徳沢
上高地のオアシスと言うべきこの場所は、槍ヶ岳や穂高から下山してきた登山者が一息入れるのにちょうどいい場所だ。上高地まで戻ってしまうと、観光客の賑わいが強すぎて、ゆっくりできない。エンドオブ登山としての寄港地が徳沢なのだ。ここには宿が二軒あり、食堂が充実している徳澤園、外湯が入れる徳沢ロッジを使いその中央にある芝生でテントを張る。なんの不自由も感じないはずだ。周りを高い山に囲まれているので風も少なく穏やかだ。
- 徳沢
- テント
- 夕食
- お風呂
- 朝
- 徳澤のカレー
- 上高地
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今田重太郎氏が建設したのが原点、かの秩父宮も宿泊し今では北アルプスの穂高の象徴となっているなくてなならない山荘。とても居心地がよく、本棚がある部屋は常に温かい。朝日が入ってくる太陽のロビーではストーブを囲って一期一会の談話が自然と行われる。窓の外は凍えてしまうはずなのに小屋の中はその恐怖を全く感じさせない。小屋番の人たちの心の暖かさが部屋の温度をいくらか上げているに違いない。
小屋はカラカラに乾く乾燥室はもちろん、スマホなどの電源の充電もできる。ここに泊まるということは、イコール上高地に下山し、装備などをスタート時にリフレッシュさせることに等しい。穂高の稜線にこのような施設があるということで、どれだけの命が保たれのだろう。もちろんこの穂高の稜線において、ここが人命救助に無くてはならい場所となっていることは言うまでもない。
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標高3190m
富士山・北岳に次いで日本で3番目の高さを誇る。長野県と岐阜県の最高峰。穂高神社の主祭神「穂高見神」が降臨した場所とされ、嶺宮が置かれている[13]。南方へ続く稜線には、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムなどの難所がある。
(Wikipediaより引用)
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ということで、GWの残雪期、昨年に引き続き二度目の奥穂高山頂を目指す。昨年は相方は断念した。でも今年はKさんMさんもいることだし、それに一年の技術の蓄積があるということ、登頂を目指すことになった。本人は思ったより自信に満ち溢れている。
昨年の私はビビりまくっていたが。。。
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今回私達が、2019GW涸沢〜奥穂高のテント泊登山で使用した装備をご紹介。
間違った選択もあると思うので、素直に真似しないようにしていただきたい。
残雪期奥穂高ならびに北穂高アタック、雪山トレッキング、テント泊、小屋泊
6時間の山道を登っていくのでなるべく軽くしたいけど、冬期登山なので外せないものも多い。
基本的に前者がジャンイチ、後者が相方だ。
一日目 上高地ー涸沢テント泊
二日目 北穂高山頂ピストン 涸沢テント泊
四日目 奥穂高~徳澤 徳澤テント泊
五日目 徳澤~上高地
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まだ朝日は上がってない。穂高の頂上付近には雲は残っているものの、降雨降雪はない。今日の北穂高はGOだ。すでにヘッドライトの明かりが北穂高の登山ルートに見える。頂上で朝日を拝む人たちだろうか。今朝の寝覚めは悪く、何度か寒さで起きてしまった。ただし寝たのも早いので寝たりないなんてことはない。
テント泊からの登山はたとえテントをデポしてても準備に時間がかかる。小屋に比べて。狭いテントの中で、荷物がどこかに消えてしまう。だいたい今使いたい手袋はいつも見当たらない。水場やトイレまでも遠いので、それも時間がかかる原因、更には朝食の準備片付けなどが加算されるとあっという間に1時間が経過してしまう。この1時間が、結局は下山時刻に響いてくるだ。小屋泊は時間の節約にもなる。
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涸沢カール、言わずと知れた日本有数のキャンプ地。雪山はもちろん紅葉の時期となると無数のテントで賑わう。カールは圏谷と言うくらいなのでその周りに山陵がキャンプ地を囲う。涸沢圏谷では山に向かって左手に前穂高群、正面に奥穂高と涸沢岳、右手には北穂高群が迫り来る。それらのアルプスの峰々に180度ぐるりと囲まれている。まさに涸沢に来ないと体験できない光景だ。反対側は東になり、常念岳あたりから上る朝日が拝める。ということで、正面の山々にはモルゲンロートが見れる。
(去年のモルゲンロート)
特にGWは開山祭があり、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、穂高岳山荘、北穂高小屋が営業を開始する。バスなどの交通機関も運行を開始するので待ってましたとばかりに登山者が押し寄せる。でも秋の紅葉ほどではないし、登山道もジグザグではなく、雪を直登できるのでこの時期がおすすめだ。ただし、雪崩の危険や、気候の変化で冬山に逆戻りするといったリスクは考慮した上での話だ。
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