槍ヶ岳から大阪に帰ってきた。
帰ってきたら、荷物をバラして、ごみ捨てと、洗濯に掃除と大変である。
が、意外と洗濯物は少ない。着回し大成功だ。
ゴミもこれが一週間暮らしたゴミかというほど少ない。
テントは洗ってスタジオに干す。
このファイントラックのカミナドームテントは、ほんとに使い勝手がいい。
程よく軽く、程よく広い。
ザックと靴はお風呂で愛情を持って汚れをおとす。ザックは白いので、汚れが目立つ。このザック、アメリカのハイパーライトマウンテンギアという、読んだだけで軽さがわかるメーカーのザックだ。かっこいい。軽い。シンプルで使いやすい。
https://www.hyperlitemountaingear.com
相方は、3日後になんと友人と富士登山に向かうという。
なんともタフである。
ということで、私も週末、久々ソロでどこか行こうかと企み始め、いろいろ考えた。
八ヶ岳、白馬岳、鹿島槍、いろいろ考えた挙げ句、そしてバスの空席を加味し、選択する。
結局、上高地から、岳沢を通って重太郎新道、前穂高、奥穂高、のピストンで行くことにした。
プラスアルファで、北穂高かジャンダルムに登る。
今はネットで情報が豊富に集まる。
記事や動画で、コースの確認をする。
結局、ジャンダルムに行くことにした。
相方の「心がTOKIMEKUほう」という謎のアドバイスの結果でもある。
たまに、いや、しょっちゅう、いいことを言う。
ジャンダルムとは、奥穂高と西穂高を結ぶ岩稜帯に鎮座する一つのピークである。
正確には山、ではないが、「ジャンダルム」という衛兵の名を冠し、登山者に愛されている。垂直にのびたゴツンとした、その容姿が衛兵の帽子ににているからか、はたまた、この長い稜線に鎮座するさまからか、ジャンダルムと名付けられた。誰が置いたかその頂きには、かわいらしい天使のモチーフがある。
今回は、ここがヤマ場となることは間違いない。まさに山場。
私にとっては、決して完全に安全なルートとは言えない。無理なら途中で引き返す。そんな心構えで挑ませていただくことにした。
すこしづつ、程度を上げればいい。無理は良くない。でも少しだけ背伸びしないと先には進めない。そう思う。
そういえば、前回GWにてジャンダルムを奥穂高から見た。
とてもかっこよかった。
Kさんにジャンダルム行った風の写真を撮ってもらったりした。
そして「ジャンイチ」というありがたい名前も頂いた。
これは、もう行かないといけない、そんな気持ちでもあった。
というわけで、仕事を終えると毎晩準備にかかる。
今回は、岳沢の重太郎新道の上り下り、ここは奥穂高への最短ルートだが、それゆえに、傾斜が急。下りが特に危険。ということで、一泊二日の山行はテント泊ではなく、より、荷物の少なくて済む小屋泊に決めた。
食事も小屋で済ませれるので、行動食のみモリモリで大丈夫だ。
前回の荷物から差し引くものは、
テント
シェラフ
マット
トレッキングポール
ガス、食器
逆に追加するものは
ハーネス
ギア
ツェルト
である。
半分ぐらいのコンパクトさになった。背負ってる感覚は半分以下だ。
安心安心。
ザックと靴は同じのを使う。身につけるものは連続性がある方が、違和感がない。
バスはいつも使ってるアルピコのさわやか信州号だ。
ネットで簡単に予約ができる。
出発地は阪急梅田駅のすぐ下なので、これまた簡単である。
というわけで出発の夜を迎えた。
座席は最後尾、意外と空いていたので、空いた隣を使ってかなりリラックスできた。またこうやって上高地に戻るとは、なかなか日本はせまい。
夜が明け、バスは滞りなく、見慣れた上高地に到着した。
いい天気だ。
登るべき山々の稜線が見える。
いざ、出発。
つづく
北海道で地震がありました。緊急時に備えを