新大阪から名古屋。新幹線で行くと中途半端な旅気分になる事請け合いの1時間。
「京都を出た」
「そろそろ眠い」
「まもなくー、名古屋ー名古屋」
となる。遠いようで近いようで、やっぱり遠い、そして速い新幹線。
そこで私たちは眠らないように、眠ったら死ぬのだ、という事で、新ゲーム「5文字以上しりとり」を行うこととなった。
ルールは、しりとり、それに加えて5文字以上でないとダメというハイセンスなルールで、なかなか良かった。
「う」で終わり、「ら行」で始める言葉の枯渇にあえいだ。
そんなこんなで名古屋に着いて、そこから特急「ワイドビューしなの」に乗り換え。
乗り換えホームに行くと、なんとなんと、特急待ちの大行列。
すでに乗るべく電車はホームに止まっているので、満席確定。
これは絶対座れないな、自由な席の私たちは。でもこれに乗らないとスタートが大幅に遅れてしまうので、仕方なく入ってみた。
すると、最後部座席の後ろの隙間に人2人入れるスペースがあったので相方をそこに押し込んで、私も入り、無事解決。でもぜんぜんワイドビューじゃない。
これで2時間以上は乗らないといけないのがなかなか辛かった。
途中、塩尻で乗り換え。
ここからは、指定席がある。少しばかりだが、ゆっくりできる。
ここまで来ると、登山客が目立つ。
早朝出発が基本の登山で、昼出発になる今回の登山。少し不安だが、なんとかなるだろう。
穂高駅に着いた。
ここからは、登山の起点となる「中房温泉」まで行くバスが発車している。すでにバスは来ており、多くの電車の乗客がそのままバスに吸い込まれていった。
謎のくまと記念写真
愛しの乗合バス。
バスはぐねぐね道を駆け上がる。軽トラしか登れんだろうという道を満員のバスがヒーヒー言いながら登っている。
30分は乗っただろうか、無事、私は無事、相方は、ゆられすぎて軽度の車酔いになり、中房温泉に到着した。
登山に向かう客よりも、下山し、温泉に向かう客のほうが多かった。羨ましい限りである。若干天気が悪い。
12時、新大阪で買ったオニギリをここで食べ、いざ、「表銀座で行くステキな槍ヶ岳縦走」が始まるのであった。
続く