山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第二章

 

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鎌ヶ岳、長石尾根ルート

鎌ヶ岳、長石尾根ルート。はじめてのコースなので、気をつけながら入る。出だし迷うと致命的だ。最初は川を越える。相方がジャンプした時、少々足をひねる。大丈夫そうだ。そして、早速出だしから迷う。左に行くところを右に巻いてしまった。 

 

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どこもそうだが、尾根の登山道に入るまではどこからでも登れそうな雰囲気なので、15分ほどロスしてしまった。引き返したときに見つけた赤テープ、かなり最初から間違ってたようだ。正しい登山道に入った時の「そうだよね、こうだよね」という整備された道の安心感。いきなり藪こぎで、このまま山頂まで行くのかと、少々びびったところであった。

無事正しい登山道を見つけ、進んでいく。

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鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第一章

大阪からバスで出発

四日市に向かうバスは大阪の梅田の端、スカイビルから出発する。ピンク色のWILLERという会社が運行している。初めて使う。

夜の10時過ぎの出発、そして着くのが4時半、なかなかスローペースの運行だ。距離が長いからではなく、大阪の終電と名古屋の始発に合わせたのだろう。そう、バスは四日市によって名古屋に着く。殆どの客は名古屋に行くのだろう。

 スカイビルに行くための地下道は、なんだか短くなっている。昔は無限に続くと思っていたのだが、大人になるとそうでもない感覚、ではなくて大阪駅北ヤードの開発で、トンネル部分が半分以下になってしまっただけのことである。おとなになって大阪を離れ、たまたま帰ってきた人が、ここを通り、その人は素直に「ああ、昔は雪も積もったし、このトンネルもすごい長く感じたんだけどな、そうでもなかったな、ははははは。」というのかもしれない。

 さて、スカイビルに着いた。バスはすでに待機している。バス停の近くにコンビニがある。バスの食料を買っていざ乗り込む。

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鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳 序章

鈴鹿の鎌ヶ岳、御在所岳に決定するまでの迷走

 

相変わらず寒さの無い1月末、私は今度の2月の連休は長野県などの遠くの山に行く予定を立てていた。

どこへ行こうか。八ヶ岳を目指すのも良いし、唐松岳方面も魅力的だ。今ならまだバスの席も空いている。

八ヶ岳は前回同様、茅野までの高速バスを使う。唐松岳方面はスキー用のバスが出ている。

https://snowmagic.alpico.co.jp

別プランで西穂高独標という案もある。しかし西穂高は、交通のアクセスが微妙に悪い。いい夜行バスがないのだ。

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高山までの直行バスを使うと、ロープウェイの上に着くのは、夕方近くになってしまう。何年か前まで新穂高直行のバスがあったらしいのだが、もうない。

色々調べていくうちに、なんとか岐阜からのアクセスならば昼ぐらいに着ける事が分かった。まず夜行バスで岐阜まで行き、そこから高山までのバスに乗る。そして早めの時間に新穂高に着ける。なんだかサスペンスドラマのアリバイみたいなプランだが、とにかく無事、西穂山荘泊まりというプランも立てれた。

それから数日経った。

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権現山から蓬莱山 雪の縦走 その2

快晴の雪山

ここからは、右手に琵琶湖を見ながらの素晴らしいお散歩トレッキングだ。

前回の雪山蓬莱山も青空だった。今回も。その記憶と経験が、このトレッキングをそう思わさせてるのだろう。もし、去年の雪山登山と今回が吹雪の登山ならば、さぞ厳しい登山コースという記憶になっていただろう。ラッキーが続いている。次回も気を引き締めて挑みたい。そういえば、夏は霧だった。忘れてた。

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ここからはなだらかな尾根なので早速ワカンをつける。アイゼンを付けたままのワカンは付けにくい。ほんとはもう少し長いワカンが正解なのだろうが、私のは小ぶりで前爪ギリギリのサイズだ。

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権現山から蓬莱山 雪の縦走 その1

二回目の雪の権現岳から蓬莱山

今回の登山は、琵琶湖を見下ろしながら楽しく縦走できる権現山から入り、蓬莱山へトレッキングするコース。昨年も行ったのだが、今年も楽しく歩きたいと思う。

ここへのアクセス方法は2つあり、一つは山の西部の「平」(だいら)からアラキ峠を経由して権現山に入るコースと、反対の琵琶湖側から栗原地区の道を通って「ズコノバン」を経由して権現山に入るコースがある。今回は後者のコースで入ることにした。

ここまでのアクセスも容易で、JR和邇駅(わに)からタクシーで栗原の林道まで行ってもらえる。ただし、途中で路面が凍るので、そこまでとなる。

 私達は、例によって早朝、大阪駅にいた。もう、週末の恒例行事だ。まだ暗い街を抜けて、大阪駅に着いた。

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伊吹山 冬の装い 後編

昼食を終えて再出発

昼食をのんびりとったので、結構いい時間になった。

外に出ると、風はそうでもないタイミング。山頂に向けて出発。と思ったが、風は吹いたり止まったりで、吹雪いた時は結構寒い。

ここからは斜面が急になってくるので、夏道はつづら折りの道だが、まっすぐ登ることも可能だ。

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先行している組が通った道をトレースし登っていく。新雪がどんどん降り注いでいるので、トレースにふわっとした雪がつもり消えやすい。

そういえば、ここに来る途中、コンタクトレンズが途中でとれてしまい、予備のをつけようよしたところ、風で吹っ飛んだ。さらなる予備も吹っ飛んでしまい、しばらく裸眼で登っていた。先程の避難小屋に入ったとき、エマージェンシーキットの中にもう一組コンタクトレンズを入れているのを思い出し、事なきを得た。コンタクトレンズは、風に弱い。勉強になった。

 しばらく登っていくと、どうやら相方がペースにおいつかなくなってきた。確かに急で、雪深いので歩きにくい。視界も悪いのでゆっくりと登っていく。ところどころ岩場がまだあるのでワカンを付けるという事もできない。がんばって歩いてもらおう。

随時休憩をしつつ、ゆっくり登っていく。

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伊吹山 冬の装い 前編

伊吹山

伊吹山 1377m 日本百名山のひとつ

その頂にはヤマトタケルノミコトが祀られている、神々の山。

定期的に訪れるようになって、何回目だろうか。

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今回も、天候は良くないが登ることにした。前回登ったときにはほとんど雪はなかったが、今回はどうだろう。多少は冬らしくなっただろうか。流石に去年ほどは積もらないのがもう確定してるのだが、今年も、雪には、伊吹山らしい真っ白な斜面を作って欲しい。

 例によって5時に出発。電車に揺られて、近江長岡駅に向かう。

今回は、ワカンを持ってきたが、新雪でフカフカな感じはしないので、今回は使わずじまいかもしれない。昨年はスキー板を担いでる人がいたぐらいなのに。

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