山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

北穂高岳敗走記 その1  出発編

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この連休は、以前から決めていた「剱岳登頂」。

で、タイトルが北穂高となっている理由というと、天気。

この連休、雨が降り続くらしく、C→C→B、とまるで往年のバンド名のような予報だ。

とはいえ、行ってみないとわからないのもあるし、行っても、剣沢で何もせず2日間という可能性もあるし、相方も雨の剱岳は恐ろしい、という事もあったので、急遽、変更。アルプスの中ではまだ予報がマシだった涸沢周辺に行くことに。

バスでの移動なので、富山便予約キャンセル、そして、上高地便予約。これがなかなか手強くて、さわやか信州号はもちろん満席、仕方なく名古屋から新穂高西穂高岳、もしくは名古屋から松本で乗り換えと、色々模索検索していると、チラホラ先程の大阪ー上高地便が空席が出てきたではないですか。おお。すかさず、予約を入れることに成功。おそらくは雨のため、登山を断念した人のキャンセルが増えたようだ。

この作業中に「名古屋ー新穂高」の夜行バスが見つけられたことは、一ついいことだった。大阪からだと、どうしても遅くになってしまうので、このルートをあんまり考えていなかったのだけど、次からこれで行ける。

「前日キャンセルの代金約10000円を取り返す何かを見つけに!」というモチベーションができた。

ということで、起点終点は上高地で。で、どこに行くかと考える。基本テント泊。

基本的に初日雨、最終日も雨、なので行き帰りは楽な行程を。岳沢は雨は危険すぎるので無し、西穂高は、雨ばっかりの場合、何もすることがないので、無し。真ん中の日にアタックと考えると、もうこれは、涸沢から奥穂高か北穂高しかないなと。天気良ければ当然グルっと回って帰ってくるというわくわくコース。

どう行くかは、当日現場判断で。

という提案を相方に出したら、まあ、いっかな、ということで、レッツゴーです。最悪、登れなくても、涸沢deゆるキャンということで。

 

装備の変更は殆どない。剱岳だったとしても、テントをデポして登頂の予定だったので。むしろ涸沢は山荘が多いぶん、食事を持っていくのが若干減ってもいいかなという感じ。

水場も大量にあるんで心配ない。きれいな川も流れているし。そして食事、今回は、縦走ではなく、ベースキャンプがあるので食事は多少かさばってもよい。食べごたえのある「なんとなく調理系」で行くことに。もうアルファ米ばっかりは、飽きた。パスタと、麻婆春雨。前半は雨の中の調理はしんどいので、パンですませる予定。これなら10秒で食事が終わる。行動中、北穂山頂には、カレー、奥穂高でも、美味しい山荘ご飯、帰りにもちろん、徳沢カレーと、贅沢三昧だ。

雨対策としては、レインジャケットとパンツ、そして雨傘に大きめのゴミ袋を多めに。

とはいえ、後半から回復予報なので、お守り程度に。

カメラを持っていくか、最後まで悩んだけど、晴れたらいっぱい撮れるし、持って行かないで後悔するのは嫌なのでとりあえず、ザックに突っ込む。結局、殆ど使われることはなかったけど。

仕事を終わらせ、猛ダッシュで準備、そしてタクシーを捕まえてギリギリ梅田のバスセンターに。持ち込みの食べ物を買う時間もほとんど無く、相方がどうにか見つけてきてくれたおにぎりを持って上高地行きのバスに乗り込んだ。

 

こうして私達は、意気揚々と地獄の涸沢に突き進むのであった。

つづく。

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