった。前回は大阪から千畳敷まで一枚のチケットで行けるものを使ったのでその必要はなかった。

そして去年は多くの人がバス停に並んでいたように記憶している。そのため、バスは8時15分だが、早めに行ってチケットを買って並んでおこうと思ったのだ。

このことは予想通りだったのだが、まだチケットブースは開店しておらず、かつ、前回と比べて人もまばらだった。もう少し遅くても良かったと思う。

チケットブースの前の階段に座り、空いた時間で準備を進める。ゲイターを履いてギアを外につける。ヘルメットはバックパックにつけるより満員バスならば、かぶったほうがザックを持ちやすいはずだ。トイレもあるので済ませる。

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それでもまだ時間があった。最近ハマってる詰将棋のアプリをする。3手詰なのになかなか難しい。

基本的に相手玉将の周辺1マスにすべてこちらのコマを利かすわけだが、そうできないマスは相手のコマをうまく誘導してそこに導く。これが結構難しい。

そんなこんなでチケット売り場も開いて無事購入完了。人も増えてきた。バス停に並びバスを待つ。

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大きな虹が歓迎

まもなくバスが来るというときに山の方に大きな虹ができた。そう、この日は朝から霧が濃く、次第に晴れつつも湿気の多い日だったのだ。上の方は流石に雨ではなく雪だろう、だが晴天は望めないかもしれない。

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バス待ちをしている中に明らかにテント泊のバックパックを背負っている二人がいた。CRAZYガイたちにエールを送る会話をする。

バスが来た。直ちに乗り込む。

バスは数名をバス停に残し、出発した。だがおそらく彼らを運ぶ臨時便が出ているはずだ。でなければ1時間待たないといけない。そんなつらい感じの残されかたではなかったように思えたからだ。

バスはつづら道を駆け上がりどんどん登っていくが、雪は非常に少ない。

ロープウェイの乗り場についた。だがしかしここでも雪はほとんどなく、雨上がりの様相だった。不安で仕方がない。

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ロープウェイの出発時刻も計算されているので程なく出発。もう半ば諦めた精神状態で外界を見る。やはり雪は少ない。地元の人にとってはとても良い。過ごしやすい冬で良かった。雪なんて春までたまる粗大ごみだ。次第にガスが濃くなっていく。ガラス窓も曇っているので、真っ白で何も見えない。

千畳敷に到着

荒んだ気持ちでいたせいか、ロープウェイ山頂駅、千畳敷につくとそこは猛吹雪だった。ドキドキしながら最終準備に取り掛かる。行動食のパンを一つ食べる。上着のポリゴン4は着ないでザックの上部に詰める。ゴーグルをつける。電熱ゴーグルなので曇ることはない。goproはガスガスなのでつけない。トレッキングポールは役に立たなさそうだ。アイゼンを装着し出発。

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9時50分登山開始

真っ白。看板がかろうじて見えるだけでどこがルートか、初めてなら見当がつかないはずだ。

視界は10メートルはありそうだ。先に行く人や、帰ってくる人が小さくは見えないが、近くにいると見える。

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建屋右手の坂を降りて千畳敷に出る。広いなだらかな場所なので、方向がつかめない。2方向に人がいて、一方からはこちらに向かってきてるので、上の状況を聞いてみたところ、彼は迷って引き返すところだったようだ。もう一方の人のトレースを見つけながら進む。なんとなく点々と人が先に進んでるのが見えた。目を放すと人影が消えてしまう。足元は粉雪がつもり、トレース以外は埋まる。トレースでも埋まる。

やや迷走

ようやく斜面にたどり着いたが、先のほうで停滞している。嫌な予感というか、状況は予感ならずとも悪い。GPSがそういえば先程からピーピーなっていた。ただのアラームかと思っていたが、もしかしてと確認すると、ルートを大きく30メートルほどそれていた。このカールはすり鉢状なので、大きく迷うことはないが、ショックだった。大きな声でルートの間違いをそれぞれ共有し合う。こういうときは恥ずかしがってはいけない。先頭の人も手振りで確認できた。コースに戻るべく斜面をトラバースする。私の後ろについていた人には申し訳ないことをした。しばらくして、目指す谷が見えてきた。一安心。コースにも復帰した。

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あとは延々と登るだけだ。頂上の尾根は全く見えない。淡々とグラウンドを周回し、誰かが「あと1周」と言われるまで走り続ける気持ちに近い。

前の人のトレースは間合いを開けると消える。それほど雪に締まりはなく、崩れていく。

 

埋まる斜面

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斜面の傾斜はしいだいに角度を増していく。これがきつい。まるでサラサラの砂丘を登ってるようで、埋まってしまって上に登れない。そういうのを何度か繰り返していくと、視界に柵のようなものが見えた。あれは間違いではなければ、乗越浄土の柵だ。いつのまにここまできたのだろう。なんだかワープしたかのようだ。

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先頭集団は、何故は柵の方ではなく、左手のストイックな斜面を選択した。まじか、、、、。

私もそれに追従することにした。記憶はないが、しんどかった。

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11時20分乗越浄土到着

斜面を乗り越え、まさに乗越浄土についた。そして予想通り、猛吹雪。さっきまでかいた内部の汗が冷えていく。この先にあるはずの宝剣山荘を目指す。もちろん左手にそびえている宝剣岳はガスで見えない。何度もいうが、ガスはもともと気体を意味するので「ガスで見えない」は表現上おかしい。

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宝剣山荘についた。天国についた。

入り口は左手のトンネルのような低い横穴から入っていく。

中に入る。暖かい。天国だ。

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つづく

 

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