山と僕とカメラ

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登山初心者のバタバタ日記

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その8 穂高岳山荘~徳沢編

穂高岳山荘

今田重太郎氏が建設したのが原点、かの秩父宮も宿泊し今では北アルプス穂高の象徴となっているなくてなならない山荘。とても居心地がよく、本棚がある部屋は常に温かい。朝日が入ってくる太陽のロビーではストーブを囲って一期一会の談話が自然と行われる。窓の外は凍えてしまうはずなのに小屋の中はその恐怖を全く感じさせない。小屋番の人たちの心の暖かさが部屋の温度をいくらか上げているに違いない。

小屋はカラカラに乾く乾燥室はもちろん、スマホなどの電源の充電もできる。ここに泊まるということは、イコール上高地に下山し、装備などをスタート時にリフレッシュさせることに等しい。穂高の稜線にこのような施設があるということで、どれだけの命が保たれのだろう。もちろんこの穂高の稜線において、ここが人命救助に無くてはならい場所となっていることは言うまでもない。

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前回

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  • 穂高岳山荘
  •  夜明けのドローン
  • まさかの出来事
  • 朝食
  • 涸沢へ
  • 涸沢に帰還
  • テント場の雪ブロック
  • 徳沢へ

 

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【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その7 奥穂高岳~穂高岳山荘編

奥穂高岳

標高3190m

富士山北岳に次いで日本で3番目の高さを誇る。長野県と岐阜県の最高峰。穂高神社主祭神穂高見神」が降臨した場所とされ、嶺宮が置かれている[13]。南方へ続く稜線には、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムなどの難所がある。

                              (Wikipediaより引用)

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  • 奥穂高岳
  • 穂高岳山荘前出発
  • 雪壁
  • 2つ目の雪壁
  • 登頂
  • ここは360度見事な景色が楽しめる。
  • ひとしきり楽しんだので、下山。
  • 下山完了
  • 担々麺
  • 夕方になり、お待ちかねの晩ごはん。
  • 夕景の撮影
  • 再度、夜景を撮りに
  • 登山者

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ということで、GWの残雪期、昨年に引き続き二度目の奥穂高山頂を目指す。昨年は相方は断念した。でも今年はKさんMさんもいることだし、それに一年の技術の蓄積があるということ、登頂を目指すことになった。本人は思ったより自信に満ち溢れている。

昨年の私はビビりまくっていたが。。。

 

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【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その6  涸沢の夜~穂高岳山荘編

昨日とは打って変わっての快適な涸沢テント場。

青と白の世界。ぐるり穂高の稜線に囲まれた涸沢カール。これが見たかったのだ。

そしてここの日没は早い。明日、登る奥穂高の右手にあるコルの部分に陽が沈む。まだ時間は夕方にさえなっていないが。

日が沈むと一気に寒くなるので、そうなる前に乾いた装備を取り込んで夕食の準備に取り掛かる。

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  • 夕食
    • ピチットシート
  • 星屑とテントの明かり
  • 出発
  • ザイテングラード
  • 8時40分穂高岳山荘到着 

 

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【連載中綴じ】GW残雪期登山涸沢〜奥穂高北穂高テント&小屋泊に持って行った登山の装備を紹介

今回私達が、2019GW涸沢〜奥穂高のテント泊登山で使用した装備をご紹介。

間違った選択もあると思うので、素直に真似しないようにしていただきたい。

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今回の登山要素

 残雪期奥穂高ならびに北穂高アタック、雪山トレッキング、テント泊、小屋泊

6時間の山道を登っていくのでなるべく軽くしたいけど、冬期登山なので外せないものも多い。

基本的に前者がジャンイチ、後者が相方だ。

一日目 上高地ー涸沢テント泊

二日目 北穂高山頂ピストン 涸沢テント泊

三日目 奥穂高山頂そのまま穂高岳山荘 穂高岳山荘小屋泊

四日目 奥穂高~徳澤 徳澤テント泊

五日目 徳澤~上高地

 

  • 今回の登山要素
  • ザック
    • ●Mountain hardwear  サウスコル 70アウトドライ
    • ●グレゴリー メイブン65
  • 登山靴 
  • アウター・ジャケット
  • ハードシェルパンツ 
  • ミドルレイヤー
    • モンベル ウイックロンZEROサーマルジャケット
  • ベースレイヤー 
    • ●上下Finetrack スキンメッシュ
  • アンダーインナーウェア
    • ●Finetrackドラウトセンサータイツ
  • アイゼン
    • ●ペツル リンクス
    • ●ペツル バサック
  • ピッケル
    • ● グリベル  エアテックエボリューション、ペツル  ノミック
    • ● ペツル  サミット、グリベル  ゴースト エボ
  • アタックザック
  • トレッキングポール
  • ヘルメット
    • ● ブラックダイヤモンド ベイパー
    • ●グリベル ステルス HS
  • ハーネス
    • ●ブラックダイヤモンド モーメンタム
  • ゴーグル
    • ●ABOM ONE
    • ●SWANS HELI-XED
  • バラクラバ
  • テント
    • ●finetrack カミナドーム2
  • スコップ
    • ●ブラックダイヤモンド ディプロイ3
  • シュラフ
    • ●FREELIGHT WRAPTA 3.5
    • ISUKA  AIR450X
  • シュラフマット
    •  ●NEMO ZOA20R
    • ●サーマレスト Zライトソル
  • シュラフカバー
  • グローブ
    • ●テムレス
  •  カメラ
  • アダプター
    • ●TECHART LM-EA7 ライカMマウントレンズ - ソニーα.Eマウント電子アダプター
  • レンズ
    • ●VoightLander  ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical II
    • ● VoightLander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical
    • ● VoightLander NOKTON classic 35mm F1.4 SC
  • ドローン
    • ●DJI MAVIC AIR
  •  その他
  • ●ダウンジャケット
  • ●ダウンパンツ
  • ●ダウンシューズ
  • ●サングラス
  • ●キャップ
  • ●炊飯道具一式
  • ●プラティパスを水筒替わり(ホースなし)
  • ●ヘッドライト
  • ●スパッツ、ゲーター
  • ●補助ロープ、カラビナ
  • まとめ

 

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【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その5 涸沢~北穂高岳編

涸沢の朝

まだ朝日は上がってない。穂高の頂上付近には雲は残っているものの、降雨降雪はない。今日の北穂高はGOだ。すでにヘッドライトの明かりが北穂高の登山ルートに見える。頂上で朝日を拝む人たちだろうか。今朝の寝覚めは悪く、何度か寒さで起きてしまった。ただし寝たのも早いので寝たりないなんてことはない。

テント泊からの登山はたとえテントをデポしてても準備に時間がかかる。小屋に比べて。狭いテントの中で、荷物がどこかに消えてしまう。だいたい今使いたい手袋はいつも見当たらない。水場やトイレまでも遠いので、それも時間がかかる原因、更には朝食の準備片付けなどが加算されるとあっという間に1時間が経過してしまう。この1時間が、結局は下山時刻に響いてくるだ。小屋泊は時間の節約にもなる。

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 前回

 

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  • 涸沢の朝
  • 朝食
  • 07時00分 北穂高に出発
  • GW北穂高は沢を直登
  • 10時 北穂高岳登頂
  • 12時 下山開始
  • 14時30分 涸沢小屋

 

 

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【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その4 涸沢到着編 涸沢ナイト

涸沢カール

涸沢カール、言わずと知れた日本有数のキャンプ地。雪山はもちろん紅葉の時期となると無数のテントで賑わう。カールは圏谷と言うくらいなのでその周りに山陵がキャンプ地を囲う。涸沢圏谷では山に向かって左手に前穂高群、正面に奥穂高涸沢岳、右手には北穂高群が迫り来る。それらのアルプスの峰々に180度ぐるりと囲まれている。まさに涸沢に来ないと体験できない光景だ。反対側は東になり、常念岳あたりから上る朝日が拝める。ということで、正面の山々にはモルゲンロートが見れる。

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(去年のモルゲンロート)

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特にGWは開山祭があり、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、穂高岳山荘、北穂高小屋が営業を開始する。バスなどの交通機関も運行を開始するので待ってましたとばかりに登山者が押し寄せる。でも秋の紅葉ほどではないし、登山道もジグザグではなく、雪を直登できるのでこの時期がおすすめだ。ただし、雪崩の危険や、気候の変化で冬山に逆戻りするといったリスクは考慮した上での話だ。

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  • 涸沢カール
  • 涸沢の施設は充実、まさに天国
  • テント泊は思ったより快適に過ごせる。
  • 晩ごはん
  • シュラフの話
  • 雨の行軍、濡れ対策

 

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【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その3 涸沢到着編 横尾〜涸沢

横尾出発 10時30分

横尾から先も雨の様子。登山道は川沿いに凸凹の細い道が本谷橋まで続くはずだ。雪が積もっている場所と石や泥があらわになっている場所が混在している。上高地から涸沢の間で、一番足元を気をつけないといけないのがこの横尾から本谷橋の間だ。

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  • 横尾出発 10時30分
  •  雪崩を聞いた本谷橋 12時
  • コンタクトレンズ
  • デジタル小電力コミュニティ無線機IC-DRC1
  • 涸沢カール到着 14時45分
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