山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

初めての雪彦山周回 その2

雪彦山は案内が親切

ガンバレの文字に励まされながら、斜面を登っていく。

そういえば、「殺してやる」と「殺す」というのは、にているようでニュアンスが違う気がする。「殺す」は蚊を殺すとかに使う。「殺してやる」はドラマとかで逆上した人が使う。そんな感じ。蚊を殺すときに「殺してやる」とは言わない。自身のリスクを省みないときに「殺してやる」を使うのだろうか。

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 前回

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 ガンバレから続く斜面をしばらく登ると少し平らな場所があった。少し休憩。

目指す山頂がにの隙間から見えている。やや近づいた。

登山道は踏み固められてとても登りやすいし、脇道もないので迷いなく登れる。

木の根が浮き出ているので、踏ん張りに使える半面、滑らないようにしないといけない。ここからは、ややマイルドな斜面となり、心拍もおさまってきた。暑いので水分補給のペースが早い。

各チェックポイントにアルファベットと番号を組み合わせたプレートが設置されていて、それが地図に反映されている。万が一怪我なので遭難したときにいち早く場所を伝達するのに役立つ。

今日はほんとに良い登山日和だ。風もなく晴れていて且つ暑すぎない。初めての山なので、靴をしっかりめの登山靴で来た。ソールが硬く、滑りやすいけど、この先何があるかは不明なのでいたしかたない。ここまでのベストは底の柔らかいトレッキングシューズで充分だろう。それは今、車の中で眠っている。

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初めての雪彦山周回 その1

雪彦山とは

もう関西はどこもかしこもこも山は雪が溶けてしまっている。今回は方向性を変えてまだ登ってない山に行くことにした。

兵庫県姫路市の奥にある「雪彦山

この「雪彦山」、実は複数の山頂からなる峰々の総称だと登りながらはじめて気がついたのはさておき、今回は電車ではなく自動車で2時間。というのも、登山口が公共交通手段がない場所にある。私たちは5時前に大阪を出て、7時過ぎに雪彦山の登山口へと着いた。

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久々単独伊吹山 その3

山頂直下

もう、頂上が見える。前回は右手の林のさらに向こう側を直登した。やはり前回は、少し変わったところを直登したようだ。あれはあれでよかった。

ここから急な斜面になり、ただただ足元に気をつけて登っていく。

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8合目も四捨五入すれば10合目だ。着いたも同然だ。

頂上についてしまえば、後は降りるだけだし、登山は、頂上よりも、もしかしたら、このあたりが一番ウキウキするのかもしれない。昔、子供の頃に作ったプラモデルも、描いた絵も、作っている過程が楽しく、完成してしまうと、ふっと興味がなくなることがあった。今でもそれは継承されていて、自分が撮った過去の写真にはあまり興味がないかもしれない。写真も作り上げていく中で必要な行程を苦労して昇華した後に残されたものである。

いや、そんなことよりも、今は頂上目指して一歩一歩だ。岩場を登りやすいルートで乗り越えていき、やっとこさ、柵のある頂上の稜線に出た。

前回

 

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久々単独伊吹山 その2

伊吹山が見えた

小高い丘付近がかつてスキージャンプ場だったらしい。にわかには信じがたいが、プレートに表記されているので間違いないのだろう。

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そこを巻くように進んでいく。長い直線が、いがいとつらい。斜度ではなく、石だ、石。ここもなるべく端っこを進んでいく。

伊吹山は南側斜面が登山道だから、雪解けが多い。これが仮に西側や北側が登山道ならば、なかなかのワイルドな山になってただろう。

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久々単独伊吹山 その1

 

平日の伊吹山に出発

伊吹山

もう何度目だろうか。いや、失礼、、まだ数度目だ。

今回は平日単独の伊吹山登山、というのも今週は週末に出かけられないので、仕事の合間を縫って平日に来たというわけである。

例によって早朝の電車に乗る。

しかも平日である。私以外に登山者などいない。

いつものルートなのでこの辺の状況は割愛する。

詳しくは過去の記事を参照いただきたい。

私は米原駅で電車を乗り換えて、近江長岡駅に着いた。7時16分。 

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鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第四章

 鈴鹿二日目、朝ごはん

窓の向こうに御在所岳が見える。山頂まで行く赤いロープウェイはまだ動いていない。その御在所岳と私達の間に、大粒の雪が舞っていた。

今日はなかなかの楽しそうな登山になるかな、と生き生きしてきた。

昨日よりも寒くなるかもしれない。でもワカンは確実にいらない。

そう、いらないものが捻出すれば結構ある。2日目はややズルっこしていいことにしていた。ワカンやハーネスなどは置いていこうということになった。ただし、私達は車で来ているわけではないので、どこかに預けないといけない。ロープウェイ駅にコインロッカーがあるが、どうやらまだ空いていないようだ。

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鈴鹿の冬山 鎌ヶ岳、御在所岳  第三章

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 鎌ヶ岳、頂上

曇っていて、風はやや強い。ちらりほらりと、登山者は数えるほどしか居ない。なんだかサクッと到着した感があるのは、隣に御在所岳がそびえているからだろうか。

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お昼ご飯、相変わらずカップラーメンだが、そのごちそうを準備していると、一人の壮年登山者が登ってきた。いろいろ話を聞いた。彼いわく、この鎌ヶ岳や、御在所岳には、ウキウキわくわくな谷がいっぱいあるので冬は嬉しいとのこと。西穂を諦めてここに来たことを伝えると、先日行って来たけど、独標までなら大丈夫だよ。とのお言葉を頂いた。いやいや、風体からしてなにかしら私達と年季とレベルが違うように見える。そんな彼は、右俣だか左俣だかの谷を降りると行って消えていった。

なかなかすごい人だったねえ、と私達二人は熱々のラーメンをすすった。

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