山と僕とカメラ

山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

一眼レフのレンズノススメ、ボケるレンズには秘密がある。F値だけではありません。

一眼レフの醍醐味であるボケ味について

少し前の記事に写真の「ボケ」に関して記述しました。

ここではもう少し掘り下げていきましょう。 

一眼レフカメラで、前後が「ボケ」て目標物がくっきり見せれる描写、これを「ボケが効く」、とか言いますね。ゆるふわ〜なアレです。

一眼レフカメラのレンズには、ボケを作れるレンズが豊富にあります。

そもそも、おそらくですが、カメラの歴史から言ってこの「ボケ」というのはそもそも良くない、必要ないものでした。逆に「絞り」を、絞って、より精細な描写を印画紙に残そうとしたはずです。ボカして撮るというのは、被写界深度の問題、さらには発光量の大きさを技術的にいったん克服した後の、機械として残された機能を使って、表現する割と現代的な副産物としてのカメラ独自の撮り方なのだと思います。

活版印刷が、今では凹みがあるのが活版印刷だと思われているのと同じかもしれません。

 

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冬季 関西の名峰伊吹山に登った時のこと 後編

さあ、後半です。登ります。

(前編↓)

www.yamakamera.com

 実のところ、ここまでの積雪の山の登山は初めてでした。

スキーにも学生時代以来、行かない私なので、緊張半分ワクワク半分、それら2つを「大丈夫かな?」という不安が覆いかぶさっている感じです。

伊吹山では周りは皆さん慣れてらっしゃる人が多く、そのおかげで少し安心、不安と緊張をふきとばしていただけました。よくないけど。でも、急に天気がかわったらどうしようとかは、考えちゃいますね。この日は丸一日晴天の予報でしたが、事故ってのはその予報が覆った時に起きそうです。ドキドキ。

とはいえ、気持ちいい天気です。本当に。

いつか行くであろう涸沢、穂高のシミュレーションとしてもぜひとも冬の伊吹山は登りたかったので、そのモチベーションはおおいに筋肉に助けとなりました。実際今考えると、登っててよかったと思います。雪山うんぬんとは別として、目的地までの距離感、とくにこのように雪一面の指標の少ない、距離感の掴みにくい時の「もうすぐだ」と思い込み、ペース配分が乱れてしまうことを如実に感じました。本当、なかなか上につかないのです。

振り返ると先ほどの避難小屋の大きさが毎回変わるので、ああ、ここまで上がったんだなあと、わかる程度です。

伊吹山は次第に勾配が上がっていく斜面です。だらだらゆるい斜面を登るのと、急勾配を一気に上がるのを両方楽しめます。前者は苦手ですが。

この積雪の下に、樹木が埋まってるのかと思うと、何メートル積もってるのか、驚きです。たしか秋に登った時は、数メートルの木々が生い茂っていたのでそれ以上ですよね。

標高が上がるにつれ気温は下がってきます。たしか100メートルで0.6度下がります。なので、4,5度は下がります。それと、運動による体温の上昇がプラマイゼロになるタイミング、ありますよね。気持ちいです。

隣や後ろの人と、励まし合いの挨拶をしつつ、上に上がります。まだ下山している人がいないから、ペースは遅すぎることはないようです。一歩一歩、怪我しないように登ります。スキーを背負って登ってる人を、初めて見ました。クレイジーだなと、思いました。この時は、北アでさらなるクレイジーに出会うこととはつゆ知らずのジャンイチでした。

↓クレイジーなBCのツワモノ達の記事

www.yamakamera.com

ところで、装備の中でゲーターというものがあります。

これは時には、そして個人個人、あっても無くてもいいのですが、それには、目的がいくつかあるからだと思います。

1,ズボンの中に雪が入るのを防ぐ。

2,ドロ汚れを防ぐ。

3,靴に異物が入るのを防ぐ。

4,防水。

などなど、かなりの働き者です。

今回は、1です。インナースパッツ付きのズボンを履いている人は、必要ありませんよね。私もそうですが、隠れた目的

5,アイゼンの爪で高価なパンツを傷つけるのを防ぐ。

これ、私にとってとっても大切のです。。。

傷がつくのもいやですが、そこから雪や水が入って凍傷とかなったら、目も当てられません。

で、これの名称はスパッツなのか、ゲーターなのか、ゲートルなのか、脚絆なのか、いったい何が正解なのでしょうか。 

八号目付近まで来るともう斜度が素敵なことになります。

初体験の時は、ここでみんなヒー!となるでしょう、私もなりました。

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30度くらいでしょうが、気分は60度です。

そしてこのふかふかの雪です。トレースを逃すと、筋トレです。

ちなみに愛用の赤いザックはオスプレイのバリアントです。

この日は52リットルの方を持っていきました。

バリアント37リットルも持っています。それでも荷物は入ったのですが、冬は出し入れさえもダッシュでやりたいので余裕のある大きな52の方にしました。正解でした。

 

これについては、またレポートをアップします。

 

で、先人のステップをありがたく頂戴しながら、登りつめていきます。

そうそう、そろそろ山頂かな、と思う直前、着込みます。少し暑いんじゃないの?と思いながらも、でも、どの山でも冬は、山頂はそれまでとは天候が違ってました。あの向こうから来る北風にやられると。今回もそう判断して一応着込んでの山頂アタックです。

状況に遭遇してからの対処は非常に大変なんです。雨降ってきて、カバンから雨合羽出すのと同じで。なので、念には念を入れて。暑かったらまた脱げばいいし。

 

で、とうとう上がりました、登りました。見えました山頂らしき建物が。

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あれはなんでしょうか。

さらに登っていきます。ここまで来るとトラバースで徐々に登る感じです。

そして、なにやら祠が見えてきました。きっとあれがゴールです。人もいます。

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到着です!

やっぱり気温が下がって、風が強いですー!

でも景色サイコー!

来てよかった、頑張ってよかったと思える瞬間ですね。

風でできた波紋も美しい。

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とりあえず、記念写真をとっとと済ませます。

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山頂部は平らなので、無風ならとても楽しいでしょう。

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一面雪をかぶった山々が見えたす。ため息が漏れますね。

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ちゃちゃっと、ご飯を食べて下山です。

伊吹山は火気厳禁と聞きましたので、山専ボトルに入れたお湯でラーメンです。

うまし!!!

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ワンタンを追加しました。

トッピング、楽しいですよねー。入れすぎてお湯があふれることもありますね。

で、下山です下山。

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帰りは近江街並みを見ながら下山になります。

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この斜度が一番大きかったと思います。

行きでは、必死すぎて写真撮れませんよね。

 

帰りは尻セードを交えつつ降りていけるので、非常に楽チンです。

冬の方がやっぱり楽ですね。

 

さあ、早くビールビール。

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冬季 関西の名峰伊吹山に登った時のこと 前編

こんにちは

今回は、関西の人の登山のメッカ、伊吹山の紹介です。

 

伊吹山とは

伊吹山 1337m

滋賀県米原市岐阜県にまたがる独立峰。

3億年前の海底火山でできたとか。

積雪も多く、世界記録があるようです。1182cm。。すごい、、

 アクセスも良く、土日は登山客で賑わってます。平日もちらほら。

麓には有料駐車場がいくつかあります。

 滋賀県民は「いぶきやま」、岐阜県民は「いぶきさん」と呼ぶとか呼ばないとか。

概要(冬季)

夏道はお花をみながらつづら折れの道ですが、冬季は全体的に勾配をひたすら直登で登っていく道です。が、しかし、一合目までは雑木林のつづら折れ道、雨や雪の場合、ぬかるみの過酷な道です。滑りやすいので注意。

二合目からは抜けの良い登山道になります。ちらほらとトイレもあります。(冬季不可)。もともとスキー場だったため、広々とした登山道です。

五合目あたりから勾配が急になります。冬季は直登で登れます。

頂上は北からの風が強く、なかなかの極寒です。物陰でご飯を済ませるか、とっとと下山しましょう。

下りは、転倒に気をつけて下山しましょう。

装備は、アイゼンが必須です。スノーシューは意外と勾配がきつい為かしんどいです。

ピッケルは一応あればいいです。ストックの方が便利かも。

 

アクセス

今回は例によって電車とバスでのご紹介です。

私はなるべく早く到着してゆっくり上がると安心できるタイプですのでなるはやでスタートです。

おすすめ時刻(土日)

JR

大阪駅(0519)〜近江長岡駅(0748)

バス

近江バス

近江長岡(0807or0845)〜登山口(0823or0901)

 

近江長岡駅では待合室に何組か登山客がバスを待つ間、装備の準備をしてます。

タクシーも何台か待ってますので、3人以上ならタクシーもお得です。早くスタートできますし。

 

私は帰りのバスのことは、焦るので良くないので、あまり考えないようにしてますが、バスの便が少ないので、一応記入しておきます。

伊吹登山口発近江長岡駅行き

土曜日

1430、1649、1730

日曜日

1430、1605、1730

 

では、以降、時系列にそってレポートします。

 

大阪駅

地下鉄がまだ動いていないので、タクシーでささっと、大阪駅にいきます。

大阪駅はすでにちらほら人はいます。都会ってすげえ。

朝まで飲んだ人が9割の車内、なんでしょう、この素敵な違和感、前日に体調バッチリ、早寝早起きの私とは裏腹に、とてつもない匂いと疲労感を抱えて、帰路につく彼ら。お疲れ様です、今度は我らが疲れてきます。新快速はまだ出てないので、普通列車に乗って米原にレッツゴーです。

トコトコ電車に揺られ、例によって京都駅でダッシュ乗り換えです。慣れたもんです、みなさん。車内で朝ごはんをいただきます。お腹壊しちゃ嫌なので、あまりトリッキーなものは食さず、イチローのようにいつもの朝食をいただきます。炊き込みご飯のおにぎりと、ポカリ。登山開始一時間前の食事が、なんとなく自分にはあってる気がします。

 

 近江長岡駅

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さらに走ること1時間で米原、そこから乗り換えて近江長岡駅到着です。

もうね、じわじわ見えてくるんですよ、車内から、勇姿が。

近江長岡駅からは伊吹山がしっかり見えます。もうドキドキが止まりません。

焦る気持ちをおさえつつ、ここでトイレと身支度を済ませます。

登山口のバス停から登山口まではすぐそこなので、もう、臨戦の態勢で大丈夫です。

タクシー一緒にのいりませんか?と言える勇気がない私は、素直にバスを待ちます。

バスの乗客はほとんどが伊吹山山頂を目指す人ばっかりです、そして皆が思うのす。「なぜそこに寄るのかジョイ伊吹」、と、思っても口に出さず礼節を重んじ、歩けば一時間かかる道を15分で運んでくれるこのバスに感謝し、下車しましょう。

 

登山口

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登山口には神社があり、無事の登山を祈ってレッツゴーです。入山料を募るお箱もありますので、お忘れなく。

今は左のパイロンのところに建物ができていて、そこが登山届けを出すところになってます。地方行政によって、積極的なところ、消極的なところ、否定的なところ、というのがよくわかります。なので、入山料はしっかり払って楽しいよアピールです。

百名山にはいってるってのもあるんですかね。

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で、いきなりもう雑木林の道に入っていきます。ここは、アイゼンではなく、ノーアイゼンか、チェーンスパイクがオススメです。雪道とはいえ、下の岩やくぼみに接触することもありますのでフルアイゼンでは足首をひねる可能性があります。私だけかもしれませんが。。。

 雪山は、少し重くなりますが、チェーンスパイクと、アイゼン両方持っていくようにしてます。

当日まで積雪状況はわかんないし、体力云々以前に、怪我したら元も子もありませんので。

で、登山道ですが、気持ちでいうと、ここが一番しんどいです。足場は悪いし、景色もないし、何回折り返すのだ。一合目までは忍耐で頑張りましょう。そして、冬だからと行って厚着はいけません。ミドルレイヤーでまだまだ十分です。暑くなって汗かいてしまっては後半厄介です。寒いくらいがちょうどいい。冬にマラソンでコート着る人はいません。で、一工夫、一番にアミアミファイントラックがオススメです。汗が帰ってこないので、べったりもしないし、汗冷えもしないし、乾きやすいし、言うことなしです。一枚多めに着るデメリットは皆無です。もうこれなしではいきてゆけません。

上だけでなく、下もあります。でもこの上にコンプレッション系を履くの、難しいんですよねー。私はつま先でつまみながら履きます。

テント泊の山行でもこれを着ると、匂いが気にならないです。鼻づまりの影響かもしれませんが。ミレーのも良いみたいですね、

登山者あるある「服の着こなしより、レイヤリングが気になる。」

 

一合目到着、いざ伊吹山

雑木林を抜けますと、建物があって、ここにベンチがありみなさん休憩や準備をしてます。さあ、ここからがほんとの登山です。

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未だ伊吹山山頂は見えませんが、見晴らしはよく、軽快な登山道で広がっています。

抜けが良いし、真後ろから太陽が照りつけてきます。半袖でもいいくらいです。

ステップをいただきながらテクテクと上がっていきます。

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道に迷うことは無く安心して登れますが、いちおう気をつけましょう。

夏道はすっかり消えてトレースやステップが山頂へ導いてくれます。

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伊吹山はチョイチョイ振り返ると良いです。頑張った事実が、麓の小ささにでます。

途中ロープウェイの廃墟があります。

昔ここでマウンテンバイクのレースに出たことを思い出しました。

謎の外国人レーサーが自分のバイクに値札をつけて「FOR SALE」してたのが衝撃的でした。

ですが、今は、目指すは、とりあえず目指すは小さな避難小屋です。可愛くて好き。

避難小屋

避難小屋からさらに勾配が急になります。

ここで、更にレイヤリングを整えたりします。アイゼンが緩んでないかとか、確認です。たまに前の人とか、アイゼンをプランプランで見ることがありますが、おそロシアです。

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さあ、あとは思い残すことがなくなったら、コルを目指してガンガン登っていきます。

振り向けばガンシス、ではなくて琵琶湖ですが、気合い入れて登っていきましょう。

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続く。 

登山をした、その証に、手ぬぐいを買おう。

 登山をするとき、山に登ったその証が欲しくなります。そりゃそうですよね。

で、その証といえば

 その1

もちろん山頂にて記念写真です。

にっこり笑って山頂の碑と並んで撮影です。いわゆる「証拠写真」ですね。行列ができたりします。ソロ登山は、誰に撮ってもらうか、オロオロします。そういうときは、まず、誰かのを撮る、そして、撮ってもらうとナチュラルです。

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その2

ピンバッジ。地味ですが、意外と人気です。

あの山登ったこの山登ったというのが後ですぐわかりますもんね。置き場に困るけど。

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そして

その3

手ぬぐい。

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なぜかほとんどの山荘やおみやげ屋さんに売ってます。

しかも何種類も。で、この手ぬぐいたち、意外とデザインがオサレで、かつ、日用品としてつかえるので、とても重宝します。

もうなんだったら、下山後の温泉から使えちゃったりします。

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手ぬぐいといえば、昔、東山の金さんの真似をして、剣道の稽古が終わったら手ぬぐいを濡らしてはたきあったものですよね。

 

山頂にお店がない場合も、麓のおみやげ屋さんで買えたりしますので、ご安心、お忘れなく。

 

私のオススメは、やはりジャンダルム手ぬぐいです。まだ行ってないけど。。。

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登山のお土産にもちょうどいいです。

ピンバッジより絶対喜ばれます。

 

 北海道で地震がありました。緊急時に備えを

    

   

 

 

 

カメラのボケ感について考えてみた結果。

こんにちは

ジャンイチです。

 

カメラマンなので、今日はカメラの醍醐味、ボケ感について考えてみようと思います。

 

最近は一眼レフでなくともスマホで画像にボケ感が得られます。まるでプロが撮ったかのように、的な感じですね。

カメラの仕組みと眼球の仕組みは全然違うのですが、なぜ、ボケ感に違和感がないのでしょうか。

一眼レフでなくとも、全てのレンズ式のカメラで撮ったら、ピントが合っているところ以外はボケます。その度合いが大きいほど、ボケて見えます。

美味しそうですよねー。

でも、ボケ感ってなんでしょう。

実際の見た感じのように立体感がある、的な感じでしょうか?

はい、では。

人間は両目でものを見てます。

なので見たい距離のものが重なったところがくっきり見えて、その前後は右目と左目の視差でずれて見えるはずです。

注意してよーく見てください。

後ろのパスタを見てるときは手前のパスタは二重になってます。

またその逆に手前のパスタを見てるときは奥側は二重になっています。

そこにさらに単眼でも作用しているフォーカスのボケも入っています。

これは、誰でも、見てみるとわかります。人差し指で、ウインナーの、あれですね。

で、脳がすごい処理をしてこんな感じの印象に仕上げてるのです。

すごいですねー、人間て。

レンズでボケを出したいならば、F値の小さいレンズで撮ってみてください。

50mmF1.4とか

35mmF1.4とか

85mmF1.2とか

これらは、夜や暗い場所にも強いので、撮影の幅は広がりますよ。

【初心者】私が登山をはじめたキッカケ。

 私、登山歴は1年ありません。

ですが、この前、北アルプスの山頂にに登れました。こんな私でも。

それまでは、アルプス?てどこなの?てな感じな自分でした。

 

私がなぜ登山にハマったのか。

その理由をなるべく客観的に考えてみました。

 

 

1,体力的苦痛の克服はしていた。

登山といえば、歩き続けることです。

私はもともと長距離移動の運動は苦手でした。

それが、ダイエットがてら始めたジョギングのおかげで苦手が克服できたのでしょうか、実際登ってみると、しんどい、苦しい、疲れた、とネガティブな感じはしませんでした。

 

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2,第一印象の良さ。

初めての本格的登山が立山でした。ここは、取り付きまで交通機関でくることができ、その取り付きから頂上までの標高差はあまりなく、それでいて山頂ではすばらしい絶景が楽しめます。登山に行くと、「死にに行くようなものだ、自己責任で社会の迷惑だ」といったイメージがなかったわけではありません。登山者とは、イメージでは屈強な山男ばかりなのかなと思ってたら、お子様や、ご年配夫婦、単独登山女子、などなど、まるでテーマパークのようなラインナップに驚きました。みな、安全と危険を十分経験値で把握し、その上でより安全側の選択をして登山してらっしゃる様子で、なるほど、これが登山かと、感心しました。集団でいるのですが、各グループは周囲に惑わされず、自分たちでルートを確認し、休憩し、判断している様子でしたこういった行動が減少する街での生活の方が、ある意味、事故が多いのかもしれません。そういったストイックな環境にも惚れました。

 

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3,美しい景色との出会い

写真で十分、といいますが、実際眼球で、美しい景色をみるというのは、登山のモチベーション向上パワーにおいては、それはもうすごいですね。歩いてしか行けない、見れない景色がそこにある。もうそれだけで十分です。

 

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4,美味しいご飯

山頂での楽しみは、やはりご飯ですね。もう何食べても美味しい。特にカップラーメンはミシュランスター確定です。下山後の街でのグルメもたまらんですたい。

 

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5,カロリー消費してるからダイエットかも

登山はカロリー消費が多いと言われています。景色綺麗だし、ご飯美味しいし、痩せれるし、と、食ってるくせに痩せた気になれるのもいいですよね。

 

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6,道は自由に広がっている。

登山道のルートはしっかりできていますが、道のない、ただの尾根だったり、谷だったりするところも多くあります。たまに崖も。物理的な「道」以外に通るべき場所があり、それをコンパスや地図などで、自分たちで判断して進む方角を決める。こんなことは、山以外でできません。

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7,準備が楽しい。

遠足と同じですね。そして、限られた重量範囲内で、荷物を組み合わせる。ザックの容量の選択を何リットルにするか、そして、道具はなるべく軽量、軽いほうが良いのだけど、頑丈な信頼性もほしい。ご飯の量、水の量、ウェアの種類、ブーツの選択、ルートの考察、これほど楽しいことはございません。

 

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8,山で出会う人は皆ナチュラル。

すれちがい、挨拶する人は皆、すがすがしく朗らか。疲れてはいるけど、強制ではないので、心地良さそう。自然は人を美しくするのかな。

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こういった感じで、ズボズボとはまって行きました。

あと、ロープの結び方とかも覚えれますので、何かと便利です。

日頃時間ないときは、関西なので、六甲山が、日頃の登山に最適です。様々な尾根筋や沢があり、飽きません。

 

とにかく、安全に、無理せず楽しみたいですね。

 

面白いのが、登山家にでもなったの?と言われるようになったことです。

では、映画ばっかり見てる人は、映画評論家になったのでしょうか。

まだ雪が残る時期、電車で行く滋賀県の名山「綿向山」に登りました。霧氷。

梅雨ですね。

ジャンイチです。

 

関西で雪山低山といえば、、、はい。

綿向山

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まだ雪が残る時期、それは2月末、滋賀県の名山「綿向山」に登りましたのでそのレポートです。

滋賀県はとってもいい山が多いです。伊吹山、比良山など。

その中でも綿向山は冬は綺麗な霧氷と眺めが楽しめることで人気です。

夏はまだ知らないので、夏に今度登ったらまたレポートしますね。

 

 

綿向山とは

滋賀県蒲生郡日野町北畑に鎮座します。

イメージからしてフワフワ萌え萌えしてる山なイメージですが、全くそんなことはございません。

標高1110mで、割と簡単に登れます。難所もなく軽快な登山道です。

隣に竜王山が連なって周回ルートも選択できます。

鈴鹿の方に雨乞岳があり、御在所岳に向けてテント泊でいくルートもあるようです。

綿向山 - Wikipedia

 

 

というわけで実際に登ってみました

なぜ今、、とは言わないでください。

雪山で美しい霧氷がギリギリ見れる時期でした。

 交通手段は公共交通機関

いつものように大阪駅から電車とバスで向かいます。下車は近江八幡駅

バス停は南口なのでお間違いなく。。。

電車 JR大阪駅ーJR近江八幡駅 1490円

始発0500JR大阪駅発ー京都駅乗り換えー0629近江八幡駅

京都駅の乗り換えが3分しかございませんので、ダッシュしてください。

土日はバスが遅いので、少し遅らせても大丈夫です。

 

バス 近江八幡バス停ー北畑バス停 730円

0700近江八幡バス停ー0800北畑口バス停(平日)

0745近江八幡バス停ー0843北畑口バス停(土日)

土日はバスの始発が遅いのでご注意ください。

近江八幡駅南口にはコンビニはありません。事前のご準備を。

バスは一時間に一本か二本なので、計画的に。

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山に登るとき、その山自体が見れない時がありますよね。あれ、切ない。

見納めなので、しっかり目に焼き付けましょう。

 

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まず登山口へ歩こう

 北畑バス停から登山口までは30分から40分ぐらい歩きますので、ウォーミングアップにちょうどいいです。

がしかし、車道を颯爽と抜き去っていく登山者様の車に、羨んではいけません。全ては下山後のビールのためなのです。強い心で。

牧歌的な光景の中、綺麗な車道の脇を歩いて行きます。目指す綿向山が見えております。 

と、いうまに着きましたよ。

 

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トイレと看板があるところから右手に入ってしばらくいくと駐車場があり、人で賑わっています。ここから川ぞいに歩きます。

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今年、この時期はもう登山口付近は積雪はなく、比較的容易に山の中に入って行けました。

 

ヒミズ谷出合小屋

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雑木林の手前に登山届けを書く場所があります。

綿向山では遭難事故がない、なんてことはもちろんありえません。しっかり届けておきましょう。保険にも入っておきましょう。

 

今回はメインルートの表参道コースのピストンです。

では、ジャパニーズ登山恒例の序盤、雑木林のジグザグ道を登って行きます。

延々と思えるこの登山道、飽きずに足元をしっかり見て歩きます。つづら折りマニアにはたまらないでしょう。

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でも、雪の時期はそれ相応に雰囲気があり、風などで落ちてくる雪に少しだけ感動したりしなかったり。

三合目まで、この苦行にたえると、小屋に到着いたします。

このあたりから植生が変化します。ワクワクしましょう。

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五合目を過ぎますとブナの原生林があります。積雪も増えてきます。

それが山頂まで続いております。これが綺麗な霧氷になるわけですが、今回は時期が終盤だったので、この辺は微妙でした。

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そして、最後の急登を頑張って登りましょう。頑張りましょう。

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七合目行者堂

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そうすると、ワッとひらけた稜線に出ます。素晴らしい光景です。

美しい霧氷

登山客も皆ニコニコ笑顔で見入っています。

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山頂に着くとケルンがあり、そこで皆休憩をしてます。

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無防備な山頂なので、風が強いです。

遠くには鈴鹿山系や伊吹山が見えます。

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「登ってきた甲斐があった」この一言に尽きるでしょう。

ご飯は相変わらずのカップ麺です。

美味しゅうございました。

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しばし霧氷や遠くの雪化粧された山を拝みつつ、下山します。

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下山の記憶のなさたるや、皆さんお感じと思います。

特に疲れるでもない、ただ、行きよりは怪我に注意しながら黙々とおりて行きます。

ぼくはだいたい下りの登山口手前で足をグキッとやってしまうのが恒例ですが、やっぱりやってしまいました。。。ご安全に、、、、

帰りもテクテクと陽気に歩いて帰りましょう。ビールは逃げません。