山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

2018年 年末年始は木曽駒ヶ岳  その4

12/31の朝、夜明けから青空に恵まれた。

天気予報も晴れ、今日は間違いなくいい天気だ。

 

f:id:fujikixblog:20190107081946j:plain

ホテルで朝食を食べる。ビジネスホテルなので、よくあるバイキング方式だ。

食堂には他にも宿泊客が大勢いた。半数以上が登山装備の姿をしている。なるほど、よかった、ホテルで前泊は皆考える事はおなじだった。

朝食をたっぷり食べて、今日からの登山に備える。

実は昨日のタクシーに、今朝のホテルから駅までの搬送の手配をしていた。チェックアウトを終えて、予定時刻に下に降りるとタクシーは待っていてくれた。

歩いてもきっと行けるし、近くにも立ち寄るバス停はあるのだが、念には念を入れて始発のバス停である駅に向かう予定にしていた。石橋を叩いて壊して鋼鉄で橋を作り直すのだ。

 

前回

www.yamakamera.com

タクシーは数分で駅に着いた。

そこにはすでに数組の登山者が並んでいた。

その後に続いてならび、バスを待つ。

そうこうしているうちにバスは来た。普通の路線バスだ。

満席になるかなと思ったが、半分も埋まらなかった。まあよかろう。バスは出発し、中央アルプスの方に向かって走っていった。このバスは途中、菅の台バスセンターで、一旦降りる。そしてそこからはチェーン付きのバスに乗り換えて、山道を登りしらび平駅に向かう。

f:id:fujikixblog:20190107082112j:plain

その菅の台バスセンターに着いた。私達バス組が先に乗り換え、その後に一般駐車場からの乗客が乗り込む。

その乗客が多い、一気に満員になった。乗り損ねた人も多くいた。一括チケットで購入したメリットが見えた。

f:id:fujikixblog:20190107082305j:plain

満員になったバスは一路駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅に向かった。

つづら折りの道を上がっていくごとに雪が積もってきた。たしかにチェーン付きでないと厳しそうだ。

車窓から見える景色が次第に白色になっていく。30分後、しらび平駅に着いた。

外に出ると、路面は凍って滑りそうになっていた。

ここからロープウェイで一気に千畳敷に上がれる。

満員の乗客はそのままロープウェイ乗り場に並んだ。私達もいざなわれるように流れについていった。

大まかの予想通り、次から次へと交通手段を乗り換えるので、ホテルを出るときから、すでにゲーターまで付けた状態で出発していたので、着替えたり装着しないといけないものはなかった。かつて中学生の頃、広島から修学旅行で北海道にスキーで行くときに、決まりで家からスキーウェアで出かけなければならなかったのを思い出した。飛行機内は暑く、乗り換えの羽田空港での待合はたいそう恥ずかしかった。

そんな経験が生きたのだろうか。私達はスムーズにロープウェイに乗ることができた。

またまた満員になった。ロープェイは白い森の中を駆け上がっていく。

f:id:fujikixblog:20190107082517j:plain

下の雪面を見ると動物の足跡があった。うさぎらしい。いったいどうやってこの過酷な冬を毎年乗り切っているのだろうか。不思議でならない。

ものの数分で千畳敷駅に着いた。

通路を通ると、千畳敷に出る手前のロビーで皆、外界に備えた準備をしていた。

私達も準備をする。

ハーネスを付け、ロープを出し、ヘルメット、ゴーグル、バラクラマ、無線等、大忙しだが、ゆっくり確実に準備する。

登山一年目の私達にとっては2回目の冬季だ。初めてと言ってもいいくらいなので念には念を入れて準備をする。

もう出発している人も多い。気にすることはない、雪は溶けない。

「登山相談員」と書かれたジャケットを着ているおじさんが皆に注意喚起している。

「一人では宝剣岳にのぼらないでー」とか言ってるのを聞いて、出発前から悩んでいた宝剣岳を諦めようと思った。宝剣岳とは千畳敷カールを上がった場所にある、尖った岩稜だ。なだらかな木曽駒ヶ岳とは全く異なり、危険地域に属している。

相談員のおじさんが一人の男性登山客にむかってなにか言っていた。

その登山者は古いアイゼンを付けていて、ストラップが弱々しい紐でできている。

装備全体も、すこし頼りない。

f:id:fujikixblog:20190107082708j:plain

相談員のおじさんは彼に「そのアイゼンで行くの?だめよそれは、行けないよ」

と制止していた。

登山者はゆうことを聞かず「上で友達と待ち合わせている」と言っていた。

それでもなお、相談員のおじさんは登山を辞めるよう言い聞かせていた。菅の台に登山屋さんがあるからそこで買ってきてください。と言った。

しぶとい相談員の説得に、応じた登山者はその装備での登山を諦めてくれた。良かった。

 

一部始終を見ていた私はすっかり出遅れてしまった。学ぶことが多かったのでそれでよし、と、アイゼンを持って外に出た。

とそこに先程の相談員のおじさんが私達に喋りかけてきた。

「宝剣登るの?」

「登らないです」

「ロープ持ってきて偉いね、中岳の下りとカールの下りはしっかりロープで繋いでおいてね」

「はい!」

などなど、一通りいろいろアドバイスを受けた。

先程の登山者の件があったので、少々ビビっていた。

おじさんの審査を無事終えた。

視線を外に向ける。

私達は初めて美しい千畳敷を見ることができた。

真っ青な空に輝く白い峰々、美しい。

風もなく、ガスもない。最高の一日をはじめてきた私達に恵んでくださった神様に感謝だ。

 

f:id:fujikixblog:20190107082842j:plain

さあ、いよいよ、登山の始まりである。

 

今回の装備

アイゼン ペツル リンクス

重いけど、前爪が縦爪でアイスバーンに強い。

ザック マムート トリオンガイド45L

拡張性能抜群で無限に入る気がする。

エストベルトが外せるのも良い。

ブーツ スカルパ モンブランプロGTX

軽くて動きやすく、甲高の私にもピッタリの形状。

 

続く

www.yamakamera.com