山と僕とカメラ

山と僕とカメラ

登山初心者のバタバタ日記

雪山

初心者が登る2月の赤岳鉱泉から赤岳登山のレシピ

初心者が登る2月の赤岳鉱泉から赤岳登山のレシピ 去年、今年と2月に赤岳に登ったので、その薄っぺらい経験からですが赤岳登山の参考になれば。 ★今回のコース『美濃戸口〜地蔵尾根〜赤岳〜文三郎尾根』★ 雪山初心者御用達のコース、『美濃戸口〜赤岳鉱泉〜地…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 下山編

暇な小屋生活 小屋の中は昨日とは違い、静かだ。知り合った人たちと団欒という名の暇をつぶして時間をを使う。濡れたものを乾かすエリアには一組のグループがいて、彼らは山岳写真の会の人たち。そんな会があるのかと、一つ賢くなった。 たまに外の様子を見…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 写真撮影編

安心の宝剣山荘 木曽駒ヶ岳からのスノートレッキングを終え、宝剣山荘に戻ってきた。相変わらず狭い通路を通り、食堂に入る。誰もいない。アイゼンを外し、中に上がる。手袋を外して上着を脱ぐ。それらをハンガーにかけて、ストーブの熱で乾かす。天井がガタ…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 宝剣岳登頂編

9時 宝剣岳に向かう 出逢った人達と、お別れを言って宝剣岳に出発する。まずは小屋を出てすぐ右手の斜面にそって進む。ここからまっすぐ宝剣岳に向かって登って行く。宝剣岳の容姿は、東側カール部はストーンと斜面がまっすぐそして雪が深く積もって雪庇にな…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 初日の出編

2020年1月1日 元旦 朝、目を覚ますと、部屋は電気がついて明るく、既に同室の人は誰もいなかった。食堂に降りると、宿泊のみんなが外に出る準備をしていた。日の出までまだ1時間くらいはあるが、初日の出を、思い思いの場所で見るためだ。中岳に行くもよし、…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 年越し山荘編

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 年越し山荘編 木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 年越し山荘編 宝剣山荘 昼ごはんはカレーメシ テント設営 大忙しの宝剣山荘 最後の晩餐 年越し 宝剣山荘 宝剣岳のすぐ脇にある2階建ての山小屋、宝剣山荘。今回…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 登山開始編

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 登山開始編 前回 www.yamakamera.com バスチケットとロープウェイチケット 大きな虹が歓迎 千畳敷に到着 9時50分登山開始 やや迷走 埋まる斜面 11時20分乗越浄土到着 バスチケットとロープウェイチケット 昨年と同じ…

木曽駒ヶ岳 宝剣岳 年末年始 厳冬期登山 準備編

年末年始は木曽駒ヶ岳 昨年と同じく今回も木曽駒ヶ岳にある宝剣山荘で年越しをすることにした。 例によって駒ヶ根までのバスに乗ってお気楽にアクセスの予定だった。だがしかし、年越しをどこの山ですごすか迷っている間に、直行バスが売り切れてしまったの…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その9 徳沢〜上高地

徳沢 上高地のオアシスと言うべきこの場所は、槍ヶ岳や穂高から下山してきた登山者が一息入れるのにちょうどいい場所だ。上高地まで戻ってしまうと、観光客の賑わいが強すぎて、ゆっくりできない。エンドオブ登山としての寄港地が徳沢なのだ。ここには宿が二…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その8 穂高岳山荘~徳沢編

穂高岳山荘 今田重太郎氏が建設したのが原点、かの秩父宮も宿泊し今では北アルプスの穂高の象徴となっているなくてなならない山荘。とても居心地がよく、本棚がある部屋は常に温かい。朝日が入ってくる太陽のロビーではストーブを囲って一期一会の談話が自然…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その7 奥穂高岳~穂高岳山荘編

奥穂高岳 標高3190m 富士山・北岳に次いで日本で3番目の高さを誇る。長野県と岐阜県の最高峰。穂高神社の主祭神「穂高見神」が降臨した場所とされ、嶺宮が置かれている[13]。南方へ続く稜線には、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムなどの難所がある。 (Wikiped…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その6  涸沢の夜~穂高岳山荘編

昨日とは打って変わっての快適な涸沢テント場。 青と白の世界。ぐるり穂高の稜線に囲まれた涸沢カール。これが見たかったのだ。 そしてここの日没は早い。明日、登る奥穂高の右手にあるコルの部分に陽が沈む。まだ時間は夕方にさえなっていないが。 日が沈む…

【連載中綴じ】GW残雪期登山涸沢〜奥穂高北穂高テント&小屋泊に持って行った登山の装備を紹介

今回私達が、2019GW涸沢〜奥穂高のテント泊登山で使用した装備をご紹介。 間違った選択もあると思うので、素直に真似しないようにしていただきたい。 www.yamakamera.com 今回の登山要素 残雪期奥穂高ならびに北穂高アタック、雪山トレッキング、テント泊、…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その5 涸沢~北穂高岳編

涸沢の朝 まだ朝日は上がってない。穂高の頂上付近には雲は残っているものの、降雨降雪はない。今日の北穂高はGOだ。すでにヘッドライトの明かりが北穂高の登山ルートに見える。頂上で朝日を拝む人たちだろうか。今朝の寝覚めは悪く、何度か寒さで起きてしま…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その4 涸沢到着編 涸沢ナイト

涸沢カール 涸沢カール、言わずと知れた日本有数のキャンプ地。雪山はもちろん紅葉の時期となると無数のテントで賑わう。カールは圏谷と言うくらいなのでその周りに山陵がキャンプ地を囲う。涸沢圏谷では山に向かって左手に前穂高群、正面に奥穂高と涸沢岳、…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その3 涸沢到着編 横尾〜涸沢

横尾出発 10時30分 横尾から先も雨の様子。登山道は川沿いに凸凹の細い道が本谷橋まで続くはずだ。雪が積もっている場所と石や泥があらわになっている場所が混在している。上高地から涸沢の間で、一番足元を気をつけないといけないのがこの横尾から本谷橋の…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その2 出発編 上高地〜横尾

アルピコ交通の長距離バスは発車オーライネットで予約。 いつもお世話になってるこのサイト、焦って往路復路が逆で予約してしまいやすいので注意を。予定した日が満席でも、毎日見ていればポツッと空く日があるので辛抱強く。 男女の予約は特に注意、同性で…

【連載】令和の一発目はGWに涸沢テント泊 北穂高と奥穂高 その1 準備編

2019年、平成と令和の本年もゴールデンウィークを利用して残雪期登山。 上高地から涸沢テント泊、北穂高と奥穂高に。 標高 北穂高岳3106m 奥穂高岳3190m 涸沢岳3110m 涸沢カール2300m 上高地〜涸沢の距離約15KM、高低差800m、8時間程度 行程 天気 荷物 服装…

久々単独伊吹山 その3

山頂直下 もう、頂上が見える。前回は右手の林のさらに向こう側を直登した。やはり前回は、少し変わったところを直登したようだ。あれはあれでよかった。 ここから急な斜面になり、ただただ足元に気をつけて登っていく。 8合目も四捨五入すれば10合目だ。着…

久々単独伊吹山 その2

伊吹山が見えた 小高い丘付近がかつてスキージャンプ場だったらしい。にわかには信じがたいが、プレートに表記されているので間違いないのだろう。 そこを巻くように進んでいく。長い直線が、いがいとつらい。斜度ではなく、石だ、石。ここもなるべく端っこ…

権現山から蓬莱山 雪の縦走 その2

快晴の雪山 ここからは、右手に琵琶湖を見ながらの素晴らしいお散歩トレッキングだ。 前回の雪山蓬莱山も青空だった。今回も。その記憶と経験が、このトレッキングをそう思わさせてるのだろう。もし、去年の雪山登山と今回が吹雪の登山ならば、さぞ厳しい登…

権現山から蓬莱山 雪の縦走 その1

二回目の雪の権現岳から蓬莱山 今回の登山は、琵琶湖を見下ろしながら楽しく縦走できる権現山から入り、蓬莱山へトレッキングするコース。昨年も行ったのだが、今年も楽しく歩きたいと思う。 ここへのアクセス方法は2つあり、一つは山の西部の「平」(だい…

伊吹山 冬の装い 後編

昼食を終えて再出発 昼食をのんびりとったので、結構いい時間になった。 外に出ると、風はそうでもないタイミング。山頂に向けて出発。と思ったが、風は吹いたり止まったりで、吹雪いた時は結構寒い。 ここからは斜面が急になってくるので、夏道はつづら折り…

伊吹山 冬の装い 前編

伊吹山 伊吹山 1377m 日本百名山のひとつ その頂にはヤマトタケルノミコトが祀られている、神々の山。 定期的に訪れるようになって、何回目だろうか。 今回も、天候は良くないが登ることにした。前回登ったときにはほとんど雪はなかったが、今回はどうだろう…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その8

走った。 相方をとりあえず無視して走った。私が間に合えば、土下座してでも待ってもらえばよい。 美濃戸口に着いた。バスはまだ発車していないが、今にも動きそうだ。 もうバスには満員の乗客。 はたして、私達の運命はいかに。。 前回 www.yamakamera.com …

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その7

赤岳鉱泉からの下り道、これまでの赤岳の登山道とは明らかに違い、なだらかな道となるので「エンディング感」がある。この道をスタスタと短時間で行き来することがそこからの本当の登山までの時間を有意義に使えるのだろう。がしかし、木の根と石が見え隠れ…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その6

目の前には阿弥陀岳がそびえている。当初の予定ではこの阿弥陀岳の手前の中岳までならば行けるかもしれないと思っていたのだが、どうしても時間的に間に合わなさそうなので、諦めた。初めての山でも、事前に地図を見ながら予定時間を計算しておくと、当日の…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その5

真っ暗な山道を歩く。昨日、明るいうちに入り口付近だけは確認していたので、数ある登山口から迷わず赤岳方面に向かう道を確認できた。ホテルでの非常口を確認するようなものだが、それはあまりした事がない。夜明け前1時間という事もあり、次第に周囲の状況…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その4

お腹いっぱいご満悦。食堂中がご満悦。でも、次の組の時間もあるので、あまり長くはいられない。そそくさと2階の寝室に戻る。いったい何人泊まってるんだろう。 寝室であらためて明日の行程を確認する。明日は、日の出前に出ないと私達のペースでは帰りの最…

【連続登山日記シリーズ】はじめての八ヶ岳 赤岳 その3

アイスクライミングを初めて見たのは去年の今頃、登山を始めて間もない時期だった。私は六甲山の裏にある有名な氷瀑を見に山に登った。そこには本当に凍った大きな滝があった。私達登山者は下からそれを眺めていた。すると上からロープが降りてきて、次に人…